2024年10月4日イベント
女性・子育て世代に特化したゆくるばスクールVol.3開講決定!
女性・子育て世代特化型創業スクール「ゆくるばスクール」Vol.3の開催が決定しました!
🙋♀️やってみたいことはあるけど、何から始めればいいの?
🙋♀️子育てしながら自分のやりたいことを仕事にしたい…
こんな悩みはありませんか?
ゆくるばスクールは、「挑戦したい」という志を持つ仲間や、創業1、2年目の先輩起業家、伴走してくれる講師と出会うコミュニティでもあります。
新しいことを始める第1歩として「私だからできること」を一緒に見つけてみませんか?
スクール申込〆切11/15(金)17:00
ゆくるばスクールってなに?
11/28(木)から「ゆくるばスクール」Vol.3がスタートします。約3ヶ月、全6回の講座になっています。
講師は、沖縄県で10年以上女性起業家の伴走支援をしているLagoon KOZAスタッフの岩渕が務めます。起業の準備期間に知っておくべき情報や必要なマインドセットを、実践的に学べます✨
講座で学んだことや実践の中で出てきた悩みを、同じ受講生とおしゃべりしながら共有し合い、仲間と共にやりたいことをカタチにすることを目指します!
【プログラム概要】
期間:2024年11月28日(木)〜2025年2月6日(木)
場所:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
参加費:無料
対象:沖縄市内在住の方もしくは沖縄市で創業を予定している方
※対象に当てはまらない方も限定枠があります。
定員:15名
11/7(木)に「ゆくるばスクール」Vol.3ガイダンス開催!
「ゆくるばスクール」Vol.3のガイダンスと交流会を開催いたします!
スクール説明後に実施する卒業生トークセッションでは、当時の様子についてお伺いします。
「ゆくるばスクールの雰囲気は?」
「受講する中で大変だったこと、楽しかったことは?」
「卒業した後の活動は?」
ここでしか聞けない「ゆくるばスクール」での体験談を、卒業生にざっくばらんにお話ししてもらいます!✨
まずはガイダンスに参加して、挑戦への一歩を仲間と共に踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしております!
もっと詳しく知りたい!という方は下記の記事をチェック!
プログラムの3つのポイント
POINT1 講座
SNS活用や資金計画の立て方など超実践的なスクールを全6回にわたり開講します。
POINT2 ゆくるばマルシェ
第5回講座では、マルシェイベントを開催!
広報・集客や値段設定など、やりたい!を具体的なカタチにするための1歩を踏み出します。
POINT3 特定創業支援等事業
特定創業支援等事業とは、ゆくるばスクールを受講することで、法人設立時に発生する登録免許税が半額になるなどの支援が受けられる制度のことです。
講座概要
第1回 11/28(木) 10:00-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:起業する「私」をイメージしよう
■オリエンテーション「ゆくるばスクール」、カリキュラムについての説明、受講生自己紹介
■地域で何か新しいことを考えたときに、何からはじめたらいいのか、自分は誰のどんな役に立てるのか?将来を見る据えた起業準備期間の過ごし方のポイント、コンセプトを明確にする重要性のお話をします。
■グループワーク:コンセプトの整理
第2回 12/12(木) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:想いが伝わるSNS活用の極意
■自分の思い、起業プランを描くまでの魅力を伝え、ファンづくりを行うための情報発信手法(SNS活用法・画像編集アプリ等)について実践事例をお話しします。
■グループワーク:コンセプトを実現するサービス考案
第3回 12/26(木) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:先輩起業家に話を聞いて、コンセプトをカタチにしよう
■先輩起業家をゲストとしてお招きし自分のやりたいことに対して、どう具体的に進めていくのか?というお話をしこれまでの体験談や現在実践していることなどお話をします。
■グループワーク:コンセプトもとに提供するモノ・コトの考案
第4回 01/09(木) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:家計に向き合おう!これからのお金の話!
