2025年5月15日イベントレポート

【イベントレポート】麻生氏×先輩起業家が語る創業期のリアルな話|『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP説明会

4月25日(金)に、プログラム講師を務める麻生要一氏や先輩起業家ゲストから、創業直前・直後の生々しい話が直接聞ける『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP説明会&トークセッションを開催しました🔥🚀

当日は40名ほどの参加者が来ていました。今回のイベントはLagoon KOZAの過去スクール卒業生が集まる機会として同窓会という面も備えており、多くの方が参加をしてくれました。20代から50代の幅広い年代の方が集まり、それぞれが教育分野に関心があったり、IT分野、飲食、健康・ヘルスケア、ソーシャルビジネスなど、多様な領域での関心がうかがえる場となりました✨👀

説明会のゲストとしてSTARTUP BOOT CAMP卒業生・先輩起業家の上原宇行さん、嶺井政哉さん、粂川有歌子さんをお招きし、創業直前・直後のリアルな話を伺いました。また、STARTUP BOOT CAMPへの想いを講師の麻生氏より語っていただきました!

超実践型創業支援プログラム「STARTUP BOOT CAMP」とは?

STARTUP BOOT CAMPとは、「創業事業設計」「顧客開発」「創業期の資金調達」など創業初期に必要なスキルや知識を体系的に学ぶことができる、創業を目指す方々や独立して間もない起業家のために設計された創業支援プログラムです。
プログラム講師は、起業家・投資家・経営者と多面的な顔を持つ麻生要一氏。それぞれの立場を経験した麻生氏が、創業初期によくある失敗を防ぐために必要なノウハウを実践的にレクチャーします。

プログラムの詳細が知りたい少し話を聞いてほしい!という方はお気軽に無料面談へお申し込みください✨🙋

講師紹介:麻生要一氏

麻生要一 起業家/経営者/投資家/アーティスト

筑波大学附属駒場中高、東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。社内起業家として株式会社ニジボックスを立ち上げ、創業社長として150人規模まで拡大。リクルートホールディングス新規事業開発室長として1500の社内起業家チームの支援、TECH LAB PAAK所長として300社のスタートアップを支援。2018年に独立後、複数企業を同時に創業し、2024年にアルファドライブを再度カーブアウト予定。30社超への投資実績も持つ。沖縄・コザにKOZA ENTREPRENEUR ART GALLERYを開設し、アーティストとしても活動中。

先輩起業家ゲスト紹介

SlidePlus株式会社
宮城新さん

シリーズC調達直後のSansan株式会社へ2016年入社。約5年エンタープライズ領域セールス責任者を歴任し、2019年IPOを経験。その後、インサイドセールス東日本統括、事業開発室にて「請求書受領サービスBill One」の新規ソリューションを開発。

ビリーブ・ハウス園長
比嘉 麻里萌さん

沖縄育ち。高校卒業後カナダ、フィリピンへ語学留学。コスタリカ、ウルグアイへ”幸せとは”をテーマにした哲学留学の経験あり。世界の平和に貢献できる人になる事を掲げ、次世代教育としての沖縄市こども議会の運営や多文化理解のため国際交流支援に携わる。自身の育児経験や沖縄の貧困問題に着目したモンテッソーリエッセンスを入れた夜間保育園ビリーブ・ハウスの園長に就任。

株式会社ライフシフト代表
嶺井政哉さん

2020年に「介護の現場に寄り添い、愛をもって介護DXを実現します」というミッションのもと介護現場の業務効率化を図るためのDXツールの提供等を行う株式会社ライフシフトを設立。

パネルディスカッション|創業期のリアルに迫る

Q1. 創業準備中や創業初期に「やってよかったこと」は?

当時の僕は、とにかく“誰からも理解される事業”を目指していました。でも講座のDay2で、『理解されないくらいの事業の方が、社会にとって本当に新しい価値になる』と教わり、衝撃を受けました。実際に自分のアイデアを掘っていく中で、周囲に理解されなくても信じたいものにこそ、自分の原点や信念があると感じられるようになりました。

最初の頃は、“なんとなくこうしたい”という思いだけで動いていて、うまくいかないことばかりでした。でもSBCの中で“なぜそれをやりたいのか”を何度も深掘りするうちに、自分の原体験とつながる“WHY”が明確になって。そこから共感してくれる仲間や応援してくれる人が増えて、一人じゃないと感じられるようになりました。

なぜこの事業をやりたいのか”という問いを深く掘り下げるワークが印象的でした。自分でも見えていなかった動機や価値観に触れたとき、心の底から“これは絶対にやるべきことだ”と思えた。だからこそ、どんな壁が来ても折れずにいられたと思います。

Q2.創業準備中や創業初期に一番大変だったことは?

