

2025年5月20日イベントレポート
【イベントレポート】集まれ!Lagoon KOZA創業スクール大同窓会!
「Lagoon KOZA創業スクール大同窓会」
Lagoon KOZAではこれまで、「スタートアップラボ」や「ゆくるばスクール」、「STARTUP BOOT CAMP」など、多様な創業支援プログラムを通じて、起業を志す方の第一歩を後押ししてまいりました。
これらの卒業生は100名を超え、「スクールの枠を超えてつながりたい」という声も増えています。
そうした声に応え、2025年4月25日(金)に「Lagoon KOZA 創業スクール大同窓会」を開催いたしました。今回は、琉球ミライ株式会社が運営する「うるま創業スクール」や「なはし社会地域課題解決型起業支援補助金」の卒業生もお招きし、スクールを越えた交流の場となりました。
同日開催|STARTUP BOOT CAMP 第6期 説明会・トークイベント

当日は、「STARTUP BOOT CAMP 第6期」の説明会およびトークイベントも同時開催しました。
講師の麻生さんや、卒業生である先輩起業家たちが登壇し、創業期のリアルや、プログラムを通して得られた学びについて語ってくださいました。
本レポートでは「大同窓会」の様子にフォーカスしていますが、説明会・トークイベントの詳細は別記事にてご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
懇親会レポート|つながりを深めた交流タイム

懇親会では、オードブルやドリンクを囲みながら、卒業生たちがにぎやかに近況を語り合いました。
久しぶりに顔を合わせた同期たちは再会を喜び合い、当時の思い出や現在の取り組みを笑顔で共有する様子が会場のあちこちで見られました。
また、受講年度や他スクールの卒業生同士もすぐに打ち解け、新たな出会いやつながりが自然と生まれる、温かな時間となりました。
参加者の声
💬 「STARTUP BOOT CAMP」卒業生の方
懐かしい再会ができ、活力になりました。
💬「うるま創業スクール」卒業生の方
先輩起業家のお話を聞けたことで、自分の先の未来を想像しやすくなったことと、私生活で出会えない方とも交流会を通して出会えたことも良かったです。いろんなお話を聞けたので、この経験を糧に頑張ろうと思いました。
また、同期の方やうるま創業スクールの事務局の皆様と会えて嬉しかったです。
💬 スクール卒業生ではない参加者の方
卒業生の方のお話や、今後参加を検討されている方の雰囲気などを知りたくて、参加させていただきました。過去の卒業生の皆様のお話が素晴らしく、感動しました。起業のリアルを感じられたとともに、大切な軸についても学ばせていただきました。また、麻生さんのプログラムの説明には説得力があり、とても分かりやすかったです!笑 コザの創業コミュニティの素晴らしさを肌で感じることができました。
Lagoon KOZAでは、年間300件を超える創業相談を受けてきました。昨年(令和6)年度は、相談を経て42名の方が創業されています。
事業の内容はさまざまで、廃棄ロスのアップサイクルから居酒屋まで、スモールビジネス、ソーシャルビジネス、スタートアップまで多岐に渡っています。
事業アイデアの壁打ちから資金調達の相談まで、幅広くサポートいたしますので、ご相談はこちらよりお申し込みください。

2025年5月15日イベントレポート
【イベントレポート】麻生氏×先輩起業家が語る創業期のリアルな話|『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP説明会
4月25日(金)に、プログラム講師を務める麻生要一氏や先輩起業家ゲストから、創業直前・直後の生々しい話が直接聞ける『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP説明会&トークセッションを開催しました🔥🚀
当日は40名ほどの参加者が来ていました。今回のイベントはLagoon KOZAの過去スクール卒業生が集まる機会として同窓会という面も備えており、多くの方が参加をしてくれました。20代から50代の幅広い年代の方が集まり、それぞれが教育分野に関心があったり、IT分野、飲食、健康・ヘルスケア、ソーシャルビジネスなど、多様な領域での関心がうかがえる場となりました✨👀
説明会のゲストとしてSTARTUP BOOT CAMP卒業生・先輩起業家の上原宇行さん、嶺井政哉さん、粂川有歌子さんをお招きし、創業直前・直後のリアルな話を伺いました。また、STARTUP BOOT CAMPへの想いを講師の麻生氏より語っていただきました!
超実践型創業支援プログラム「STARTUP BOOT CAMP」とは?
STARTUP BOOT CAMPとは、「創業事業設計」「顧客開発」「創業期の資金調達」など創業初期に必要なスキルや知識を体系的に学ぶことができる、創業を目指す方々や独立して間もない起業家のために設計された創業支援プログラムです。
プログラム講師は、起業家・投資家・経営者と多面的な顔を持つ麻生要一氏。それぞれの立場を経験した麻生氏が、創業初期によくある失敗を防ぐために必要なノウハウを実践的にレクチャーします。
プログラムの詳細が知りたい!少し話を聞いてほしい!という方はお気軽に無料面談へお申し込みください✨🙋


講師紹介:麻生要一氏
麻生要一 起業家/経営者/投資家/アーティスト
筑波大学附属駒場中高、東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。社内起業家として株式会社ニジボックスを立ち上げ、創業社長として150人規模まで拡大。リクルートホールディングス新規事業開発室長として1500の社内起業家チームの支援、TECH LAB PAAK所長として300社のスタートアップを支援。2018年に独立後、複数企業を同時に創業し、2024年にアルファドライブを再度カーブアウト予定。30社超への投資実績も持つ。沖縄・コザにKOZA ENTREPRENEUR ART GALLERYを開設し、アーティストとしても活動中。
先輩起業家ゲスト紹介

SlidePlus株式会社
宮城新さん
シリーズC調達直後のSansan株式会社へ2016年入社。約5年エンタープライズ領域セールス責任者を歴任し、2019年IPOを経験。その後、インサイドセールス東日本統括、事業開発室にて「請求書受領サービスBill One」の新規ソリューションを開発。

ビリーブ・ハウス園長
比嘉 麻里萌さん
沖縄育ち。高校卒業後カナダ、フィリピンへ語学留学。コスタリカ、ウルグアイへ”幸せとは”をテーマにした哲学留学の経験あり。世界の平和に貢献できる人になる事を掲げ、次世代教育としての沖縄市こども議会の運営や多文化理解のため国際交流支援に携わる。自身の育児経験や沖縄の貧困問題に着目したモンテッソーリエッセンスを入れた夜間保育園ビリーブ・ハウスの園長に就任。

