2020年8月22日koza makers

レーザーカッターで簡単作成!看板を自作してみた!

こんにちは!Lagoonのヤブです。
2階のミーティングルームの看板をレーザーカッターで制作しました。
今回は、レーザーカッターの基本的な操作で簡単に作れる小さな看板を作成したので、その制作過程を公開してきます!

データ作成って難しい?

レーザーカッターを使い制作する上でのハードルは、「どうやってデータを制作するのか」です。とはいえ、イラストレーターを持っているとデータの作成はシンプルになります。

パスを作成し色を赤(太さは0.2mmがオススメ。大体焼き落としされる太さ)にするだけで、レーザーカッターはその部分をなぞって切断してくれます。

「今後もレーザーカッターを使っていきたい!」と思っている人は、体験版のイラストレーターもあるので是非使ってみてください!
他の無料ソフトでのデータ作成の方法は、要望があれば別の記事として作成します。

シェアオフィス用の看板を制作

今回作成したのは、シェアオフィスに設置されるミーティングルームの看板です。制作に必要な3ステップはこちら!!

では早速設置場所の様子を見に行ってみましょう!
(今回の看板制作の依頼者は、Lagoonスタッフのまさきさんです!)

設置する扉はこちら

今回設置する扉はこんな感じで、約横幅65cmです。
どのサイズがいいかを、今回制作を依頼してもらったシェアオフィスのマネージャーのまさきさんに聞いてサイズを合わせていきます。

扉に対してどれくらいのサイズにしますか?

だいたい3分の1で少し大きいくらいで作りたいので、20cm-25cmの間でお願いします!

アクリル版の端材があるので、それのサイズに合わせながら作ってみましょう。

・・・・・・

ということで、アクリル板は横幅23cmの看板のサイズに決定!

高さは文字サイズに合わせます。

制作する時に絶対に必要なサイズを決めておきましょう!今回の場合は、横幅が全体の見栄えに影響してくるので、横のサイズは絶対必要でした。逆に縦のサイズは、文字に合わせてサイズを調整したらいいので、特に決めずに進めていきます。

データの作成

さあ、サイズの感覚が掴めてきたので、ここからは制作に入っていきます。
データ作成はイラストレーター。「web会議室」という文字を入力し、切り抜き用に4角を作成します。
大体余白も合わせて高さが6.44cm、横幅が23cmの大きさになりました。(※画像はmmになってます。)

今回は、文字の部分はペンキで後で塗っていくつもりなので、文字の部分だけレーザー加工した後にシールを剥がしてペンキしていく予定です。

「赤が切断」という話をしましたが、レーザーパワーを弱くして、スピードを切断時より速くすることで、文字にそって線で彫刻することができます。彫刻時は、レーザーカッターが左右に動き、レーザー光を出したり消したりして調節しているのですが、その分遅いです。今回のようなペンキを後で塗ることを想定する時はこの方法もオススメです。文字の部分しかなぞらないので、その分高速でもあります。

いざレーザーカッターへ!

ここまでで、2つの工程が終わりました。

ということで、レーザーカッターで加工していきます!

レーザーカッターでやることは、大きく3つ。

1つ目は、データをレーザーカッター用の専用ソフトへ加工データを転送することです。

USBでデータを持ち込み、専用PCに入れ、イラストレーターで作成したデータを開きます。
レーザーカッター用ソフト「HARUKA」の立ち上げを確認し、「ファイル→スクリプト→HARUKAへ転送」でデータを転送できます。

2つ目に、レーザーカッターで焦点距離を調整します。
焦点距離調整ツールがあるので、これを使って約1.8cmの焦点距離に合わせます。

3つ目に、HARUKAで使用する素材を選択します。
プリセットに登録されているデータがあれば使用することもできますが、その日の湿度や素材の密度にもよって加工できるか変わってきます。例えば、節の部分は切断しにくく、また彫刻も浅くなります。
なので、切断する場合は先に切断できるかテストした方が安全です。ただ、今回はよく使用しているアクリル2mmの厚さの板だったので、テストはスキップしました。

ここまでできたら準備完了です!HARUKAの再生ボタンから加工を開始していきます!

加工が終了!どうなった?

約10分程度で加工が終了しました。終了後はこんな感じになりました。

ここから、文字の部分を剥がしてスプレーで塗装してきます。


さあ出来上がりは、、、?

web会議室(ミーティングルーム)の看板が完成!

じゃじゃーん!こんな感じになりました!

遠くから見ても、、、

なかなかいい出来ですね!

このように、レーザーカッターは意外と技術ハードルは低いです。
この記事を読むだけで、看板くらいは作れるのではないでしょうか?😆
ぜひレーザーカッター使ってオリジナルの看板を作ってみてください!