■起業をスタートする前に、まずは、今の家計の現状を知り、自分が思いっきりチャレンジできる範囲はどこまでなのかを考え、これからの働き方の方向性について考えます。
■今の収入からどれくらい事業費へ充てられるか、社会保障や、損益分岐点の考え方について学びます。
■グループワーク:起業実践準備
第5回 01/25(土) 10:30-15:00 場所 Lagoon KOZA テーマ:自分のやりたいことを実践しよう!ゆくるばマルシェ
■思いの実現に向けて、お金をかけずに、いったい何ができるのかを考え、考えたことを「私らしく」まずはやってみるという実践の場、自分のやりたいことを確認する場、自分に自信を持つきっかけづくりの場に一緒にトライしましょう。
第6回 02/06(木) 13:30-17:00 場所 Lagoon KOZA テーマ:約3ヶ月の学びをまとめよう!最終成果報告会
■「やりたいこと」「自分にできること」「これからの私」についてのプラン発表会。思い描くだけでなく、起業実践、体験を通して感じたことを踏まえ「この人たちのためにこんな役に立ちたい」を整理し、今後目指す目標を発表。
受講生の声
実践型のスクールだったため、マルシェ出店や成果報告会を通して、実際のビジネス展開のイメージが明確になりました。座学だけでなく実践的な経験ができたことで、自信にもつながりました!
コンセプト確認を通じて、誰のために何をしたいのかを深く考えることで、自分のやりたい気持ちを再確認できました。個別メンタリングがとても心強く、支えになりました!
講義を通じて、起業に向けた能動的行動の重要性を学ぶことができた。また、完璧を求めず、できることを積み重ねる大切さも知りました。仲間との取り組みで行動が加速し、発表の機会が自分を見つめ直すきっかけになりました。あっという間の濃密な3ヶ月間でした!
過去のスクールの様子はこちらから!
ゆくるばスクールの様子を詳しく知りたい方は、過去のイベントレポートをぜひチェックしてみてください!
2024年10月1日イベント
【ソーシャルビジネス・スタートアップ特化型創業スクール】スタートアップラボVol.7開講!
1年以内に起業を目指す方を対象に、3ヶ月で起業に向けた具体的な計画を立てる実践的なプログラムです。
県内外で活躍する起業家・経営者から、実践的な知識とスキルを学び、起業前の困難を乗り越える力が身につく状態を目指します。ビジネスの基礎から計画の立て方、資金計画、そして最終ピッチまで、創業準備を万全に整えるためのカリキュラムが用意されています。
「自分のアイデアや強みを活かしたスタートアップを立ち上げたい」「社会的インパクトのあるソーシャルビジネスを立ち上げたい」「沖縄県を代表するような会社に成長させていきたい」
そんな方の参加をお待ちしております。
ガイダンス日程
スタートアップラボの受講を経て、起業したお二人をゲストとしてお呼びいたします。
「スタートアップラボは起業するまでにどのように活かされた?」
「やりたいことをカタチにするためにどのように動いた?」
「プログラムのおすすめポイントは?」
などなど、ざっくばらんにお話していただきます。
ガイダンス日程|
ガイダンス:10月21日(月)19:00-21:00
第2回説明会:10月29日(火)19:00-20:00
プログラムの特徴
フレームワークを使った講座や、起業時に必要となる事業計画書や資金計画などに取り組む回があるので着実に起業に近づくことができます。
講師は全員が経営者や、数多くの支援実績がある方が揃っているので、他では聞けない”専門家だから”伝えられることを知ることができます。
年間300件を超える創業相談を担当してきたLagoon KOZAスタッフから創業相談を受けることができます。また各種連携機関とのマッチングなどあなたに合わせた支援を提供します。
講座内容
麻生要一さんってどんな人?
リクルート時代を経て起業家へ転身。これまで1,500の社内プロジェクトと300社のスタートアップの支援経験をもち、2018年にアルファドライブを設立。投資家としてはベンチャーキャピタルであるUB Venturesのベンチャーパートナーとして、また同時に個人投資家としても活動し、創業期の起業家を中心として30社を超える投資実績を持つ。自身が起業家・投資家・経営者・絵人と複数の肩書を持つ。詳しく読む
嶺井政哉さんってどんな人?