一番苦労したのは、事業を成り立たせる“お金”のことでした。起業って理想や想いだけじゃなくて、ファイナンスの知識が本当に重要で。補助金や融資、投資など、どう組み合わせてどう使うか。SBCのDay6ではそのあたりを実践的に学べて、本当にありがたかったです。今でも“自分の時間やリソースを何に使うか”という判断は常に悩みます。

実は開園2ヶ月前に一緒に進めていたパートナーがうつ病になってしまい、突然現場に来られなくなってしまいました。準備も山積みで、自分一人で背負いきれるのかと不安でいっぱいでした。でも、その経験を通して、仲間との関係性や自分の限界の見極め、助けを求めることの大切さを学びました。今では無事に開園できて、心から感謝しています。

正直、一番ハードだったのは…妻との喧嘩です(笑)。うちは妻が介護事業をやっていて、僕にとっては一番近くにいる“顧客”でもあるんですよ。だから彼女の意見は厳しいし、遠慮なくぶつけてくる。だけど、だからこそ深く考えられるし、常に現場目線に立ち返らされます。夫婦でぶつかり合いながらも、支え合ってやれているのは幸せだと思っています。

参加者の声

🙋「先輩起業家の話を聞き、自分の未来を具体的にイメージできました」

🙋‍♀️「卒業生のリアルな経験が心に刺さりました。自分も挑戦したくなった」

🙋「モヤモヤしていた思考が整理され、“何をしたいのか”を考えるきっかけになった」

STARTUP BOOT CAMP第6期 募集中!

“なぜ起業するのか”が明確になる4ヶ月の実践型プログラム!

🎯こんな方にオススメ!

2週間に1度のセッションと、毎回の宿題。ひとつずつ取り組むことで、自然と「自分の核」が見えてくる。
麻生要一氏による直接メンタリング、仲間との対話、起業初期に必要な知識と考え方が、ここにすべて詰まっています。
プログラムの詳細が知りたい少し話を聞いてほしい!という方はお気軽に無料面談へお申し込みください✨🙋‍♀️

 

2024年9月10日イベントレポート

【イベントレポート】起業家の挑戦と成長がここに!4ヶ月の成果を披露するピッチイベント|『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP

2024年9月6日(金)、琉球ミライ主催の創業スクール「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」の最終ピッチイベントを開催しました。

沖縄から4名、北海道から2名、さらに今年から新たに茨城から4名が加わり、合計10名の起業家が、4ヶ月間の学びを経て、磨き上げたビジネスアイデアとその成果を発表しました。

イベントには、過去の卒業生、行政機関、金融機関の方々など、オンラインオフライン合わせて20名の参加者が集まりました。

受講生紹介

ピッチイベントでは、受講生たちが革新的なビジネスアイデアを披露しました。その中で、受賞者として選ばれた3名の取り組みをご紹介します。

FUNDINNO賞 宮城 新さん 

『営業の“働く”をスマートに』

“自分らしさを大切にすること”を知り、誰もが仕事・プライベートを両立し創造性を発揮する世界を作りたい

KSA賞 永松 裕士さん 

『言葉にできない想いを魅せる』

言葉にできない悩みや絶望感を抱える全ての人を表現者(アーティスト)にしたい

麻生賞 田辺 貴久さん 

『悩みを聞くことを約束した唯一無二のお寺』

悩みや秘密を安心して話せる場所を提供して悩みのない世界を作りたい

交流会

ピッチイベント後の交流会では、意見交換やネットワーキングが活発に行われました。受講生同士4ヶ月間の苦楽を分かち合う姿や、新たな事業連携のアイデアが飛び交うなど、今後の起業家人生においてかけがえのない仲間との出会いが生まれました。

「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」第6期

「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」第6期は来年度も開講予定です!

スクールについて詳しく知りたいという方は下記の記事をチェック!
創業期特化型起業講座「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」

詳細の講座スケジュールが決定次第、HPでご案内いたしますので、いち早く開講情報を知りたい!という方は下記リンクよりフォームにご登録ください!

