
2025年6月9日イベントレポート
【イベントレポート】スタートアップラボVol.8 ガイダンス&トークセッション

はじめに
2025年6月3日、Lagoon KOZAにて「スタートアップラボ Vol.8 ガイダンス&トークセッション」を開催しました。
今回のイベントでは、昨年度のスタートアップラボ Vol.7を修了した卒業生3名を迎え、トークセッションを実施。さらに、Q&Aや交流会を通して、これからスタートアップラボへの参加を検討している方々に向けて、リアルな体験談や学びを共有していただきました。
本記事では、当日のイベントの様子や登壇者の方々のお話をお届けします。
なお、スタートアップラボのプログラム内容や過去の実績については、こちらの記事をご覧ください!
登壇者紹介
今回のトークセッションには、スタートアップラボ Vol.7を修了した3名の卒業生にご登壇いただきました。それぞれが現在取り組んでいる活動や思いを紹介します。

稲嶺隆敏さん
株式会社Innovia

萩原愛さん
&wakuwaku

神谷乗治さん
株式会社GScale
Jagu’e’r沖縄分科会を立ち上げ、地域のITコミュニティ活性化にも尽力。
Google Cloudを活用した企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に取り組み、特に中小起業や地域起業への支援を通して、技術と地域社会の発展に貢献している。
トークセッション

トークセッションでは、スタートアップラボでの学びや変化、卒業後の活動について、登壇者それぞれの視点からリアルな体験談が語られました。
ここでは、登壇者のお話を抜粋してご紹介します。

スタートアップラボを通して、一番変化があったな〜って思うことってどんなところですか?
やっぱり一番は、起業家ってみんな最初は何者でもないと思うんですよね。スタートアップラボを通して、起業する上での覚悟と、現実味が帯びてくるっていうのが、一番大きな変化かなと思います。
特に最初の頃は、自分が解決したい課題だったり、実現したい世界みたいなところについて、ひたすら自問自答する工程が続くんです。でも、それだけじゃなくて、資金調達の初期フェーズの方法だったり、事業計画の作り方といった、より具体的なところまで学べる。そこが、スタラボで得られた一番大きな学びですね。


スタートアップラボで一番学びになったことや、身についたことはなんですか?
私にとって大きかったのは、最初に作ったロードマップです。
自分の考えを言語化し、計画に落とし込んだことで、行動に移しやすくなりました。
さらに、他の受講生とロードマップを共有し合う中で、『こういう考え方もあるんだ』って新しい視点を得られたのが良かったです。
あと、せっかく一緒に学ぶメンバーがいるので、全員と必ず話してみようと思って動いていて。
そのおかげで、10人分の視点や考え方に触れられたのは、すごくいい経験になったと思います!


これからどんな事業展開を考えていますか?あと、スタラボで学んだことって、今どう活きてます?
そうですね、ちょうど今、Googleクラウドを使ったデータ分析とか生成AIの受託開発をやっているんですが、まずはこのビジネスを拡大するのが目標です。
その中で、スタラボの卒業生だったり、県内のスタートアップ・ベンチャーのエコシステムの方々とつながっているのが、すごく強みになっていて。そういったネットワークが、営業やマーケティングにもすごく活きているなと実感しています。

質問紹介
トークセッション後のQ&Aタイムでは、参加者からさまざまな質問が寄せられました。ここでは、その中から印象的だったやりとりをご紹介します。
創業を考える上で、副業から始めた方がリスクが少ないのかなと思っていて…。スタートアップラボの卒業生の中にも、副業から始めた方はいましたか?
はい、全然いますよ。 副業からスタートして、いつまでに今の仕事を辞めるか、目処を立てるためにも、 たとえば『いつ頃までにどれくらいの売上を立てたいか』とか、 『どの段階までに事業を形にするか』みたいなロードマップを作るのが大事ですね。 実際、私も12月末に辞めようと思ってたんですけど、その前の2月ぐらいにマネージャーからスペシャリストになって、 ちょっと時間ができたんです。 そこから副業を始めてみて、副業でもいけそうだなって思って、起業しました。 副業は結構、いい入り方だと思います。


僕も、副業から始めるのはアリだと思ってます。 本業をやりながらだと、どのタイミングで副業を主軸に移すかって難しいと思うんですけど、 事業計画を立ててマイルストーンを置いていくと、 逆に本業も頑張れるし、 今のポジションでどこまでやるかとか、 そこで得た経験を副業に活かすとか、 本業と副業のシナジーも整理できるので。 結果的に、もっと頑張れそうだなって思いました。
最近起業したいなって思い始めたばかりで、ビジネス用語とか全然わからないんですけど、それでも大丈夫でしょうか?事前に勉強しておいた方がいいですか?みなさんはスタラボに参加したとき、どれくらいビジネス用語を知っていましたか?
私、全く無知でした(笑)。
ビジネス用語もエンジニア領域もわからない状態からのスタートで、
最初にビジネス本を読んでも用語が多すぎて覚えきれなかったです。
なので、日常的に使われる言葉に少し触れるくらいで十分だと思います。
無理に全部覚える必要はなくて、
実際に人と会って、その人がよく使う言葉を都度調べていくくらいがちょうどいいかなと。
わからない言葉があっても、起業できないなんてことは絶対ないと思います!


スタートアップラボはスクールなので、
そんなにめちゃくちゃ難しい話はしないですし、
わからないことはその場でどんどん聞いてもらってOKです。
心配しなくて大丈夫ですよ。
交流・フリータイム
トークセッションとQ&A終了後は、登壇者・運営スタッフも交えて参加者同士の交流タイムを実施しました。
参加者は2つのグループに分かれ、円になって座りながら、これから挑戦したいことやスタートアップラボへの参加に関する不安などをカジュアルに語り合いました。登壇者もそれぞれのグループに加わり、リアルな体験談やアドバイスを直接共有する場面も見られました。
最後には、登壇者・参加者・運営スタッフ全員で集合写真を撮影し、和やかな空気の中でイベントは無事終了しました。

おわりに
今回のガイダンス&トークセッションを通して、スタートアップラボの雰囲気や卒業生たちのリアルな声をお届けしました。スタートアップラボは、「やってみたい」という気持ちを形にする第一歩を応援するプログラムです。起業を目指す方はもちろん、副業や新しいチャレンジを考えている方も歓迎しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ気軽に説明会へお申し込みください!
あなたの「やってみたい」をカタチにする一歩が、ここから始まるかもしれません!
▼スタートアップラボガイダンス・説明会日程▼
①ガイダンス&トークセッション |6月3日(火)19:00-21:00 ※終了しました
②第1回説明会(8名限定)|6月10日(火)19:00-20:00 ※終了しました
③第2回説明会(8名限定)|6月17日(火)19:00-20:00
※本プログラム受講には原則、説明会への参加が必要です。説明会に参加されていない方は、Lagoonスタッフと30分程度の面談後、受講可否についてご連絡いたします。「説明会お申し込みはこちら」よりご確認ください。
(ガイダンス・説明会に参加された方はこの限りでない。)