株式会社ライフシフト代表
嶺井政哉さん
2020年に「介護の現場に寄り添い、愛をもって介護DXを実現します」というミッションのもと介護現場の業務効率化を図るためのDXツールの提供等を行う株式会社ライフシフトを設立。
パネルディスカッション|創業期のリアルに迫る
Q1. 創業準備中や創業初期に「やってよかったこと」は?
当時の僕は、とにかく“誰からも理解される事業”を目指していました。でも講座のDay2で、『理解されないくらいの事業の方が、社会にとって本当に新しい価値になる』と教わり、衝撃を受けました。実際に自分のアイデアを掘っていく中で、周囲に理解されなくても信じたいものにこそ、自分の原点や信念があると感じられるようになりました。
最初の頃は、“なんとなくこうしたい”という思いだけで動いていて、うまくいかないことばかりでした。でもSBCの中で“なぜそれをやりたいのか”を何度も深掘りするうちに、自分の原体験とつながる“WHY”が明確になって。そこから共感してくれる仲間や応援してくれる人が増えて、一人じゃないと感じられるようになりました。
“なぜこの事業をやりたいのか”という問いを深く掘り下げるワークが印象的でした。自分でも見えていなかった動機や価値観に触れたとき、心の底から“これは絶対にやるべきことだ”と思えた。だからこそ、どんな壁が来ても折れずにいられたと思います。
Q2.創業準備中や創業初期に一番大変だったことは?
一番苦労したのは、事業を成り立たせる“お金”のことでした。起業って理想や想いだけじゃなくて、ファイナンスの知識が本当に重要で。補助金や融資、投資など、どう組み合わせてどう使うか。SBCのDay6ではそのあたりを実践的に学べて、本当にありがたかったです。今でも“自分の時間やリソースを何に使うか”という判断は常に悩みます。
実は開園2ヶ月前に一緒に進めていたパートナーがうつ病になってしまい、突然現場に来られなくなってしまいました。準備も山積みで、自分一人で背負いきれるのかと不安でいっぱいでした。でも、その経験を通して、仲間との関係性や自分の限界の見極め、助けを求めることの大切さを学びました。今では無事に開園できて、心から感謝しています。
正直、一番ハードだったのは…妻との喧嘩です(笑)。うちは妻が介護事業をやっていて、僕にとっては一番近くにいる“顧客”でもあるんですよ。だから彼女の意見は厳しいし、遠慮なくぶつけてくる。だけど、だからこそ深く考えられるし、常に現場目線に立ち返らされます。夫婦でぶつかり合いながらも、支え合ってやれているのは幸せだと思っています。
参加者の声
🙋「先輩起業家の話を聞き、自分の未来を具体的にイメージできました」
🙋♀️「卒業生のリアルな経験が心に刺さりました。自分も挑戦したくなった」
🙋「モヤモヤしていた思考が整理され、“何をしたいのか”を考えるきっかけになった」
STARTUP BOOT CAMP第6期 募集中!

“なぜ起業するのか”が明確になる4ヶ月の実践型プログラム!
🎯こんな方にオススメ!
- 起業に興味はあるけど、何から始めていいかわからない
- 頭にある「やりたいこと」が言語化できておらずモヤモヤしている
- 起業初期に必要な知識(顧客開発・資金調達など)をしっかり学びたい
2週間に1度のセッションと、毎回の宿題。ひとつずつ取り組むことで、自然と「自分の核」が見えてくる。
麻生要一氏による直接メンタリング、仲間との対話、起業初期に必要な知識と考え方が、ここにすべて詰まっています。
プログラムの詳細が知りたい!少し話を聞いてほしい!という方はお気軽に無料面談へお申し込みください✨🙋♀️

2025年4月30日イベント
【学生必見!】5/16開催!新しいキャリアの選び方~スタートアップ・海外就職という選択肢~
🙋こんな方におすすめ!
・就活を始める前に、さまざまな業界を見てみたい
・就活を始めたばかりでとりあえずイベントに参加したい
・インターンをしたいけど、どう探せばいいかわからない…
※社会人1~3年目の方も可
イベント概要|
将来のキャリアを考える第一歩に、スタートアップ・海外就職を!
自分らしさや興味、価値観を見つけるって意外と難しいですよね。
本イベントは、大学生活や就活であまり注目されない、もう一つの選択肢としての「キャリア」について考えてみる会です。
将来のキャリアに迷いを感じている皆さん、明るい希望を胸に抱えている皆さんもぜひ「スタートアップ就職」や「海外就職」という新しい選択肢に目向けてみてください。きっと、皆さんの視野を広げ、自分らしい未来を切り拓くための大切な一歩になるはずです!
当日は、新卒でスタートアップ企業や海外就職を選んだ3名をゲストに迎え、トークセッションやインターン説明会を開催します!
かしこまったイベントではありませんので、お1人でも友達同士でも、ぜひラフに参加してください!
※スタートアップ企業とは、社会を変えるような新しいアイデアや技術で次々と挑戦を重ね、ますます注目される企業のことです。他の企業とは違い、意思決定が早く、自分の意見や行動がすぐに形になるスピード感があります。そんな環境の中で、社会を動かすような発想に触れながら、起業家マインドや柔軟な思考力など、将来に役立つ実践的なスキルを身につけることができます。
参加するメリット|

選んだ先輩に会える
スタートアップならではの斬新な発想や独自のビジネスモデル、また日本の一般的な働き方とは異なる価値観を持つ先輩たちと直接交流することで、その現場の雰囲気や今後の可能性を肌で感じることができます。

チャンスがある
同じ志を持った同世代との出会いが待っています。交流を通じて将来に役立つ人脈を広げることができます。

深掘りするきっかけになる
単に情報収集するだけでなく、自分自身の可能性や今後の進路について深く考えるための時間を過ごすことができます。
登壇者

岸本 妃南子 HelloWorld
沖縄県宜野湾市生まれ。
琉球大学にて小学校教育を専門に学びながら、英語の中学・高校免許も取得。小学生の時から英語の授業が好きで、自然と英語を使った職業に興味を持つ。大学在学中には1ヶ月間オーストラリアに留学。環境課題にも関心が強く、人も地球もみんなが幸せな世の中を目指している。
英語が広げてくれる人との繋がりや可能性を身に染みて感じた今、より多くの人にその楽しさを広めたいと思い、HelloWorldにジョイン。

高良吟二 EF Polymer
沖縄県出身、琉球大学卒業。
大学在学中、社会/環境問題に関心を持ち、脱炭素イノベーター人材を育成するGreen innovator academy一期生。Zero Waste Japanインターンを経験。個人事業でコンポストの地域連携を進める活動を推進。
EFポリマーでは沖縄を中心に新規顧客開拓に加え国内農家とのエンゲージメント強化を担当。

喜舎場大智 メキシコ
沖縄県出身、琉球大学卒業。
大学在学中、「沖縄を日本で一番活動的な場所にする」ことを目標に、FMコザでラジオMCや社会問題解決型ビジネスコンテストの立ち上げ、食用コオロギのスタートアップでのインターンなど多岐にわたる活動に従事。
アルゼンチン留学をきっかけに、世界と日本、沖縄をつなぐ仕事につきたいと2025年6月から日本企業のメキシコ支社へ。
【イベント詳細】
参加費|無料
日時 |2025年5月16日(金)18:30 ~ 20:30
会場 |Lagoon KOZA(沖縄県沖縄市中央1丁目7−8)
定員 |20名
※お車でお越しの際は、沖縄市中央公共駐車場(無料)もしくはお近くのコインパーキングをご利用ください。
【タイムスケジュール】
18:30~18:40|オープニング
18:40~18:55|トークセッション①(自己紹介)
- 大学時代にやっていたこと
- インターンから入社まで
18:55~19:25|トークセッション②(現在について)
- なぜスタートアップ・海外就職を選んだのか
- 入社後のリアルな日常/やりがい/課題
19:25~19:35|休憩
19:35~19:55|クロストーク&質問タイム
- 登壇者同士で気になることを自由に
- 参加者からの質問
19:55~20:20|インターン紹介
- インターン内容や応募方法の説明
19:20~20:30|クロージング

