

つぎんちゅM&A促進フォーラム
−地域で承継し、成長する沖縄を目指す−
地域の文化や産業を次代へ継ぐこと——それは、沖縄にとって大きなテーマです。
少子高齢化や後継者不足が進む中、企業が次の世代へ事業を繋ぐためには、単なる“引継ぎ”ではなく、“地域の価値を未来へ活かす戦略的な承継”が求められています。
本フォーラムでは「地域に根ざした企業のM&A」をテーマに、戦略的なM&Aを通じた地域産業の発展の可能性を、ともに考えてまいります。

◆ イベント開催概要
日程:11月27日(木) 13:30~16:00
場所:SAKURA innobase Okinawa
定員:50名
参加費:無料
◆ プログラム内容
⚫︎13:30~14:00
【イントロダクション】鶴見 有衣|内閣府沖縄総合事務局 経済産業部 中小企業課長
【基調講演】M&Aが作るこれからの未来~地域にとってなぜ事業承継が重要なのか?~
ゲスト:打田 委千弘 氏|愛知大学 経済学部 教授
⚫︎14:00~14:20
沖縄の文化「酒造産業」を守るM&A
ゲスト:大岩 健太郎 氏|南島酒販株式会社 代表取締役社長
⚫︎14:20~14:40
異業種M&Aでのビジネス展開・挑戦
ゲスト:荒川 大晴 氏|株式会社GO−TAs 取締役
⚫︎14:40~15:00
沖縄の食文化の継承とまちぐわぁーの活性化
ゲスト:清川 勝朗 氏|ポーたま株式会社 代表取締役
⚫︎15:10~16:00
パネルディスカッション「地域企業におけるM&Aのリアル」
各社が思うM&Aにより事業を“継承する”ことの可能性や、地域における必要性についてクロストークを通じて各社の視点で課題や成功要因を議論。

打田 委千弘 氏|愛知大学 経済学部 教授
愛知県出身。立命館大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。博士(経済学)。2012年4月から現職。専門は応用計量経済学、金融論。研究活動としては、主に事業承継に関する理論・実証的な研究を行っている。沖縄県では、沖縄県事業承継・引継ぎ支援センター、商工会議所・商工会、地域金融機関などと連携し、現場レベルでのデータ収集・分析や支援活動を行っている。

大岩 健太郎 氏|南島酒販株式会社 代表取締役社長
早稲田大学 政治経済学部を卒業後、リョーショクリカー(現:三菱食品)に入社し、酒類卸・流通業界での経験を積む。2007年、南島酒販に入社。専務取締役を経て、2017年4月より代表取締役社長に就任。酒卸業としての強みを活かし、県唯一の日本酒酒造や老舗泡盛酒造等をM&Aし、製造・ブランド側の領域にも踏み込み、流通×製造の融合を図ることで、産業の構造変化に対応したりと、地域密着で沖縄の伝統文化を守り続けることに貢献している。

荒川 大晴 氏|株式会社GO−TAs 取締役
滋賀県出身沖縄県在住。関西の医療機関にて理学療法士として臨床に従事した後、沖縄県へ移住。現在は、飲食業・ITソリューション事業・人材紹介業・不動産事業を主たる事業とする株式会社GO-TAsにて、人事および新規事業開発を担当している。弁当屋や飲食店の経営、精肉の業務用卸販売および店舗による小売事業などをM&Aにより承継し、若手ならではの視点で、現場の課題と経営戦略をつなぐ新規事業の創出に取り組んでいる。

清川 勝朗 氏|ポーたま株式会社 代表取締役
大阪市出身で沖縄在住約26年。2014年、牧志公設市場近くにて「ポーたま」を創業し、ブランドとしての整備・拡張を進め、2017年には北谷店、那覇空港店を出店。以降、国内外展開を推進している。2024年、創業約100年のかまぼこ製造販売を手がける老舗「ジランバ屋」の事業をM&Aし、地域老舗の味と技術・歴史を守りつつ、新たな販路・価値創造を目指す。