2020年に「介護の現場に寄り添い、愛をもって介護DXを実現します」というミッションのもと介護現場の業務効率化を図るためのDXツールの提供等を行う株式会社ライフシフトを設立。
目取眞興明さんってどんな人?
もったいない食材のカレー化で食品ロスを解消するをミッションに、2021年10月にMOTTAINAI BATON株式会社を設立。世界の食品ロス問題の解決に挑む。現在24種類のレトルトカレーを開発。
外間ゆりさんってどんな人?
戦後、那覇の市場で郷土菓子を販売するほかませいか。創業当初から変わらない手作りで郷土菓子を作っている。外間ゆりさんは親族内承継により3代目となる。
兼村光さんってどんな人?
沖縄からインパクトを与える起業家を輩出するべく、県内にてスタートアップエコシステムを広げる活動を行う。また、起業家に対するビジネスのブラッシュアップ、プレゼンのやり方等のアドバイスも務める。時には沖縄のエコシステムにアクセスしたいという組織や個人の窓口になったり、県外に出向いて連携を図りに行くなどもしている。
平良亮太さんってどんな人?
琉球大学在学中に、教育系ベンチャーのコアメンバーとして、修学旅行事業を中心に、これまでに100校・1万人を越える県内外の学生、生徒同士対話の場を提供。現在はLagoon KOZAの事業責任者を務める。ビジネスアイデアのブラッシュアップや人材に関すること、販路開拓など、あらゆる相談に対応し年間300件を超える相談実績を持つ。
上原宇行さんってどんな人?
沖縄生まれ沖縄育ち。琉球大学(経済学専攻)を卒業後、沖縄振興開発金融公庫で中小企業融資を約5年務めたのち退職し起業。令和5年7月にユアトリー株式会社を設立し、県内の起業家やスタートアップ支援に奔走中。金融機関での経験から、資金計画に対するアドバイスを得意とする。
常盤木龍治さんってどんな人?
2016年より日本の産業構造変革加速の為、パラレルキャリアで日本を代表するテクノロジー企業で様々なプロダクト企画、開発、事業戦略、マーケティング、人材育成に携わる。また、パーソルホールディングス、クアンド、ZENTech、カステラ本家福砂屋、レキサスなど、テック企業から著名事業会社まで様々な企業の最高戦略責任者、最高技術責任者、社外取締役、エバンジェリスト、事業戦略アドバイザーを務める。
参加者の声
ここからは参加者の声を一部紹介いたします!
グループディスカッションなどを通して、他の人から客観的にビジネスモデルに対するコメントをもらえたのでアイデアの幅が広がりました。
講座以外で相談をすることができたので、講座でインプットしたことをすぐにアウトプットする習慣ができたため、進捗を止めずに起業まで進むことができました。
スタートアップラボに参加したことで、起業を目指す仲間づくりができたことが良かったです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。本プログラム受講中に起業した事例や、2カ月以内に起業に至った事例もあり、毎回人気の講座となっています。受講人数には限りがあるため、参加を検討している方はお早めにお申込ください。
講座期間|2024年11月5日~2025年1月20日
受講人数|15名
対象|沖縄市内在住の方もしくは沖縄市で創業を予定している方 ※対象に当てはまらない方も限定枠があります。
参加条件|ガイダンスもしくは説明会に参加すること
2024年9月27日イベント
ゆんたくしながら仲間と学べる「ゆくるばスクール」Vol.3ガイダンス開催!
沖縄市であたらしいことをはじめてみよう!
女性・子育て世代特化型創業スクール「ゆくるばスクール」Vol.3の開催が決定しました!📢✨
11/28(木)からスタートする「ゆくるばスクール」Vol.3に向けて、ガイダンスと交流会を実施します。
まずは、「ゆくるばスクール」について説明したあと、3名の卒業生をお招きし、当時の様子を振り返るトークセッションを行います。後半には、卒業生や事務局との交流会を予定していますので、ぜひご参加ください🔥
ガイダンス・説明会概要
【ガイダンス&トークセッション日程】
ガイダンス:2024/11/7(木) 10:30-12:30/受付開始10:00
定員:30名
【説明会日程】
第1回:2024/11/5(火) 14:00-15:00
第2回:2024/11/14(木) 14:00-15:00
定員:8名
場所:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
参加費:無料
対象:沖縄市内在住の方もしくは沖縄市で創業を予定している方
※対象に当てはまらない方も限定枠があります。
ゆくるばスクールってなに?