2025年4月30日イベント
【沖縄の未来をデザインする!】デザイン思考ワークショップ参加者募集中!
【受付終了のお知らせ】
本イベントはおかげさまで定員に達したため、申し込み受付を終了いたしました。たくさんのご関心・お申し込み、本当にありがとうございました!
「デザイン」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
おしゃれなファッション、美しい商品の形、洗練されたwebサイトのレイアウト…
一般的には、ものやサービスの「見た目」や「外観」といったイメージが強いかもしれません。
しかし、ビジネスの世界で今、最も注目されている「デザイン」は、少し意味が異なります。
それは、単なる見た目ではなく、ビジネスやサービスの「企画・設計」という、より広い意味合いで捉えられている「デザイン思考(デザインシンキング)」と呼ばれる手法です。
そんな、デザイン思考を用いたワークショップを開催します!
なぜデザイン思考?

デザイン思考とは、さまざまな課題を解決するための「方法」であり、「考え方」のひとつです。
相手の立場に立ち、心から共感することを出発点に、表面的な問題だけでなく、その背景にある本質的な課題を見つけ出します。
そのうえで適切な問いを立て、創造的なアイデアを導き出していきます。
物事の本質を捉え、整理していく力は、将来の進路選択から日々の仕事や学びまで、あらゆる場面で役立つ力になります!
ワークショップ開催の背景と目的

本ワークショップには、「誰もが自分の可能性を信じ、未来に希望を持てる沖縄の日常をつくりたい」という想いが込められています。
沖縄のポテンシャルと、アイデア次第で将来が大きく変わる可能性に注目し、デザイン思考を通して自分や社会について前向きに考える機会をつくります。
本ワークショップは、ドイツに本社をおくグローバル企業である「SAP」と、沖縄で社会課題の解決を目指す「琉球ミライ」、そしてスタートアップの支援拠点「Lagoon KOZA」との共催です。
SAPは「沖縄の貧困問題解決のため、将来に役立つスキルを学べる場を」という想いから、昨年沖縄に専門学校を設立しました。
今回の取り組みは、その活動をさらに広げ、キャリア支援や貧困・教育といった地域課題の解決にもつながることを目指しています!
【ワークショップ概要】
テーマ|「沖縄の子どもたちがミライの自分にワクワクしながら過ごす日常をデザインする」
日時 |2025年5月24日(土)13:00 – 17:30
場所 |沖縄ビジネスソリューションズ専門学校 2階(沖縄県浦添市字経塚612番地3号 OBS専門学校)
対象者|高校生、大学生、教職員、若手社会人、貧困や教育をテーマに活動している事業者の方々
※沖縄の未来を共に創りたい、熱い気持ちがある方であればどなたでも!(定員40名)
このワークショップは、沖縄の未来、そしてあなた自身の未来を「デザイン」する第一歩です。
デザイン思考を学び、共に沖縄に向き合い、子どもたちがワクワクする未来を創造しましょう!


4/25(金)開催|集まれ!Lagoon KOZA創業スクール卒業生 大同窓会
【満員御礼】
このたびはたくさんのお申し込みをいただき、誠にありがとうございます。
定員に達しましたため、「対面参加」の受付は終了させていただきました。
なお、オンライン参加(Zoom)については、引き続きお申し込みを受け付けております。
ご自宅などから気軽にご参加いただけますので、ぜひご検討ください。
創業スクールを卒業してから、どんな道を歩んでいますか?
「同じ目標を持つ仲間ともう一度つながりたい!」
「創業スクールを卒業して事業を始めたけれど、この先どう進めていくべきか迷っている」
「起業することは決めた!今すぐ動き出したい!」
そんな想いを持つ皆さんに向けて、
「Lagoon KOZA創業スクール大同窓会」と「STARTUP BOOT CAMP 第6期 説明会」を組み合わせた特別イベントを開催します!
本イベントでは、創業スクールの卒業生同士のつながりを深める交流会に加えて、前半には、5月からスタートする「STARTUP BOOT CAMP 第6期」の説明会も併せて実施します!
この機会に、他のLagoon KOZA創業スクール卒業生との再会や新たな関係づくり、そして起業に関心のある方との交流を楽しみながら、最新の創業スクールの情報もぜひチェックしてください!
登壇者紹介

比嘉 麻里萌
ビリーブ・ハウス園長
沖縄育ち。高校卒業後カナダ、フィリピンへ語学留学。コスタリカ、ウルグアイへ”幸せとは”をテーマにした哲学留学の経験あり。世界の平和に貢献できる人になる事を掲げ、次世代教育としての沖縄市こども議会の運営や多文化理解のため国際交流支援に携わる。自身の育児経験や沖縄の貧困問題に着目したモンテッソーリエッセンスを入れた夜間保育園ビリーブ・ハウスの園長に就任。

嶺井政哉
株式会社ライフシフト代表
2020年に「介護の現場に寄り添い、愛をもって介護DXを実現します」というミッションのもと介護現場の業務効率化を図るためのDXツールの提供等を行う株式会社ライフシフトを設立。

宮城新
SlidePlus株式会社
シリーズC調達直後のSansan株式会社へ2016年入社。約5年エンタープライズ領域セールス責任者を歴任し、2019年IPOを経験。その後、インサイドセールス東日本統括、事業開発室にて「請求書受領サービスBill One」の新規ソリューションを開発。
【対象者】
🙋 Lagoon KOZA創業スクール卒業生
※Lagoon KOZA主催創業スクール(ゆくるばスクール・スタートアップラボ)、STARTUP BOOT CAMP、うるま創業スクール、なはし社会地域課題解決型起業支援補助金を指します。
🙋♀️ SARTUP BOOT CAMP に興味のある方
🙋♂️ 起業への意志はあるが、次の一歩を迷っている方
創業スクールやSTARTUP BOOT CAMPにご興味のあるご友人・お知り合いもご参加いただけます。
ぜひお気軽にお誘いください!
【イベント概要】
参加費|無料
日時 |2025年4月25日(金)18:30 ~ 20:00(その後懇親会あり)
※懇親会は有料となります。(1人1,000円 ドリンク・軽食付き)
会場 |Lagoon KOZA(沖縄県沖縄市中央1丁目7−8)
定員 |40名
【タイムスケジュール】
18:30〜18:35 開会挨拶・趣旨説明
18:35〜18:50 卒業生による近況ピッチ(3名/各5分)
18:50〜19:30 パネルディスカッション「創業後のリアル」
19:30〜19:35 休憩
19:35〜20:00 麻生さん(講師)によるBoot Campの説明
20:00〜21:00 交流タイム(軽食付き懇親会)
皆さんのご参加お待ちしております!