 

2024年5月13日イベントレポート

【イベントレポート】麻生氏×先輩起業家が語る創業期のリアルな話|『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP説明会

4月27日(土)に、プログラム講師を務める麻生要一氏や先輩起業家ゲストから、創業直前・直後の生々しい話が直接聞ける『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP説明会&トークセッションを開催しました。

STARTUP BOOT CAMP卒業生・先輩起業家の上原宇行さん、 嶺井政哉さん、粂川有歌子さんをゲストにお招きし、創業直前・直後の生々しい話をお伺いしました。またSTARTUP BOOT CAMPへの想いを麻生氏よりお話ししていただきました。

超実践型創業支援プログラム「STARTUP BOOT CAMP」とは?

STARTUP BOOT CAMPとは、「創業事業設計」「顧客開発」「創業期の資金調達」など創業初期に必要なスキルや知識を体系的に学ぶことができる、創業を目指す方々独立して間もない起業家のために設計された創業支援プログラムです。
プログラム講師は、起業家・投資家・経営者と多面的な顔を持つ麻生要一氏が務めます。それぞれの立場を経験した麻生氏が、創業初期によくある失敗を防ぐために必要なノウハウをレクチャーします。

先輩起業家ゲスト紹介

上原 宇行さん(ユアトリー株式会社 代表取締役)

起業家やクリエイターの想いや創業ストーリーに付加価値を創出するプラットフォームサービス「Yourtory」を提供する、ユアトリー株式会社を2023年7月に設立。また元金融マンの経験を活かし、経営相談や資金調達のサポートも行う。

嶺井 政哉さん(株式会社ライフシフト 代表取締役)

介護の記録・請求作業をサポートし、介護現場の負担軽減や業務改善に貢献する介護記録アプリ「介護クラウドMana」を提供する、株式会社ライフシフトを2020年10月に設立。2023年8月に『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMPを卒業。

粂川 有歌子さん(エレクトロフォーミングジュエリー協会 代表)

2021年7月に『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMPを卒業し、電気メッキで作るジュエリー技術講座を展開するエレクトロフォーミングジュエリー協会を設立。2024年4月現在では、受講生総数220名に上る。

 

起業という生き方を選択した理由、そして資金調達という課題|先輩起業家のぶっちゃけ話

起業家という生き方を選んだ理由と創業期の苦労について、先輩起業家にお話ししてもらいました。

①キャリアを生かした、資金調達の意識ポイント|上原 宇行さん

最初に登壇いただいたのはユアトリー株式会社の上原さん。
元金融マンの上原さんは、Lagoon KOZAでのピッチイベントをきっかけに退職し、起業家の道を選択されました。

現在は、前職で培った知識・スキルを活かした資金調達サポート事業と、起業家の想いに付加価値を創出する事業の二足のわらじで活動されています。

資金調達の際、完成されていないプロトタイプだと金融機関や投資家に相手にされない傾向があるとお話ししていました。どれだけ完成したサービスであるかを相手に伝えられるかが重要だとお話しされていました。

また沖縄にはまだリーディング産業がないと感じている上原さん。沖縄のリーディング産業を自身の手で作り上げるために起業をした、と起業家として生きる強い想いを語ってくれました。

②挑戦の楽しさを体現する「起業家」という働き方|嶺井 政哉さん

続いて登壇いただいたのは、株式会社ライフシフトの嶺井さん。
「誰もが幸せに生きた証を残せる社会へ」「パソコンではなく、人と向き合える介護の実現」をビジョン・ミッションに掲げ、介護の業務を軽減するためのソフトウェア開発をしています。

「なぜ起業しているのか?」という問いに対して、嶺井さんは「色々できて面白いから」と答えてくれました。父の死をきっかけに、「人は生まれてきて、何かして、死ぬことを意識するようになった」と当時を振り返ります。どれだけ大変でも、楽しく「何か」に挑戦していることが幸せなんだとお話ししてくれました。

また創業初期は、他の仕事が終わった後ファーストフード店に行き、資金調達の資料作りを夜中までしていたと語る嶺井さん。当時はエナジードリンクを飲みながら眠気と戦い、資金調達に励んでいたそうです。