「ゆくるばスクール」とは、女性・子育て世代に特化した実践型創業スクールです。
講師は、10年以上沖縄県で女性起業家の伴走支援をしている、Lagoon KOZAスタッフの岩渕が務めます。
起業の準備期間に知っておくべき情報や必要なマインドセットを、実践的に学べます。
講座で学んだことや実践の中で出てきた悩みを、同じ受講生とおしゃべりしながら共有し合い、仲間と共にやりたいことをカタチにすることを目指します!
ゆくるばスクールVol.3詳細について
2024年
11/28(木) 第1回 起業する「私」をイメージしよう
12/12(木) 第2回 自分の想いの伝え方 SNS運用方法の極意
12/26(木) 第3回 先輩起業家の話を聞いて、起業する自分をイメージしよう
2025年
01/09(木) 第4回 家計に向き合おう!これからのお金の話!
01/25(土) 第5回 ゆくるばマルシェ 自分のやりたいことを実践しよう
02/06(木) 第6回 最終成果報告会 3ヶ月の学びをまとめよう
開催時間は全て10:30-13:30を予定
参加費:無料
対象:沖縄市で起業を今後考えてる方
定員:15名
※面談の上受講者を決定いたします。(先着順ではありません)
ゆくるばスクールの様子を詳しく知りたい方は、過去のイベントレポートをぜひチェックしてみてください!
11/7(木)に「ゆくるばスクール」Vol.3ガイダンス開催!
「ゆくるばスクール」Vol.3へのガイダンスと交流会を開催いたします!
スクール説明後に実施する卒業生トークセッションでは、当時の様子についてお伺いします。
「ゆくるばスクールの雰囲気は?」
「受講する中で大変だったこと、楽しかったことは?」
「卒業した後の活動は?」
ここでしか聞けない「ゆくるばスクール」での体験談を、卒業生にざっくばらんにお話ししてもらいます!✨
まずはガイダンスに参加して、挑戦への一歩を仲間と共に踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしております!
登壇者
中家 ルミ子さん(ゆくるばスクール 2期生)
ナービコーヒー
「珈琲自家焙煎で豊かな時間」(公式Instagramはこちらから)
西村 ちあきさん(ゆくるばスクール 2期生)
AKIコンサルタントオフィス
「未来をデザインできる力を、あなたに」(公式Instagramはこちらから)
アラカキ マコさん(ゆくるばスクールVol.2 2期生)
ココロの美容室
「現代版メンタルケア事業」(公式Instagramはこちらから)
2024年9月18日起業・創業
漆器が伝える日本の美意識と工芸の価値。|漆器職人 照屋翔士さん
Lagoon KOZA創業相談者インタビュー
Lagoon KOZAでは、年間300件を超える創業相談を受けてきました。昨年(令和5)年度は、相談を経て69人の方が創業されています。
事業の内容はさまざまで、廃棄ロスのアップサイクルから居酒屋まで、スモールビジネス、ソーシャルビジネス、スタートアップまで多岐に渡っています。
今回は、そんな創業相談の中でも、ここ数ヶ月で増えてきた「伝統工芸作家さんの独立や事業拡大の相談事例」についてご紹介します。
漆器職人 照屋さんに聞く「漆器が伝える日本の美意識と工芸の価値」
照屋さんが漆器制作を始めたきっかけは、幼少期から身近にあった漆器との触れ合いでした。実家が漆器に関わる家系だったものの、最初は東京での音楽活動に専念していた照屋さん。音楽を通じて思想を表現することに憧れ、特にジョン・レノンの影響を受けたそうです。しかし、20代の頃、祖母からの一言で本格的に漆器の道に足を踏み入れ、職人の高齢化と世代交代の問題に直面。自分の力で技術の継承と発展に寄与したいという思いから創業に至りました。
インタビューの様子
漆器職人としての背景について
漆器制作を始めたきっかけについて詳しく教えてください。