2025年3月19日起業・創業
沖縄県内の金融機関の支援メニュー
沖縄でこれから事業を始める方、事業を始めた直後の方が対象となる沖縄県内金融機関の融資メニューや起業支援メニューについてご紹介!小規模事業者でも活用できる融資や、各金融機関が提供する起業支援、スタートアップ支援プログラムの情報など、「知らなかった」と後悔しないためにもぜひご覧ください!
沖縄振興開発金融公庫の支援について
創業初期から活用できる融資メニューがあり、ほかにも小規模事業者やソーシャルビジネスに取り組む事業者を対象とした融資制度など、様々な融資メニュー があることが特徴です。
沖縄振興開発金融公庫の特徴
⚫︎小規模からでも活用できる融資メニューがある
⚫︎女性・若者・シニアの起業を支援する融資制度がある
琉球銀行の支援について
沖縄から革新的で競争力のあるスタートアップ企業を支援する「OKINAWA Startup Program」を実施しています。
プログラムでは、主催各社が持つリソースとネットワークを相互活用し、スタートアップ企業の事業拡大や業務提携機会の創出を目指します。
また、これから創業される方や創業間もない方まで、出資・融資に関するご相談も受け付けています。
OKINAWA Startup Programの特徴
⚫︎DemoDayにおける発表機会の提供
⚫︎パートナー企業とのマッチング支援
⚫︎主催企業からの出資の検討
沖縄銀行の支援について
県内だけでなく、北海道・東北・九州・沖縄の地銀5行でデジタルテクノロジーを活用したサービスのアイデアのビジネスコンテスト「X-Tech Innovation」を開催しています。
地区大会を勝ち抜いた入賞者には、グランプリファイナル進出のチャンスと賞金が贈られます!革新的なアイデアで勝負してみたい方は、ぜひチャレンジしてみませんか?
また、これから創業される方や創業間もない方の融資に関するご相談も受け付けています。
X-Tech Innovationの特徴
⚫︎地方銀行5行連携による県内・県外への事業連携・ビジネスマッチング支援
⚫︎入賞者には賞金&グランプリファイナル大会への派遣
⚫︎総務省(NICT)主催「起業家万博」の地方連携大会として全国大会へ出場推薦
沖縄海邦銀行の支援について
創業時に必要となる基礎知識が得られる「かいぎん創業支援塾(全5回)」、経営課題解決を目指す「かいぎん経営者支援塾(全3回)」などを開催しています。
受講生には無料の個別相談がつくなど、フォロー体制が充実していることなども特徴です。
また、これから創業される方や創業間もない方まで、融資に関するご相談も受け付けています。
かいぎん創業支援塾の特徴
⚫︎経営者である講師からノウハウを学ぶことができる
⚫︎受講生は無料の個別相談会に参加できる
コザ信用金庫の支援について
創業予定の方、創業間もない方、次期後継者などを対象にした「コザしん創業スクール」を提供しています。
プログラムでは「経営」「財務」「販路拡大」「人材育成」といった創業や事業運営に必要な基礎知識の習得、ビジネスプランの策定などをサポートが受けられます。知識の習得だけでなく、受講修了者は各種特典や、創業に向けたフォローアップも受けられます。
また、これから創業される方や創業間もない方まで、融資に関するご相談も受け付けています。
コザしん創業スクールの特徴
⚫︎全6回で創業や事業運営に必要な基礎知識が身につく
⚫︎受講修了者は特定創業支援等事業の対象になる
⚫︎沖縄県の融資制度「創業者・事業承継支援資金(創業者支援貸付)」における自己資金の緩和される。
創業相談を希望する方へ
融資を受ける前に事業計画書や商品・サービスの伝え方に不安があるという方は創業相談をご活用ください。これまであらゆる起業を支援してきたLagoon KOZAスタッフが担当します!

2024年10月4日イベント
女性・子育て世代に特化したゆくるばスクールVol.3開講決定!
女性・子育て世代特化型創業スクール「ゆくるばスクール」Vol.3の開催が決定しました!
🙋♀️やってみたいことはあるけど、何から始めればいいの?
🙋♀️子育てしながら自分のやりたいことを仕事にしたい…
こんな悩みはありませんか?
ゆくるばスクールは、「挑戦したい」という志を持つ仲間や、創業1、2年目の先輩起業家、伴走してくれる講師と出会うコミュニティでもあります。
新しいことを始める第1歩として「私だからできること」を一緒に見つけてみませんか?
スクール申込〆切11/15(金)17:00
ゆくるばスクールってなに?
11/28(木)から「ゆくるばスクール」Vol.3がスタートします。約3ヶ月、全6回の講座になっています。
講師は、沖縄県で10年以上女性起業家の伴走支援をしているLagoon KOZAスタッフの岩渕が務めます。起業の準備期間に知っておくべき情報や必要なマインドセットを、実践的に学べます✨
講座で学んだことや実践の中で出てきた悩みを、同じ受講生とおしゃべりしながら共有し合い、仲間と共にやりたいことをカタチにすることを目指します!
【プログラム概要】
期間:2024年11月28日(木)〜2025年2月6日(木)
場所:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
参加費:無料
対象:沖縄市内在住の方もしくは沖縄市で創業を予定している方
※対象に当てはまらない方も限定枠があります。
定員:15名
11/7(木)に「ゆくるばスクール」Vol.3ガイダンス開催!
「ゆくるばスクール」Vol.3のガイダンスと交流会を開催いたします!
スクール説明後に実施する卒業生トークセッションでは、当時の様子についてお伺いします。
「ゆくるばスクールの雰囲気は?」
「受講する中で大変だったこと、楽しかったことは?」
「卒業した後の活動は?」
ここでしか聞けない「ゆくるばスクール」での体験談を、卒業生にざっくばらんにお話ししてもらいます!✨
まずはガイダンスに参加して、挑戦への一歩を仲間と共に踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしております!
もっと詳しく知りたい!という方は下記の記事をチェック!
プログラムの3つのポイント

POINT1 講座
SNS活用や資金計画の立て方など超実践的なスクールを全6回にわたり開講します。

POINT2 ゆくるばマルシェ
第5回講座では、マルシェイベントを開催!
広報・集客や値段設定など、やりたい!を具体的なカタチにするための1歩を踏み出します。

POINT3 特定創業支援等事業
特定創業支援等事業とは、ゆくるばスクールを受講することで、法人設立時に発生する登録免許税が半額になるなどの支援が受けられる制度のことです。
講座概要

第1回 11/28(木) 10:00-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:起業する「私」をイメージしよう
■オリエンテーション「ゆくるばスクール」、カリキュラムについての説明、受講生自己紹介
■地域で何か新しいことを考えたときに、何からはじめたらいいのか、自分は誰のどんな役に立てるのか?将来を見る据えた起業準備期間の過ごし方のポイント、コンセプトを明確にする重要性のお話をします。
■グループワーク:コンセプトの整理

