2019年12月5日イベント
「UI・UXを考えよう!学ぼう!~農業IoT『てるちゃん』を題材に~」
みなさんは、※UI/UXについて考えたことがありますか?
今回のイベントは、「農業IoT『てるちゃん』を題材にUI・UXを考える・学ぼう!」をテーマに開催されたイベントで、Cloud ON OKINAWAが実証実験を行う、農業IoT「てるちゃん」を題材にUI/UXを学べる貴重なイベントです。
UI/UXについて自由な発想で行われたグループディスカッションは、様々な視点から考察された内容で、12月15日に開催される発表会が大変待ち遠しくなりました。(どなたでもご参加できるイベントなのでお気軽にご参加ください!)
12月15日の「てるちゃん」UI/UX発表会の詳細はこちら
https://www.facebook.com/events/431125774225681/
※「UI」(ユーザーインターフェース)
人とモノ(主にデバイス)を繋ぐ窓口のようなものを指す言葉。
例… WEBサイトに表示されるHPやアプリのデザインなど
※「UX」(ユーザーエクスペリエンス)
人がサービスやモノ(主にデバイス)を通じて得られる体験や経験を指す言葉。
例… WEBサイトに訪れた際に感じる使いやすい、使いにくいなど
農業IoT「てるちゃん」とは?
IoTで農業の効率化を計るをことを目的に開発が進められている「てるちゃん」。
農作業に関わってくる、温度や湿度、照度の確認をセンサーで一括管理を行い、その情報が農家さんの携帯やスマホに通知がいく仕組みです。
今まで行っていた夜間の見回りも、携帯やスマホで確認することが可能になり、作業コストの削減と同時に、採取データによる生産効率の向上に期待ができる農業IoTサービスとなっています。
実証結果の中には、マンゴー農家さんの見回り作業が10時間も軽減された事例があります。
この結果からも分かるように、より多くの農家さんの元にこのサービスが行き届くことで、日本の農産業全体の生産効率向上にも繋がる素晴らしいサービスです。
・てるちゃんのPR動画
https://www.youtube.com/watch?v=bJS2DLt_KHE&feature=youtu.be
・てるちゃんプレスリリース
https://www.kddi-webcommunications.co.jp/news/press/20180807.html
「てるちゃん」のペルソナを考える
多くの人に、このサービスを届けるためには、実際に使う農家さんが使いやすいUI/UXデザインを考える必要があります。
つまり、UI/UXが悪ければ、どんなに便利なサービスだったとしても、農家さんには使ってもらえない。
今回のイベントでは、実際に統計をとった農家さんの※ペルソナを、参考情報として公開することで、参加者全体で「てるちゃん」をブラッシュアップしていく実践的な内容となりました。
※ペルソナ
商品やサービスを売る際に重要になる人物モデルを指す言葉。
https://note.com/imaimai/n/n216be861700a
ネットを使わないガラケー利用の農家さんの場合
スマホ利用が当たり前の時代にはなっていますが、まだまだネットを利用したことがない人たちも多く存在します。
特に農家を営んでいる年配の方々中には、スマホ利用はおろか、ネット利用の経験のない人も珍しくはありません。
現役で農作業に励んでいる農家さんに、そのようなユーザーが多く存在するなら、UI/UXを考える際に、取りこぼしてはいけない大事な観点になります。
スマホ世代だが、クレジットカードを持たないノンキャッシュレスの農家さん
スマホを使わない年齢層の高い農家さんがいると同時に、スマホ世代かつ、農業にIoTを積極的に導入したいと考える農家さんもいます。
しかしそれと同時に、スマホ決済やクレジットカードを持たない農家さんも多く存在し、農家さん全体でみても、決してネットリテラシーが高いとは言えない状態です。
ご紹介したように、「てるちゃん」を利用するであろうペルソナには、幅広い人たちが存在し、その多くは、ネットに対して消極的な印象を持っているユーザーが多いと考えられます。
グループワーク
グループワークは、実際のペルソナを想定して制作された※モックツール(α版)を参考に、「てるちゃん」のUI/UXデザインを考えていきました。
今イベントに参加してくださったメンバーは、デザイナーやエンジニア、ライターなど多様な職種で活躍している方々です。
そのメンバーを3チームに分け、1チームにUI/UXデザイン経験者が2人いるチーム構成で進んで行きました。
※モックツール
ペルソナを想定して制作された仮デザインのUI
UI/UXを考えるグループワークの経過発表
実際にグループワークを終えて各チームの発表を聞いていくと、それぞれのアプローチが異なっており、導き出されたUI/UXのデザインも全く同じものはありませんでした。
各チームの発表の最後には、山口賢太さん(株式会社化バックムーン UIデザイナー)からの総評があり、とても興味深い経過発表となりました。
実際にモックツールを作成した本発表は12月15日(日)
各グループの発表したUI/UXデザインは、それぞれバリエーション豊富で、途中経過にもかかわらず、12月15日(日)開催される発表会が楽しみになるものでした。
12月15日の本発表会イベント情報はコチラ(参加無料!!)
https://www.facebook.com/events/2401471620120553/
本発表会も楽しみですが、「てるちゃん」のモックツール作成にあたって、12月8日(日)にモックツール作成に使用される「Figma(フィグマ)」のUIデザイン講座のイベントを開催します!
*講師を務めるのは、総評を頂いた株式会社化バックムーンの山口 賢太さん
12月8日(日)15:00開催の「Figma」を使ったUIデザイン講座のお申し込みはコチラ
https://www.facebook.com/events/431125774225681/
場所は、もちろん「Lagoon Koza」にて開催予定です。
※先着10名までのイベントとなっていますので、ご興味のある方は是非お早めに!!