照屋さん: 「ものづくりが好きなら、職人としての道を考えてみてはどうか」と祖母から言われたことがきっかけで、漆器制作をする決意をしました。実は、その当時まで実家の仕事をするつもりはなく、音楽活動に専念するつもりでした。しかし、改めて家業を見直し、また家業とは別の方向で漆器制作をすることにしました。
実家は代々、仏壇や仏具の制作販売を手掛ける家系で、幼少期から漆器に触れる機会がありました。ただ、当初音楽に強い興味を持ち、高校を卒業してからしばらくは東京でバンド活動をしていたんです。その後、音楽の道を追い求め北アメリカ大陸を縦断、帰国後に結婚し子供が生まれたので、生活基盤を整えるために漆器制作を本格的に始めました。30歳ごろまで続けながら、工芸の現状を見て、自分で創業する決意を固めました。
工房の様子
音楽活動を始めるに至った経緯や、音楽活動から漆器制作に進む決意の背景について、さらに詳しく教えてください。
照屋さん: 音楽活動に興味を持ったのは、音楽が持つ思想性に惹かれたからです。小学生の頃は流行りのJ-POPを表面的なものに感じていましたが、洋楽に触れ、ジョン・レノンが音楽を通じて世界平和を訴える姿に感銘を受けました。この影響で、自分の思想を音楽で実現する方法を見出し、本格的な音楽活動を開始しました。しかし沖縄ではバンドを組む機会がなく、高校卒業後、上京する決意をしました。上京後は自由に活動できる環境を整え、レーベルには所属せず、YouTubeやSNSを利用して活動を広めました。バンドのコンセプトは、一体感を持てる曲作りをすることでしたが、メンバーとの温度差から3年で解散しました。
その後24歳の時に、ギター片手に北アメリカ大陸を縦断し、カナダからアメリカ西海岸、メキシコ、グアテマラ、キューバを訪れました。この旅で地域の温かさや人との触れ合いを再認識し、幸福度が物質的豊かさとは関係ないことを強く感じました。
帰国後は結婚し、子供が生まれた後、生活基盤を整えるために漆器制作を本格的に始め、30歳ごろまで続けながら創業を決意しました。
技術と伝統の継承
漆器制作の中で特に大切にしていることは何ですか?
照屋さん: 漆器制作において最も大切にしているのは、日本の美意識のひとつである「見立て」の考え方です。例えば、枯山水の砂利が「川」に見立てられているように、漆器でも一見シンプルなものが、実は深い意味や美しさを秘めているという考え方です。漆器は長期間使用できるため、使うことで味わいが増し、その過程での変化も楽しめるという点も重要です。
「見立て」という考え方に至るきっかけは、妻の妊娠と出産の経験でした。
出産後、妻は妊娠線を気にしており、ネガティブな感情を抱いていました。しかし、私はその妊娠線を「子どもたちが元気に過ごせるのは、妻が命がけで子どもを産んでくれた証だ」とポジティブに捉えることで見方を変えました。私の漆器と美意識の考え方に大きな影響を与えた出来事でした。
位牌作りの様子
創業について
創業を決意したきっかけは何ですか?
照屋さん: 修行時代の経験から、職人の高齢化と技術の継承問題に深い危機感を抱きました。職人の子供たちが仕事を継ぎたいと願うこともありますが、金銭的な理由で断念せざるを得ないケースが多いのが現状です。職人自身はその仕事を心から愛しているものの、子供たちにその厳しい現実を引き継がせることに躊躇してしまいます。こうした状況を目の当たりにし、貴重な技術が失われてしまうことを大変残念に思いました。
私自身も、職人であった祖父が亡くなり、技術を直接教えてくれる人がいなくなったため、下請けの職人を訪ねて一度だけ技術を見せてもらい、それを何度も頭の中で再生しながら技術を習得していきました。職人に何度も教えを請うことができなかったため、見て覚えるという手探りの修行でした。また、沖縄県の施設で漆器全般の作り方を学んだ経験もあり、その知識を基に技術を再現してきました。最初は位牌の金を貼る作業から始め、螺鈿技法やその他の技術を習得し、現在では木地を除くほとんどの位牌作りができるようになりました。
位牌作りの様子
創業するにあたって、どのようなビジョンや目標を持っていますか?