第2回 12/12(木) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:想いが伝わるSNS活用の極意
ゲスト講師:エルライフ沖縄 レクレア 幸佳氏
■自分の思い、起業プランを描くまでの魅力を伝え、ファンづくりを行うための情報発信手法(SNS活用法・画像編集アプリ等)について実践事例をお話しします。
■グループワーク:コンセプトを実現するサービス考案

第3回 12/26(木) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:先輩起業家に話を聞いて、コンセプトをカタチにしよう
ゲスト講師:cafeソイラボ 瑞慶覧 麻沙美氏
■先輩起業家をゲストとしてお招きし自分のやりたいことに対して、どう具体的に進めていくのか?というお話をしこれまでの体験談や現在実践していることなどお話をします。
■グループワーク:コンセプトもとに提供するモノ・コトの考案

第4回 01/09(木) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:家計に向き合おう!これからのお金の話!
ゲスト講師:一般社団法人マネーキャリアラボ 田島 めぐみ氏
■起業をスタートする前に、まずは、今の家計の現状を知り、自分が思いっきりチャレンジできる範囲はどこまでなのかを考え、これからの働き方の方向性について考えます。
■今の収入からどれくらい事業費へ充てられるか、社会保障や、損益分岐点の考え方について学びます。
■グループワーク:起業実践準備

第5回 01/25(土) 10:30-15:00 場所 Lagoon KOZA テーマ:自分のやりたいことを実践しよう!ゆくるばマルシェ
■思いの実現に向けて、お金をかけずに、いったい何ができるのかを考え、考えたことを「私らしく」まずはやってみるという実践の場、自分のやりたいことを確認する場、自分に自信を持つきっかけづくりの場に一緒にトライしましょう。

第6回 02/06(木) 13:30-17:00 場所 Lagoon KOZA テーマ:約3ヶ月の学びをまとめよう!最終成果報告会
■「やりたいこと」「自分にできること」「これからの私」についてのプラン発表会。思い描くだけでなく、起業実践、体験を通して感じたことを踏まえ「この人たちのためにこんな役に立ちたい」を整理し、今後目指す目標を発表。
受講生の声
実践型のスクールだったため、マルシェ出店や成果報告会を通して、実際のビジネス展開のイメージが明確になりました。座学だけでなく実践的な経験ができたことで、自信にもつながりました!
コンセプト確認を通じて、誰のために何をしたいのかを深く考えることで、自分のやりたい気持ちを再確認できました。個別メンタリングがとても心強く、支えになりました!
講義を通じて、起業に向けた能動的行動の重要性を学ぶことができた。また、完璧を求めず、できることを積み重ねる大切さも知りました。仲間との取り組みで行動が加速し、発表の機会が自分を見つめ直すきっかけになりました。あっという間の濃密な3ヶ月間でした!


過去のスクールの様子はこちらから!
ゆくるばスクールの様子を詳しく知りたい方は、過去のイベントレポートをぜひチェックしてみてください!

2024年10月1日イベント
【10月11日(金)開催】こんなクラファンはいやだ!失敗事例から見る成功法則|参加型セミナー
お金集めや広報を目的とした手段として、市民権を得つつあるクラウドファウンディング。クラファンを達成し多くの事業やプロジェクトが成功していく裏で、失敗に終わってしまうクラファンも年々増えています。
「クラファンの目的が明確でなく、支援者が集まらなかった」、「目標達成額に届かず、プロジェクトが頓挫してしまった」など、様々な要因で未達成となる事例も少なくないようです。
このイベントでは、CAMPFIRE社外パートナーとして全国から相談をうけクラファンのサポートを行なっている株式会社リバ邸執行役員の大堀 悟(ぼり)さんと一緒に未達成事例を分析し、未達成から成功の法則を見つけることに焦点を当てたイベントです。
失敗事例から成功法則を探ることで、成功への近道や抜け道が見えてくるはず!
これから新しいチャレンジをしたい方、クラファンに興味がある方、一人目の応援者を探している方など、成功するための秘訣や抜け道、注意点を知りたい方は、ぜひご参加ください。お待ちしています!
※当日は、CAMPFIREのサイトを見て、未達成プロジェクトを「支援してみる」ことで支援する側を体感していただきます。
【イベント概要】
日時|10月11日(金)19:00~20:30
場所|Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
参加費|無料
【登壇者紹介】

大堀 悟 さん
株式会社リバ邸 執行役員 / 株式会社CAMPFIRE 社外パートナー
2017年に初のクラウドファンディングに挑戦。目標金額を開始3時間で達成、最終着地は現金支援も含めて達成率400%弱。以降も10件以上のプロジェクトを起案するとともに、現在は株式会社CAMPFIREの社外パートナーとして常時30件ほどのクラウドファンディングの起案相談を受ける。旧CAMPFIRE×LOCAL石川を担当
■その他:著書「CAMPFIRE解体新書」

高野 一樹 さん
合同会社モテアソブ三軒茶屋 代表取乱役 / READYFOR クラウドファンディングパートナー
2017年に初のクラウドファンディングに挑戦、目標金額を達成するもリターンの設計を誤り調達金額を上回る支出を計上しある意味失敗する。以降も幾度となくプロジェクト起案をするものの赤字体質からの脱却は遠い。
会社に所属するクリエイターと共に、現在はREDAYFOR株式会社にてクラウドファンディングパートナー、株式会社CAMPFIREの公式クリエイティブパートナーとして年間10件程度のクラウドファンディングの起案からプロジェクトのプロデュースや具体化までのサポートを行う。

2024年9月18日起業・創業
漆器が伝える日本の美意識と工芸の価値。|漆器職人 照屋翔士さん
Lagoon KOZA創業相談者インタビュー
Lagoon KOZAでは、年間300件を超える創業相談を受けてきました。昨年(令和5)年度は、相談を経て69人の方が創業されています。
事業の内容はさまざまで、廃棄ロスのアップサイクルから居酒屋まで、スモールビジネス、ソーシャルビジネス、スタートアップまで多岐に渡っています。
今回は、そんな創業相談の中でも、ここ数ヶ月で増えてきた「伝統工芸作家さんの独立や事業拡大の相談事例」についてご紹介します。
漆器職人 照屋さんに聞く「漆器が伝える日本の美意識と工芸の価値」
照屋さんが漆器制作を始めたきっかけは、幼少期から身近にあった漆器との触れ合いでした。実家が漆器に関わる家系だったものの、最初は東京での音楽活動に専念していた照屋さん。音楽を通じて思想を表現することに憧れ、特にジョン・レノンの影響を受けたそうです。しかし、20代の頃、祖母からの一言で本格的に漆器の道に足を踏み入れ、職人の高齢化と世代交代の問題に直面。自分の力で技術の継承と発展に寄与したいという思いから創業に至りました。

