2023年12月26日イベントレポート

先輩起業家から学ぼう!|スタートアップラボvol.5第1回講座

2023年12月20日(水)からスタート!
全6回で創業初期に必要な知識や考え方について学ぶ「スタートアップラボvol.5」の説明会&先輩起業家トークイベントがLagoonKozaにて開催されました!

本日のイベントでは、野中光さん(HelloWorld株式会社)、下地柚輝さん(SOUTHERLY(サウザリー))、山川剛司さん(仲宗根糀家時期2代目)が先輩起業家として、「起業/事業承継に至った経緯」「現在ワクワクしているチャレンジ」「10年後描いているビジョン」などについて話していただきました。

説明会には計18名の参加者が集まり、20代から50代、オーナービジネス、ソーシャルビジネスなど様々な分野に興味を持つ方々が参加されています!
本記事では、第1回目の先輩起業家トークイベントの様子をお届けします!

そもそもスタートアップラボってなに?

スタートアップラボでは、2カ月で全6回の講座を通して、起業家に必要な知識や考え方を体系的に学ぶことができるプログラムになっています。各講座ではワークフレームを活用してあなたのアイデアの整理や、自分の商品やサービスを他者に魅力的に伝える話し方を学びます。

また、起業初期に必要なノウハウを得るだけでなくLagoonKozaスタッフによる創業相談が受けられ、さらに特定創業支援事業の対象になっているとてもお得なプログラムになっています。

先輩起業家トークイベント

初めに「スタートアップ」「ソーシャルビジネス」「事業承継」の3つの違う分野で活躍する先輩起業家たちの事業を紹介してもらい、トークイベントが始まりました。

野中光(HelloWorld株式会社)

他者に貢献する琉球ミライ株式会社と色々な人に協力してもらいながらサービスを進化させているHelloWorld株式会社の二足の草鞋で活躍する野中氏。
参照:HelloWorld株式会社 | ハローワールド (hello-world.city)
参照:https://ryukyumirai.jp/

下地柚輝(SOTHETY)

合同会社L&Vの代表を務める下地氏。普段は学生もしつつ、廃棄ベッドシーツを活用したサステナブルブランドシャツSOTHETY(サウザリー)の制作、販売を行う。
参照:【公式】SOUTHERLY / サウザリー 通販サイト|リゾートホテルの廃棄ベッドシーツから生まれたアパレルブランド

山川剛司(仲宗根糀家時期2代目)

これまで起業家を目指していたが、糀で商品開発を行う株式会社仲宗根糀家を知り、次期2代目として事業を承継するべく、事業に参加し尽力している。
参照:手作りの糀と甘酒で健康生活|仲宗根糀家(なかそねこうじや) (koso-okinawa.com)

起業/事業承継に至った経緯は?

1問目は、どんなきっかけがあって起業/事業承継に至ったのだろうかというテーマでそれぞれの起業家に答えてもらいました。

下地氏は「もともと古着が好きでした。アルバイトでベッドシーツを交換している時に廃棄されることを知り、『もったいない』と感じこれで服がつくれるのではとアイデアが生まれました」回答しました。

続いて、糀を活用した商品の製造販売を行う株式会社仲宗根糀家の次期2代目を受け継ぐ予定である山川氏は「麹を使った甘酒を初めて口にした時にすごく美味しかったんです。会社を引き継ぐ人がいないことを知り、沖縄ではここしかなかったから引き継ぐことを決意しました」と答えました。山川氏から、糀を使った甘酒をいただき、みんなで試飲させていただきました。

野中氏は、事業を始める前は「売れないよ」と言われるのに恐れ、周りに伝えることも躊躇してたが小さなことからコツコツとアクションを起こしていた。その小さな体験の積み重ねではないだろうかと話していました。

現在ワクワクしている挑戦とは

「起業」って大変なイメージがあるけど、いつも楽しそうにお仕事をしている先輩起業家たちは日々ワクワクし、どんな挑戦をしているのか。

野中氏は「最近、4カ国に海外チームができた。チームを大きくしていくことが今は楽しい」と回答しました。

下地氏は「会社を始めた時から変わらない。いい服を作る時が一番楽しい。今もデザインから制作までを担当している」と回答しました。

山川氏は「想いを人に伝えると自然と動ける幅が広がって楽しい。あとは赤字からのスタートで経営して黒字化に進んでく途中も楽しい」と回答しました。

3名の先輩起業家たちからは、「事業を大きくしていくための挑戦は怖いものではなく、楽しいもの」というメッセージをもらいました。

10年後に描いているビジョン

最後に3名の先輩起業家は10年後、どのようなビジョンを掲げているのかについて聞きました。

グローバル事業を展開する野中氏は「沖縄からグローバル事業展開できるというメッセージをみんなに伝えていきたい」と熱く話しました。

学生でありながら、事業を営む下地氏からは「まだまだやりたいことがたくさんあるので色々なことに調整したいです。今やっている洋服が10年後も愛されるブランドであってほしい」と笑顔で語っていました。

最後に、事業継承という手段を選択している山川氏は、「今とは別でやりたいことがあります。それは発酵文化を県内外はもちろん、海外にも広めていきたい」と、新たなチャレンジをしたいと話しました。

さいごに

トークイベントは終盤を迎え、参加者からは起業前に知りたい「お金のこと」についてや、起業したあと「どのくらいの時間仕事に費やしているのか」などみんなが気になるリアルな質問が飛び交いました。

イベント終了後、交流会が開かれ、参加者と先輩起業家が楽しく交流する様子が見られました。このようなプログラムに参加するのは初めての方も多く、「今後の講座が楽しみになってきた」という声もいただきました。

次回講座について

スタートアップラボ第2回は、これまで500社以上のスタートアップ企業の創業期に携わってきた麻生要一氏による「起業とはなにか」がテーマの講座になっています。次回講座までは、新規参加者も申込可能となっていますので、プログラムを受講されたい方は、ぜひ下記のページからお申込ください。