照屋さん: 大量生産・消費といった工業製品的な売り方が目立つ中で、漆器が持つ長い時間の感覚を大切にし、工芸品としての独自の価値を提案したいと思っています。例えば、修行僧が食事の際に使う応量器を作り、食事を通じて自然との繋がりを感じられるような器を提供しています。
そして、漆器を通じて「人の不幸を少しでも取り除く」ことをミッションにしています。漆器のデザインや使用方法から、物事の見方を変えたり、ポジティブな面を引き出すことに重点を置いています。見立ての考え方が活きてくると感じています。
応量器
創業に際して、最も大きな課題は何だと思いますか?それをどう克服しようと考えていますか?
照屋さん: 最大の課題は、経営の知識不足です。ものづくりはできますが、経営には専門的な知識が必要です。そこで、経営の専門家と連携し、アドバイスを受けながら学ぶ必要があります。また、業界のイベントやビジネスマッチングの機会を活用し、支援を受けられる環境を整えていきたいです。
さらに、経営面だけでなく、横に広がるような仲間やサポーターとの連携を強化し、互いに支え合いながら進めていくことも重要だと考えています。
創業にあたって、最も楽しみにしていることや期待していることは何ですか?
照屋さん: 創業を通じて、自分のアイデアやビジョンが形になる瞬間を楽しみにしています。漆器がどのように現代のライフスタイルに溶け込み、新しい価値を提供できるのかを見るのはとてもワクワクします。また、国際的な市場に漆器の魅力を伝え、伝統と革新の融合を実現することができれば、それは非常に大きな達成感につながります。
応量器を広げた時の様子
漆器の未来とメッセージ
最後に、読者に向けて漆器の魅力やメッセージをお願いします。
照屋さん: 漆器の魅力は、その耐久性と美しさにあります。しっかりとした漆器は、メンテナンスを続ければ何百年も愛用でき、時間とともにその風合いや輝きが変化し、使うほどに愛着が増します。傷や艶が重なることで、漆器は一層味わい深くなります。漆器を通じて、自分の美意識や生活の価値を再発見し、日常に豊かさをもたらす一助となればと思います。
Lagoon KOZAでは、事業アイデアの壁打ちから資金調達の相談まで、幅広くサポートしています。
カフェや居酒屋などのスモールビジネスから、社会課題解決を目的としたソーシャルビジネス、グローバルな市場を見据えたスタートアップまで、どんな業種業態のビジネスでも相談可能です。
2024年9月10日イベントレポート
【イベントレポート】起業家の挑戦と成長がここに!4ヶ月の成果を披露するピッチイベント|『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP
2024年9月6日(金)、琉球ミライ主催の創業スクール「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」の最終ピッチイベントを開催しました。
沖縄から4名、北海道から2名、さらに今年から新たに茨城から4名が加わり、合計10名の起業家が、4ヶ月間の学びを経て、磨き上げたビジネスアイデアとその成果を発表しました。
イベントには、過去の卒業生、行政機関、金融機関の方々など、オンラインオフライン合わせて20名の参加者が集まりました。
受講生紹介
ピッチイベントでは、受講生たちが革新的なビジネスアイデアを披露しました。その中で、受賞者として選ばれた3名の取り組みをご紹介します。
FUNDINNO賞 宮城 新さん
『営業の“働く”をスマートに』
“自分らしさを大切にすること”を知り、誰もが仕事・プライベートを両立し創造性を発揮する世界を作りたい
KSA賞 永松 裕士さん
『言葉にできない想いを魅せる』
言葉にできない悩みや絶望感を抱える全ての人を表現者(アーティスト)にしたい
麻生賞 田辺 貴久さん
『悩みを聞くことを約束した唯一無二のお寺』
悩みや秘密を安心して話せる場所を提供して悩みのない世界を作りたい
交流会
ピッチイベント後の交流会では、意見交換やネットワーキングが活発に行われました。受講生同士4ヶ月間の苦楽を分かち合う姿や、新たな事業連携のアイデアが飛び交うなど、今後の起業家人生においてかけがえのない仲間との出会いが生まれました。
「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」第6期
「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」第6期は来年度も開講予定です!
