沖縄スタートアップ支援 合同公募説明会2024|5月10日(金)・5月14日(火)
スタートアップ・エコシステム構築支援事業よりお知らせです。
沖縄県内におけるスタートアップ向けの複数の支援事業の説明が一度に受けられる「沖縄スタートアップ支援合同公募説明会2024」が2024年5月10(金)と5月14日(火)の2日間、Lagoon NAHAとOIST(沖縄科学技術大学院大学)で開催されます。
①実証実験サポート事業
②テストベッド実証支援事業補助金
③令和6年度スタートアップアクセラレーション事業
④令和6年度スタートアップ事業化支援事業補助金
⑤スタートアップ創業支援事業(スタートアップ起業支援金)
これらの支援プログラムについて説明を受けたり、直接相談ができる機会となっております。
沖縄でスタートアップを目指す方や成長を目指すスタートアップ企業におすすめです。
■開催概要
▼Lagoon NAHA開催
2024年5月10日(金)15:00-18:00
住所:〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目2−13 内 長谷工那覇ビル 1F SAKURA innobase Okinawa
地図:https://maps.app.goo.gl/Kp7fqNtiTWdWKev76
内容:セミナー/支援内容説明/個別相談
▼OIST開催
2024年5月14日(火)14:00-17:00
住所:〒904-0412 沖縄県国頭郡恩納村谷茶1919−1 メインキャンパス C210
地図:https://maps.app.goo.gl/r4rYVUP5oRRWHJTm8
内容:個別相談のみ
皆さまのご参加をお待ちしております。
各種補助金のまとめ記事はこちらから▼
『2024年最新!スタートアップ向け補助金一覧!!』
2022年12月21日起業・創業
沖縄で起業!創業時に役立つ支援策や補助金について解説!
沖縄で起業したいけどどんな起業支援が存在するのか知らない方も多いのではないでしょうか。
多くの観光客が訪れるリゾート地でありながらも、たくさんの社会課題も残されている沖縄県。
ビジネスに本当に向いているの?とも思われますが実は日本で起業率No.1の県なんです。
今回はそんな沖縄が起業率全国1位である理由やその支援制度を紹介!
沖縄で起業を目指している方はぜひ読んでみてください。
沖縄での起業の現状は?
冒頭でもお伝えした通り、全国的に比べ沖縄県は最も起業率が高いです。
その一方で廃業率も高いという事実もあり、一見ビジネスには向いていないと思いがちですが、沖縄に残された社会課題を解決したいと思うチャレンジャーや、それを応援する者が集まっているのではないでしょうか。また、他県に比べ支援が充実していることもひとつの要因だと思います。では沖縄県の起業支援は一体どのようになっているのでしょうか?
沖縄県は起業支援が充実しているって本当?
実は沖縄で起業を志す方のための県独自の支援制度があり、他県に比べて起業しやすい環境が整っているといえるでしょう。
LagoonKozaがある沖縄市は、「起業家に優しい町」というスローガンを掲げているほどです。
沖縄県では地方自治体で起業家をサポートする仕組みも多く存在します。実際に色々な市町村の起業支援策や知っておきたい補助金について見ていきましょう。
起業家に優しい町。沖縄市
沖縄本島中南部に位置する沖縄市。そんな沖縄市はエイサーやスポーツ、音楽が盛んな地域となっています。アメリカの影響を強く受け、沖縄文化と異文化が融合した「チャンプ―文化」と言われる独自の文化を創り出しています。
コザにある商店街では「コザスタートアップ商店街」といってスタートアップの世界で挑戦しようとする者が集まってきています。Lagoon KOZAでは、沖縄市と連携して起業に関するセミナーや講座の提供、起業に関する相談を幅広く受け付けています。
そんな沖縄市の起業支援についてみていきましょう。
支援策
特定創業支援等事業
市から認定を受けている創業支援機関にて、「経営」「財務」「人材育成」「販路開拓」に関する相談を1ヶ月以上の期間で相談を受けることで「法人設立時に発生する登録免許税が半額になる」などの支援が受けられる制度のことです。
資金支援
沖縄市小口資金融資制度
沖縄市内で継続して1年以上事業を営む中小企業者及び小規模企業者を対象に事業の振興を図る目的で設けられた融資制度です。この融資制度は中小企業者及び小規模企業者どちらも最大750万円まで融資を受けられる制度となっています。
沖縄市地域総合整備資金貸付金(ふるさと融資)
こちらは公益性、事業採算性の高い企業に限られてきますが、地域振興に資するあらゆる分野の民間事業を対象に支援する制度です。特徴は、5年以上15年以内と長期の間無利子資金を借り入れることができます。
(沖縄市のHPはこちら)
浦添市
浦添市では市と創業支援事業者が連携して創業支援を行う取組である「特定創業支援等事業」を受講したものは様々なメリットを受けることができます。では浦添市ではどんな創業支援を受けることができるのでしょうか。浦添市の支援事業や資金支援についてみていきましょう。
支援事業
オフィス支援事業
浦添市産業振興センター結の街にて、低賃料でオフィスを提供し、利用者の交流や、指定管理者である浦添商工会議所、結の街インキュベーションマネージャーによる継続的な相談支援を行います。
ワンストップ相談窓口
結の町インキュベーションマネージャーに創業の考え方から申請に至るまでの各種相談が可能。例えば事業計画書の作成や販路開拓等をご相談いただけます。
資金支援
浦添市産業振興補助金
浦添市内で創業して3年以内の事業者を対象とした補助金で、家賃補助、空き店舗リフォーム補助、新規雇用に係る経費等を補助されます。
優遇措置
会社設立時の登録免許税の軽減
登録免許税については、これか創業する方や創業して5年未満の方が対象となります。
(1)設立する会社が株式会社又は合同会社の場合、資本金の0.7%の登録免許税が0.35%に軽減されます。(最低税額の場合、株式会社設立は15万円が7.5万円に軽減)
(2)設立する会社が合名会社又は合資会社の場合、1件につき6万円の登録免許税が3万円に軽減されます。提出先:法務局(原本を提出)
那覇市
沖縄で最も人の集まる那覇市。国際通りや那覇にある商店街には、観光客向けのお土産屋さん、地元の人が集まる飲食店など多くのお店があります。そんな観光客も多く訪れる那覇市では創業支援セミナーやイベントなども開催しており、優遇措置や支援事業など様々な支援策があります。
どんなセミナーがあるの?
