2023年1月18日起業・創業
沖縄県での起業ステップ~成功する起業の手順とは~
「起業しようと思ったけれど具体的にどのような流れで起業すればいいのだろう」
「起業の仕方を分かりやすく知りたい」
と一度は考えたことありませんか?実は、起業には正しいステップがあることをご存じですか。起業は正しい手順を踏んで行うことで継続し成功する確率を上げることができます。ただ起業するのは登記登録するだけなのですぐにできますが起業を成功させるためには順序があります。この記事では、沖縄で200以上の起業の成功を手助けしてきたラグーンの起業ステップについて紹介していきます。
ステップ0 起業家マインド
【起業は「目的」を達成するための「手段」】
起業してお金を儲けたい、起業して楽をしたいという声はよく聞きますが、これだとビジネスの軸が定まらず失敗してしまうことがよくあります。起業は目的を達成するための手段です。そのために1番大切なのは目的をはっきりさせることです。
「起業して何を実現したいのか」
「起業して成し遂げたい夢は何なのか」
「起業しないと達成できないことなのか」
これらの質問に対して突き詰めていきましょう。
また、Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(するべきこと)の3つの軸が重なることを考えていくやりかたもあります。自分のやりたいこと(Will)を明確にするとともにそれが社会に必要とされているのか(Must)そして自分が継続して取り掛かることができることなのか(Can)。
まず0ステップとして目的・目標をはっきりとすることが大切です。ラグーンの起業相談では、「経験豊富なスタッフと壁打ちすることで目的・目標を考える所」からサポートしています。
また、月に1回実際に起業している先輩起業家をお招きして起業家座談会を開催しております。この座談会では起業家の目標や目的を直接お聞きすることが出来ます。このような体験を通して自分の軸を見つける方法もあります。
ステップ1 起業のためのアイデア
新しくビジネスを始めるのだからアイデアが重要なことは皆さんも百も承知ですよね。とはいってもすぐにアイデアが思いつくようなら誰も苦労はしません。アイデアは日ごろから考えて書き留めておくことが重要です。また、アイデアは自分の経験に基づいたことで考えると考えやすいです。
例えば
現在海で漁師をしている人がアパレル関連の起業を考えるよりも漁師をしていた時の経験から魚の物流などを工夫したアイデアの方が成功しやすいです。起業では今までの自分の経験や技術が他の人にはない大きな武器になるからです。日常からメモを取ることを意識していましょう。
ステップ2 事業計画書作成
ここではアイデアを具体化し、実現できる形に落とし込んでいくステップになります。事業計画書を具体的に細かく書くことで、そのビジネスは継続しやすくなります。また、融資も受けやすくなります。そのためにこのステップはとても重要なステップとなります。ラグーン流の事業計画書を書く前にもう一つ大事なことを決めなければなりません。それがビジネス形態です。
ビジネス形態
ビジネス形態は大きく分けて2通りの分け方があります。オーナー型ビジネスかスタートアップ型ビジネスです。このビジネス形態は後々変えることができないので最初に決めなければなりません。このビジネス形態の違いで利益の算出の仕方も違います。詳しくはこの記事をお読みください。
事業計画書
事業計画書はビジネスを始めるうえでの設計図です。設計図が正しくなかったり、ずれがあったりすると家が建ちません。それと同じで設計図である事業計画書を正しく書かないといけません。その方法の一つが5W2Hを深ぼって行くやり方です。What(なにをするのか)When(いつするのか・いつ始めるのか)Where(どこでするのか)Who(誰に向けて誰がやるのか)Why(なぜこのビジネスをやるのか)How(どのようにやるのか)How much(利益はどこでどのようにだすのか・どのくらい利益が出るのか)をとことん考えていきます。
この順番や深掘りの仕方にもコツがあります。ラグーンでは同じ時期の起業家や起業前の仲間と共に事業計画書を考えるスタートアップ・ユニバーシティという講座を運営しています。ここでは、実際に起業している先輩起業家や今から起業する仲間と共に事業計画の立て方を勉強できます。このプログラムで考えた事業計画を基に事業計画書を書いてみましょう。