③ものづくりの感動やワクワクを共有したい|粂川 有歌子さん

最後に登壇したのは、エレクトロフォーミングジュエリー協会の粂川さん。
ジュエリーの通信教育やアクセサリーの輸入販売などの事業を行っています。

既存事業の行き詰まりを感じていたところ、樹液で作る「エレクトロフォーミングジュエリー」を発見。粂川さんは日本で市販できないかとひらめいたそうです。ものづくりを愛する人たちを応援したい、作るのが得意でも売るのが苦手という人をサポートしたい。そのような使命感を抱き、活動しているとお話ししてくださいました。

起業家という選択をした理由として、感動をしていたいとお話しする粂川さん。「ものづくりをするときの感動やワクワクを共有したい」という自分のわがままを、貫いて生きていける起業家であり続けたいと伝えてくれました。

お金についての苦労として、補助金が入ってくるまでの資金繰りが大変だったと教えてくれました。受講生からの依頼で分割払いを導入するとキャッシュフローが悪化。多くの方にサービスを届けようとするも、「エレクトロフォーミングジュエリー」の認知が低く、過剰な広告をしたがあまり効果がなかった、など様々な困難があったそうです。

 

紆余曲折の創業ストーリー|パネルトーク

続いてパネルトークでは、麻生氏から卒業生に起業家人生についての質問が投げかけられました。

Q.起業するまでの紆余曲折は?

1問目は、起業するまでにどんな紆余曲折があったのかというテーマに対して答えてもらいました。

 

金融マン時代、創業者のストーリーが補助金の判断材料ではないことに疑問を抱き、起業家のストーリーを目立たせたいと思っていた。しかし友達に「そんなの誰も見ないよ」と言われ、衝撃を受けた。そのおかげで軌道修正することができ、現在のサービスになっている。

 
 

「最初は、何をサービスの柱としていくのか凄く悩んだ。講座運営それともアクセサリー販売なのかでモヤモヤしていた時、「エレクトロフォーミングジュエリー」の資材販売のモデルに辿り着き、収益性が出てくるようになった。」

 
 

「事業立ち上げ時、サイトデザインの発注のために150万払ったが、全く別物が製作物として提出された。それを機に、できる範囲で自分で開発しようと試みたが、時間がかかりすぎてしまった。自分の「WHY(なぜこの事業をやるのか?)」が無かったことが、原因だと思う。」

 

 

Q.手応えを感じるようになった瞬間、「WHY」の重要性

嶺井さんの話を経て、会場は「WHY」の重要性の話になりました。

 

「WHYが明確化してからは、仲間がどんどん増えた。様々な場面に呼んでいただいたり、応援してくれたり、自分のやりたいことが伝わっている感じがとてもする。」

 
 

「ものづくりのワクワクや喜びは、自分の生活をプラスにしてくれると思う。豊かな表現をする手段の一つとしてエレクトロフォーミングが日本に根付いてくれたら嬉しい、科学の不思議を一緒に感動してくれる仲間を作りたいという想いを融資担当の方に伝えたら、すごく感動してくれた。」

 
 

「こういう想いをもとにこの事業をやりたい!というWHYから話をすると、相手の心に響き、実力以上に評価してもらえた場面があった。ストーリーから語ることが重要だなと、創業して1年経たないけれども何度も痛感した。」

 

資金調達という数字を重視する場面で、数字ではなく想いを伝えたら「感動」が生まれ、資金調達につながったというエピソードは、3人の先輩起業家に共通していました。
創業初期で不要な失敗を防ぐためにも、自分の仲間を見つけるためにも、必ず起業する理由や目指したい姿を明確にすることの大切さを学びました。

5/14(火)配信イベント|経営大学院でも学べない超実践的な創業事業の作り方

STARTUP BOOT CAMPを卒業した、株式会社MyREVO代表取締役の隈本圭佑さん。
この配信では、創業前から創業初期のエピソード、講座で学んだことについてお話しいたします!

◆◇当日のタイムスケジュールはこちら◆◇

19:00-19:05
「『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMPとは」
19:05-19:55
「隈本さんインタビュー」
インタビュー内容
・株式会社MyREVOについて
・起業の背景について
・STARTUP BOOT CAMPに参加した理由
・習得した知識や考え方は会社にどう活きているか
・会社のこれからのビジョン
19:55-20:00
「『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMPのご案内」

日時|5/14(水) 19:00-20:00
場所|オンライン