■分かりやすく解説!確定申告セミナー
日時:2024年12月12日(木)14:00-16:00
場所:なは市民協働プラザ 5F研修室(那覇市銘苅2-3-1)
講師:一般社団法人 那覇青色申告会 高良 俊行氏
■ビジネスプランを磨きあげよう!はじめての事業計画書の作成セミナー
日時:2024年12月5日(木)13:00-16:00
場所:那覇市IT創造館2階 大会議室
内容:事業計画書の必要性と基本的な作成方法や外せないポイントをわかりやすく解説し、ワークショップを通してアイデアを形にし事業計画書を作成してもらいます。
講師:株式会社ビジョンプロダクト 我那覇 聖氏
支援事業
特定創業支援事業
特定創業支援事業とは、創業に必要な経営のこと、財務のこと、人材育成に関すること、販路開拓等の4つの分野のノウハウが身につく支援事業を行っています。
また、この特定支援事業を受け証明書を取得した者はと以下のような優遇措置を受けることができます。
優遇措置
会社設立時の登録免許税の軽減
那覇市内で会社設立予定の方でまだ事業を営んでいない個人又は事業を開始した日以後5年を経過していない個人の方を対象としており、登記にかかる免許税を、
・株式会社または合同会社は資本金の0.7%→0.35%(株式会社の最低税額15万円→7.5万円、合同会社の最低税額6万円→3万円)
・合名会社または合資会社は1件につき6万→3万
へ軽減することができます。
無担保第三者保証人なしの創業関連保証の拡充
こちらはまだ事業を営んでいない個人の方や事業開始日以後5年を経過していない個人または法人を対象とした優遇措置となっています。創業関連保証は通常、創業前の利用対象者は事業開始の2カ月前からですが、この優遇措置を受けたものは6カ月前から利用可能となる。
ここまで市町村別の起業支援策や創業時に役立つ資金支援について紹介してきましたがいかがでしょうか。市町村のHPを見てみるとわかりますが、様々な起業家にインタビューした記事を掲載しているところもあります。ぜひ沖縄で起業する際は自身が受けられる支援策や資金支援はないか確認してみてください。また、市と連携して起業に必要なノウハウを学べる講座の開催をしている地域もありますので気になる方はぜひ調べて参加してみてください。
最後に、市町村の取り組みとはまた違った沖縄でスタートアップを多面的に支援することで様々な分野のイノベーションによって経済活性化され、沖縄の持続可能な発展につながる新事業・新産業の創出を目的とするスタートアップエコシステムについて見ていきましょう。
沖縄県で起業家やスタートアップが生み出される仕組み「スタートアップエコシステム」とは
最後に、沖縄県ではスタートアップが持続的に生み出され、短期間で成長を促す体制「スタートアップエコシステム」の構築を目指していることを知っていますか?
スタートアップの支援状況としては、沖縄県の支援に加え、金融機関を中心とした民間による支援プログラムが立ち上がるなど、スタートアップ支援の気運も高まってきています。
Startup Lab Lagoon Okinawaのスタートアップエコシステムでは一体どんな取り組みがされているのでしょうか。
(スタートアップエコシステムについてはこちら)
スタートアップ型創業を目指す方必見!
『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMPは
「これまで培ってきたスキルで独立を考えている」
「初期で失敗しない、長く存続できる会社をつくりたい」
「スタートアップ型創業を目指している!」
といった方に方に参加してほしいプログラムとなっています。
4ヶ月の期間で、「顧客開発」「事業設計戦略」「初期の資金調達」など創業期に重要な知識やスキルを体系的に習得し、力強いスタートができる起業を目指します。
2024年度も開催!気になる方は下記をチェック▼
二つ目は、沖縄で創業を目指している方、また現在の事業でEXITまたはそれに準ずる目標を目指している方を対象とした「OKINAWA STARTUP UNIVERCITY」というプログラムも実施しています。
本プログラムでは、シードステージかたEXITするまでに必要な知識を体系的に学び、スタートアップの行動変容を促す約6ヵ月間のアクセラレーション・プログラムです。(OKINAWA STARTUP UNIVERCITYについてはこちら)
また、これらの他、スタートアップやメンターの出会いの場としてピッチコンテストや、沖縄をハブとして国内外の起業家や投資家が集まり、出会いや学びなどが得られる県内最大のスタートアップイベント「OKINAWA STARTUP FESTA」なども開催しています。
まとめ
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
このように、地域別で色々な支援制度が整備されており、沖縄における産業集積の進展と企業活動の活性化がより一層進むことを応援しています。また、地方自治体だけでなく、沖縄から起業家をたくさん生み出すことを目指す企業やエコシステムも存在するため、ぜひ一度調べてみてください。