インタビューの様子
漆器職人としての背景について
漆器制作を始めたきっかけについて詳しく教えてください。
照屋さん: 「ものづくりが好きなら、職人としての道を考えてみてはどうか」と祖母から言われたことがきっかけで、漆器制作をする決意をしました。実は、その当時まで実家の仕事をするつもりはなく、音楽活動に専念するつもりでした。しかし、改めて家業を見直し、また家業とは別の方向で漆器制作をすることにしました。
実家は代々、仏壇や仏具の制作販売を手掛ける家系で、幼少期から漆器に触れる機会がありました。ただ、当初音楽に強い興味を持ち、高校を卒業してからしばらくは東京でバンド活動をしていたんです。その後、音楽の道を追い求め北アメリカ大陸を縦断、帰国後に結婚し子供が生まれたので、生活基盤を整えるために漆器制作を本格的に始めました。30歳ごろまで続けながら、工芸の現状を見て、自分で創業する決意を固めました。

工房の様子
音楽活動を始めるに至った経緯や、音楽活動から漆器制作に進む決意の背景について、さらに詳しく教えてください。
照屋さん: 音楽活動に興味を持ったのは、音楽が持つ思想性に惹かれたからです。小学生の頃は流行りのJ-POPを表面的なものに感じていましたが、洋楽に触れ、ジョン・レノンが音楽を通じて世界平和を訴える姿に感銘を受けました。この影響で、自分の思想を音楽で実現する方法を見出し、本格的な音楽活動を開始しました。しかし沖縄ではバンドを組む機会がなく、高校卒業後、上京する決意をしました。上京後は自由に活動できる環境を整え、レーベルには所属せず、YouTubeやSNSを利用して活動を広めました。バンドのコンセプトは、一体感を持てる曲作りをすることでしたが、メンバーとの温度差から3年で解散しました。
その後24歳の時に、ギター片手に北アメリカ大陸を縦断し、カナダからアメリカ西海岸、メキシコ、グアテマラ、キューバを訪れました。この旅で地域の温かさや人との触れ合いを再認識し、幸福度が物質的豊かさとは関係ないことを強く感じました。
帰国後は結婚し、子供が生まれた後、生活基盤を整えるために漆器制作を本格的に始め、30歳ごろまで続けながら創業を決意しました。
技術と伝統の継承
漆器制作の中で特に大切にしていることは何ですか?
照屋さん: 漆器制作において最も大切にしているのは、日本の美意識のひとつである「見立て」の考え方です。例えば、枯山水の砂利が「川」に見立てられているように、漆器でも一見シンプルなものが、実は深い意味や美しさを秘めているという考え方です。漆器は長期間使用できるため、使うことで味わいが増し、その過程での変化も楽しめるという点も重要です。
「見立て」という考え方に至るきっかけは、妻の妊娠と出産の経験でした。
出産後、妻は妊娠線を気にしており、ネガティブな感情を抱いていました。しかし、私はその妊娠線を「子どもたちが元気に過ごせるのは、妻が命がけで子どもを産んでくれた証だ」とポジティブに捉えることで見方を変えました。私の漆器と美意識の考え方に大きな影響を与えた出来事でした。

位牌作りの様子
創業について
創業を決意したきっかけは何ですか?
照屋さん: 修行時代の経験から、職人の高齢化と技術の継承問題に深い危機感を抱きました。職人の子供たちが仕事を継ぎたいと願うこともありますが、金銭的な理由で断念せざるを得ないケースが多いのが現状です。職人自身はその仕事を心から愛しているものの、子供たちにその厳しい現実を引き継がせることに躊躇してしまいます。こうした状況を目の当たりにし、貴重な技術が失われてしまうことを大変残念に思いました。
私自身も、職人であった祖父が亡くなり、技術を直接教えてくれる人がいなくなったため、下請けの職人を訪ねて一度だけ技術を見せてもらい、それを何度も頭の中で再生しながら技術を習得していきました。職人に何度も教えを請うことができなかったため、見て覚えるという手探りの修行でした。また、沖縄県の施設で漆器全般の作り方を学んだ経験もあり、その知識を基に技術を再現してきました。最初は位牌の金を貼る作業から始め、螺鈿技法やその他の技術を習得し、現在では木地を除くほとんどの位牌作りができるようになりました。

位牌作りの様子
創業するにあたって、どのようなビジョンや目標を持っていますか?
照屋さん: 大量生産・消費といった工業製品的な売り方が目立つ中で、漆器が持つ長い時間の感覚を大切にし、工芸品としての独自の価値を提案したいと思っています。例えば、修行僧が食事の際に使う応量器を作り、食事を通じて自然との繋がりを感じられるような器を提供しています。
そして、漆器を通じて「人の不幸を少しでも取り除く」ことをミッションにしています。漆器のデザインや使用方法から、物事の見方を変えたり、ポジティブな面を引き出すことに重点を置いています。見立ての考え方が活きてくると感じています。

応量器
創業に際して、最も大きな課題は何だと思いますか?それをどう克服しようと考えていますか?
照屋さん: 最大の課題は、経営の知識不足です。ものづくりはできますが、経営には専門的な知識が必要です。そこで、経営の専門家と連携し、アドバイスを受けながら学ぶ必要があります。また、業界のイベントやビジネスマッチングの機会を活用し、支援を受けられる環境を整えていきたいです。
さらに、経営面だけでなく、横に広がるような仲間やサポーターとの連携を強化し、互いに支え合いながら進めていくことも重要だと考えています。
創業にあたって、最も楽しみにしていることや期待していることは何ですか?
照屋さん: 創業を通じて、自分のアイデアやビジョンが形になる瞬間を楽しみにしています。漆器がどのように現代のライフスタイルに溶け込み、新しい価値を提供できるのかを見るのはとてもワクワクします。また、国際的な市場に漆器の魅力を伝え、伝統と革新の融合を実現することができれば、それは非常に大きな達成感につながります。

応量器を広げた時の様子
漆器の未来とメッセージ
最後に、読者に向けて漆器の魅力やメッセージをお願いします。
照屋さん: 漆器の魅力は、その耐久性と美しさにあります。しっかりとした漆器は、メンテナンスを続ければ何百年も愛用でき、時間とともにその風合いや輝きが変化し、使うほどに愛着が増します。傷や艶が重なることで、漆器は一層味わい深くなります。漆器を通じて、自分の美意識や生活の価値を再発見し、日常に豊かさをもたらす一助となればと思います。

Lagoon KOZAでは、事業アイデアの壁打ちから資金調達の相談まで、幅広くサポートしています。
カフェや居酒屋などのスモールビジネスから、社会課題解決を目的としたソーシャルビジネス、グローバルな市場を見据えたスタートアップまで、どんな業種業態のビジネスでも相談可能です。