スクールについて詳しく知りたいという方は下記の記事をチェック!
創業期特化型起業講座「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」
詳細の講座スケジュールが決定次第、HPでご案内いたしますので、いち早く開講情報を知りたい!という方は下記リンクよりフォームにご登録ください!
2024年9月10日イベントレポート
【ゆくるばスピンオフイベントレポート】クラウドファンディングを活用したファンづくりをしよう!
2024年9月3日(火)にLagoon KOZAにてゆくるばスクールスピンオフイベント「はじめてのクラウドファンディング」を開催しました!!
本イベントは、クラウドファンディングのプロフェッショナルでもあるLagoon KOZAスタッフの岩渕から、想いを多くの方に届けるツールとしてのクラウドファンディング活用術について紹介し、13名の方に参加していただきました✨
クラウドファンディングを活用して、挑戦の第一歩を踏み出そう!
クラウドファンディングは、多くの方から少額の支援を集めてプロジェクトを実現する手法です。想いが集まることで、起業家は夢やアイデアを”具体的”な一歩として踏み出せます。
そして、クラウドファンディングを成功させるためには、情熱を持って準備し、「誰にどんな価値を届けたいか」をしっかり考えることが大切です。
グループワーク|コンセプトを考える
後半では、コンセプトシートをもとに、自分が起業したときのアイデアやこれまでの取り組み、支援者へのリターンを考えるなどグループでワークを実施しました。
実際にクラウドファンディングに取り組む姿を想像し、話し合うことで「これなら自分でもできそう!」という感覚を持てたのではないでしょうか。具体的なプランを考えることで、実現にむけた一歩を踏み出すことができます🔥
参加者の声
🙋♀️「情熱を持って発信することで、ファンづくりができるということを学んだ」
🙋♀️「情報発信では何が伝わるかを意識することが大切だということがわかりました!」
🙋♀️「グループワークを通して、クラウドファンディングを活用する具体的なイメージができてよかった!」
ゆくるばスクールについて詳しく知りたいという方は下記の記事をチェック!
女性・子育て世代に特化したゆくるばスクールVol.2開講決定!
お知らせ
ゆくるばスクールvol.3は、11月から開講予定です🏃
詳細の講座スケジュールが決定次第、HPでご案内いたしますので、いち早く開講情報を知りたい!という方は下記リンクよりフォームにご登録ください!
2024年7月10日イベントレポート
【イベントレポート】金融機関から学ぶ融資入門セミナー
6月19日(水)に、沖縄振興開発金融公庫と琉球銀行の融資担当者さんをゲストにお招きし、金融機関から学ぶ融資入門セミナーをLagoon KOZAで開催しました!
本イベントでは、ゲストとしてご登壇いただいた沖縄振興開発金融公庫の比嘉さんと琉球銀行の高良さんに、「民間金融機関と公的金融機関における支援メニューの違い」や「事業計画書作成時のポイント」など、これから融資を検討されている方々が気になるポイントについてお聞きしました。
イベント当日は約20名の参加者が集まり、融資に対する関心の高さが伺えるイベントとなりました!
そんな「金融機関から学ぶ融資入門セミナー」の様子をご紹介します!