ステップ3 起業のための具体的な準備(ヒト・カネ・情報・モノ)
カネ
起業資金 – 自己資金 = 融資などで確保すべき金額
開業後の資金がいくらになるのかを計算した後に、自己資金がどのくらいになるのかについて考えましょう。開業してから固定費を数ヶ月分を開業資金として計上しましょう。何ヶ月分の支出に備えるかは業種や事業戦略によって異なりますが、3ヶ月以上を想定しておくことが大切です。
融資以外の方法
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、どんな方法で、どのくらい準備したらよいのかラグーンでご相談ください。また、ラグーンでは、沖縄県内で起業する方へ沖縄銀行や琉球銀行の融資担当者を紹介した事例もあります。また、沖縄県外在住のベンチャーキャピタルや投資家を招いたイベントを開催するなど、様々なサポートを行っております。
ヒト
起業するときには共に働いてくれる仲間が必要ですよね。ただ、大切なことを先にお伝えします。起業当初の仲間はとても重要なので慎重に声をかけないといけません。以下の3つの点について考えてから声をかけましょう。
・優れた技術より同じ方向に向かって共に働ける人。
・起業当初は人件費(固定費)を払うことが難しいこと。
・会社が大きくなっても信用できる人。
モノ・情報
モノ・情報に関しても費用をあまりかけたくない部分です。ただ、情報より大切なものが人脈です。多くの人に応援されているビジネスは自然と情報・ヒト・モノが集まってきます。そのためにも人が集まる場所に積極的に顔を売りに行くことが大切です。思いもよらない情報や人に出会えるかもしれません。
ステップ4 登記の準備
登記にも種類があります。まず大きく分けて法人と個人事業主があります。また法人の中にも株式会社・合同会社など様々です。
個人事業主の場合の手続きは、開業から1ヶ月以内に税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出するだけです。費用もかかりません。
法人契約する場合は、公証人役場、法務局、税務署、年金事務所、労働基準監督署での手続きが必要です。詳しいやり方についてはまた別の記事で紹介いたします。
起業したい人向け
起業を志望する方向けに起業に必要な知識が得られるコンテンツを提供しています。
一つ目は、これから創業する「起業準備中」の方と、起業直後の「かけだし起業家」のための、創業期特化型の超実践的起業支援講座「Startup Boot Camp~ゼロからの起業~」の開催。
本講座では、4ヶ月の受講期間内で、創業期に知るべき最も重要な事柄を身につけ、力強くまわりを巻き込むことのできる創業ストーリーを描き、起業家としての確かな第一歩を踏み出すことができます。
参加者は、20代~50代、沖縄から東京と幅広い層の方にご参加いただいています。(BootCampについてはこちら)
二つ目は、沖縄で創業を目指している方、また現在の事業でEXITまたはそれに準ずる目標を目指している方を対象とした「OKINAWA STARTUP UNIVERCITY」というプログラムも実施しています。
本プログラムでは、シードステージかたEXITするまでに必要な知識を体系的に学び、スタートアップの行動変容を促す約6ヵ月間のアクセラレーション・プログラムです。(OKINAWA STARTUP UNIVERCITYについてはこちら)
また、これらの他、スタートアップやメンターの出会いの場としてピッチコンテストや、沖縄をハブとして国内外の起業家や投資家が集まり、出会いや学びなどが得られる県内最大のスタートアップイベント「OKINAWA STARTUP FESTA」なども開催しています。
まとめ
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
このように、起業にはステップごとに気を付けることがあります。起業を考えている方はまずは、インターネット等を利用して情報を収集してみましょう。また、起業したい人向けのイベント・講座を毎月開催しているのでラグーンウェブサイトをチェックして
LagoonKozaでは、「社会を良くしたい!」「自分で何かビジネスを立ち上げたい」という1歩踏み出すあなたにに寄り添い、失敗にも成功にも伴走します。
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