2024年9月10日イベントレポート
【イベントレポート】起業家の挑戦と成長がここに!4ヶ月の成果を披露するピッチイベント|『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP
2024年9月6日(金)、琉球ミライ主催の創業スクール「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」の最終ピッチイベントを開催しました。
沖縄から4名、北海道から2名、さらに今年から新たに茨城から4名が加わり、合計10名の起業家が、4ヶ月間の学びを経て、磨き上げたビジネスアイデアとその成果を発表しました。
イベントには、過去の卒業生、行政機関、金融機関の方々など、オンラインオフライン合わせて20名の参加者が集まりました。
受講生紹介
ピッチイベントでは、受講生たちが革新的なビジネスアイデアを披露しました。その中で、受賞者として選ばれた3名の取り組みをご紹介します。

FUNDINNO賞 宮城 新さん
『営業の“働く”をスマートに』
“自分らしさを大切にすること”を知り、誰もが仕事・プライベートを両立し創造性を発揮する世界を作りたい

KSA賞 永松 裕士さん
『言葉にできない想いを魅せる』
言葉にできない悩みや絶望感を抱える全ての人を表現者(アーティスト)にしたい

麻生賞 田辺 貴久さん
『悩みを聞くことを約束した唯一無二のお寺』
悩みや秘密を安心して話せる場所を提供して悩みのない世界を作りたい
交流会

ピッチイベント後の交流会では、意見交換やネットワーキングが活発に行われました。受講生同士4ヶ月間の苦楽を分かち合う姿や、新たな事業連携のアイデアが飛び交うなど、今後の起業家人生においてかけがえのない仲間との出会いが生まれました。
「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」第6期
「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」第6期は来年度も開講予定です!
スクールについて詳しく知りたいという方は下記の記事をチェック!
創業期特化型起業講座「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」
詳細の講座スケジュールが決定次第、HPでご案内いたしますので、いち早く開講情報を知りたい!という方は下記リンクよりフォームにご登録ください!


2024年6月7日イベントレポート
「なぜ起業したのか?」現役起業家が語る、起業までの道のり|スタートアップラボVol.6 説明会&起業家トークセッション
2024年6月17日(月)からスタート!
全6回で創業初期に必要な知識や考え方について学ぶ「スタートアップラボVol.6」の説明会&先輩起業家トークイベントがLagoon KOZAにて開催されました!
山田 慎也さん(株式会社URAKATA)、崎濱 花鈴さん(Okaraokara inc)、山川 剛司さん(株式会社仲宗根糀家)が先輩起業家として、「事業立ち上げまでの紆余曲折」「創業初期に知るべき知識・サポート」など、一度経験したからこそ話せる起業家のリアルをお話ししてくれました。
本イベントには、17名の参加者が集まりました。参加者は20代から40代まで幅広く、すでに起業されている方や起業準備中の方、そしてまだアイデア段階の方など、さまざまな段階の方々が参加しました。
本記事では、先輩起業家トークイベントの様子をお届けします!
スタートアップラボとは?
「スターアップラボ」とは、起業する上で欠かせない知識とマインドセットを身につけ、フレームワークに沿って実践と改善を繰り返す実践型創業スクールです。
「事業の設計図となる創業計画」「商品・サービスの開発スキル」「初期顧客を獲得するマーケティング手法」など、実践的なノウハウを各テーマの専門家から学べる講座となっています。
全6回、オムニバス形式の講座を受講することで、事業のプロトタイプ(=試作)となるver.0を構築し、初期顧客の獲得達成を目指します💡
※ver.0とは「商品やサービスの価値を第三者に伝えられる状態」のことを指します。
また、起業初期に必要なノウハウを得るだけでなくLagoon KOZAスタッフによる創業相談が受けられ、さらに特定創業支援事業の対象になっているとてもお得なプログラムになっています。




起業家トークセッション|沖縄スタートアップゆんたく
初めに先輩起業家たちの事業を紹介してもらい、トークイベントが始まりました。


株式会社URAKATA CEO
山田 慎也さん
2018年4月にキャンプ用品シェアリングサービス「ソトリスト」を運営する、株式会社URAKATAを設立。「やりたいことで社会に貢献する」をモットーに掲げ、幅広い層へキャンプの魅力を発信する傍ら、自身のスタートアップの経験を伝える活動にも積極的に参加している。
Okaraokara inc 代表取締役
崎濱 花鈴さん
2024年1月にOkaraokara incを設立。学生時代から取り組んできた、沖縄県の島豆腐から出る副産物「おから」のロス問題を解決するため、おからを活用した代替肉の製造・販売を通して沖縄県内の資源循環を目指している。


株式会社仲宗根糀屋 次期二代目
山川 剛司さん
2023年から沖縄で手作りの糀(こうじ)を作る、株式会社仲宗根糀家の次期二代目として事業承継中。
沖縄では数少ない糀製品や文化を後世に残すため、前職のスキルを活かしたSNS発信や異業種とコラボした商品開発など新しい販路開拓を行っている。
なぜ起業したのか?
最初の質問は「なぜ起業したのか?」
どのようなきっかけで起業・事業承継に至ったのかお尋ねしました。
元々フリーランスとして働いていた時に、税金対策のため法人化を考えたことが起業のきっかけでした。僕も仲間もキャンプが好きで、その趣味を活かせる事業を展開したいという思いから、キャンプ関連のビジネスに挑戦することになりました。
大学時代のビジネスコンテストがきっかけで地元沖縄の豆腐屋さんが抱える課題を知った時に、なんとかして助けたいと思ったんです。どうしたら解決できるのか考えたら、起業以外で解決できる方法が思い浮かばなかったので、起業を決意しました!
元々「何かやってみたい」という思いはありました。そんな中、自分が好きな商品を提供していた仲宗根糀家が後継者不在で、なくなる可能性があると知った時に「自分が後世に残していきたい!」と思い、引き継ぐことを決めました。
事業立ち上げまでの紆余曲折
続いて、起業を決意した後の「事業立ち上げまでに直面した課題」について答えてもらいました。

資金調達は一生の課題ですね。キャンプのシェアリングサービスって僕らだけだったので、銀行からの評価もそこまで高いわけではありませんでした。資金調達において大事なのは「世の中に必要とされているものなのか」なので、実績を作りながらの資金調達に苦労しました。
腐りやすく、扱いにくいおからを、どう商品にしていくのかはとても苦労しました。おからを使いつつ、付加価値をつけるのがとても難しかったです。3年かけて100くらいの試作は考えましたね。
もとからある会社に入るということもあり、人間関係が大変でした。改善すべき課題は見えていたのですが、若手の僕が急に意見を言っても聞いてくれるわけでもなかったので、まずは場に馴染むことを意識していました。そこは結構苦労しました。
創業初期に知るべき知識・サポートとは?
さまざまな困難や苦労を経験した起業家が、創業初期の頃を思い返してみて、あの頃どんな知識やサポートがあったら良かったと思っているのかお聞きしました。
顧客開発をもっとちゃんとしておけばと思いましたね。キャンプ用品を貸してくれる人はたくさんいたのですが、借りてくれる人が見つからず探すのにとても苦労ました。貸す側、借りる側、どちらの顧客についても考える必要があったなと今は思います。
Lagoon KOZAの支援を受けていて一番助かっているのは、資金調達についての知識ですね。株の話だったり、融資の話だったりと、私たちのビジネスを成長させるために必要な資金を適切に調達する方法についてアドバイスをいただきとても助かりました。
ゼロイチから始めるにしろ、事業承継するにしろ、やはり覚悟が必要ですね。僕も覚悟はしていたのですが、それでも思っていたよりきつい場面はたくさんありましたね。絶対にしんどい時はあるのでそこを乗り越える覚悟は必要だと感じますね。
これから起業を目指す方へのメッセージ
最後にスクール参加を検討している参加者に向けて、先輩起業家の方々からメッセージをいただきました。

こういうことが好きだな、という好奇心があるのにやらないのは勿体無いと思います。
正直、起業は超大変ですが好きなことは続けられるので、好きで乗り越えられるという自身があれば絶対にやった方がいい。とにかくトライしてほしいですね。
自分の好きなことで生きている人は1%しかいないと言われたことがあります。今、この場に集まっている皆さんは、やりたいことがある人や助けたい人がいる方々だと思います。私も皆さんと一緒に挑戦していければと思います!
自分のやりたいことを深ぼることは大事。自分がなんで起業したいのかがないと、困難に陥った時のよじ登るエネルギーがないので、そこはちゃんと時間をかけて考えてほしいですね。
交流会
トークイベントの後には交流会を実施し、参加者同士や先輩起業家と楽しく交流する様子が見られました。
参加者からは、「苦労しながらも楽しんでいる姿を見て刺激になった」「自分のやりたいことにもっと向き合おうと思った」「講座でもっと具体的に学んでみたい」などの声をいただきました!



さいごに
スタートアップラボVol.6は、6月14日(金)17時まで参加申し込みを受け付けています。
今までにない新しいビジネスモデルや、社会課題を解決するソーシャルビジネスなど、
既存のビジネスモデルに当てはまらない事業アイデアも大歓迎!
スタートアップラボに参加して、起業への一歩を踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしてしております✨

2024年3月1日イベントレポート
ひとの心を動かすプレゼンテーションの極意|スタートアップラボVol.5 第5回講座イベントレポート
2/13(火)に「スタートアップラボVol.5(以下、スタラボ)」の第5回講座が開催されました。
今回は、DXエバンジェリストの常盤木龍治氏をお招きし「プレゼンテーションの極意」についてお話ししていただきました。
第3回そして第4回で考えた自分のやりたいこと、事業アイデアをどのように伝えるのか?どのように見せるのか?を学びました。常盤木氏から伝授いただいたポイントの一部を記事の中で紹介しているので、ぜひ皆さんも活用してみてください!
常盤木さんってどんなひと?

常盤木 龍治氏
沖縄のIT番長とも呼ばれている常盤木氏。日本を代表するテクノロジー企業で様々なプロダクト企画/開発、事業戦略や人材育成に関わる。サービス業全般にでデータ分析サービス事業や、開発事業を行う「EBI LAB」へ創業と同時に最高技術責任者/最高戦略責任者/エバンジェリストに就任。
プレゼン初級編|プレゼンは才能ではなく、努力。

講座冒頭で常盤木氏より、プレゼンテーションの目的は何か?という問いかけがありました。
プレゼンの目的とは「相手の感情を動かし、相手の行動に影響を与えること」。
ただ伝えるだけではなく、相手の第一印象を変化させ、仲間になりたい!とポジティブになってくれることだとレクチャーいただきました。
特に、プレゼンの準備時と本番時で押さえておくべきポイントをお話ししてくださいました。その一部をご紹介いたします!
準備時|1ページあたりの情報は少なめに。
情報量の多いスライド資料は、注目すべきポイントが多く、相手の印象に残りにくいとのこと。
相手にどうしても伝えたいポイントを絞り込み、スライド資料に落とし込むことが大切です。
本番時|問いかけをつくる。
問いかけを部分部分に入れることで、聞いてる側の参加者意識が向上します。
これは、プレゼンテーション初心者でも挑戦できるテクニックになっています。
本番時|からだを使う。
ひとりひとりに語りかけるように、体を使い表現することが重要です。
挑戦するにはハードルは少し高いですが、スクリーンを指すなどの小さな動作から練習することが鍵です。
他にも、様々な意識すべきポイントをレクチャーしていただきました!
また常盤木氏は何度も「プレゼンは才能ではなく、努力だ」とお話ししていました。
練習を重ね、何回もブラッシュアップする。行動した分だけ、相手を動かすことができるプレゼンになる。
常盤木氏からの熱いメッセージは、受講生ひとりひとりの心にしっかりと刺さっている印象を受けました。

初級編を学んだ後は、受講生に実際に発表してもらい、講師からコメントをいただきました。
「子どもを持つお母さんのサポートがしたい」「まるで ”生かされている” かのような高齢者をサポートしたい」といった、これまでの講座のなかで言語化具体化したアイデアをプレゼン。
すぐに実践できるコメントをいただき、ひとつひとつのアドバイスをメモする受講生の様子が印象的でした。
プレゼン上級編|プレゼンは、聞いてもらう人への愛。

講座後半では、主に「話し方」に焦点をあててお話ししてくださいました。
「話しているなか寝ている人がいるのであれば、それは話し手の責任である」と常盤木氏。
プレゼンテーションで1番大切なことは「聞いてくれる人への愛を忘れないこと」。
一人一人を認識して話し、スライドの見せ方は聞き手への細心の配慮を忘れないことが鍵だとお話ししていました。

プレゼンテーション以外の自分のサービスや商品を説明する際にも、話すスピードや構成の順番など意識する部分は共通しているとのこと。
今回講座で学んだことを活かし、今後受講生がどのようにステップアップしていくのか楽しみです!
第5回講座を受けての受講生の声
最後に、第5回講座を終えた受講生の学びになったこと・印象に残ったことを一部紹介いたします!
「初めてプレゼンのことを学べた。講座の全てが気付きでした。」
「新しい気づきがありまくりでした!自分自身を鍛えることをしたいので、リアルで学べて本当に良かった。」
「とにかく練習をする。講座内容を踏まえてプレゼンに挑もうと思う。」
といった声が上がっていました。
プレゼンテーションの目的から、実践的なスキルやコツまで全てを学べた第5回講座。
常盤木氏のお話を踏まえて、受講生ひとりひとりが最終プレゼンに向けて火がついた様子が見られました!
次回講座について
スタラボ第6回講座は、いよいよ受講生の創業プランピッチです。
12月からの講座で学び、具体化した受講生のやりたいことをプレゼンしてもらいます。

Lagoon KOZAの創業スクールについて
Lagoon KOZAではスタラボだけではなく、女性・子育て世代に特化した創業スクール「ゆくるばスクール」や、創業期特化型起業ブートキャンプ「STARTUP BOOTCAMP」なども開催しています。スタラボに関しても、第6弾「スタートアップラボ Vol.6」も開催予定です。
今後参加してみたい・興味のあるスクールがある方は、下記フォームから登録して、いち早く情報を手に入れませんか?