ゲスト紹介
沖縄振興開発金融公庫
比嘉 聡さん/上席調査役
那覇市出身。県内ラジオ局のアルバイトや市役所の非常勤職員を経て、2004年に沖縄振興開発金融公庫へ入庫。
融資部門への配属が比較的多いが、債権管理や経営部門等の分野も経験している。既に東京を含む全ての支店に配属経験があり、各地域ごとの雰囲気は一通り肌で感じている。
現在は中部支店業務第二課に所属、創業融資や大口の既往先に対する融資を主に担当している。
琉球銀行
高良 伊久磨さん/事業性営業担当 副長
2013年4月に琉球銀行に入行。リテール営業や融資業務を担当。2020年4月から法人事業部に配属し、海外展開支援担当として勤務。台湾駐在も経験している。
台湾駐在後スタートアップ支援担当に従事し、アクセラレーションプログラムの運営やファイナンス支援(融資・出資)を担当する。
2024年から赤道支店に配属。事業性営業(主に融資)の統括者を担当している。
モデレーター紹介
琉球ミライ株式会社
平良 亮太/Lagoon KOZA事業責任者
1994年那覇市生まれ、琉球大学 政治国際関係専攻を卒業。
在学中に株式会社がちゆんの立ち上げに携わり、
年間100校1万人を超える中高生を対象にアウトプット型の平和学習ワークショップを企画運営。
卒業後、株式会社FROGSにて琉球frogsの運営に携わり、琉球frogsのファンドレイジングやPR、都市型フェスLEAP DAYの広報を担当する。
2021年からLagoon KOZAの運営に従事し、年間300件超の創業相談や、100回超のイベントを企画運営を行う。
融資とは?出資と融資の違いは?
イベントは、沖縄振興開発金融公庫の比嘉さんと琉球銀行の高良さんの自己紹介から始まり、お二人に「融資とは?」「融資と投資の違い」についてご説明をいただきました。
特に株式会社だと融資・出資どちらも選択肢に入るので、悩まれる方が多いようです。
どちらの資金調達手段が良いか悪いかではなく、出資・融資どちらにもメリットとデメリットがあることをご説明いただきました。
また、今後どのように事業を成長させていくのか、どのように進めていくのかなど、目的や方向性によってどちらかの資金調達手段を適切に選ぶことが大切だとお話しいただきました。
大まかな融資までの流れ
次に、実際に融資が実行されるまでにどのような手続きや準備が必要なのか、公的金融機関と民間金融機関における支援メニューの違いも含めてお二人にご紹介をいただきました。
公的金融機関と民間金融機関大まかな融資の流れに大きな違いはありませんでしたが、お二人とも共通して重要なポイントは「創業計画書の作成」とおっしゃっていました。
理由としては、創業計画書の必要項目を埋めることで、融資を受ける際に必要な情報をまとめることができます。
融資を受ける際にまだ創業計画書を書いてない方は、まずは創業計画書を作成するところから始めましょう!
また、金融機関の窓口や各市町村の商工会、Lagoon KOZAなどの支援機関で創業計画書の作成サポートを受けることができますので、これから創業計画書を作成する方はご活用ください。
融資に至るまでに注目すべきポイント
続いて、融資に至るまでに注目すべきポイントについて、民間金融機関・公的金融機関のそれぞれの目線でお話しいただきました。
琉球銀行さんの高良さんは下記の3つをポイントとしてあげていました。
- 最低限の自己資金を用意する
融資を検討する際はできるだけ自己資金を用意すること、自己資金の目安は融資希望額の10~20% - 壮大な創業計画になっていないか
例えば、月100万円の売上を見込んでいる場合は、月100万を売り上げる根拠をしっかり示せるようにすること - 事業計画に矛盾はないか(きちんと説明ができるか)
創業資金額が壮大になると金融機関としては貸しづらくなる。創業初期はどれだけ小さく初めて大きくしていくかが基本!
続いて、沖縄振興開発金融公庫の比嘉さんは、下記の3つをポイントとしてあげていました。
- スモールスタートになっているか
融資の平均額は700~800万円!最低限の開業資金で、最大のパフォーマンスが出るような事業計画になっていること - 貯蓄を含めた自己資金の有無
公庫には自前の口座がないので、融資検討者の銀行口座に3ヶ月から半年間の積み立て履歴も確認する。自己資金の目安は事業費の3割 - 創業事業に関する実務経験があるかどうか
2年程度、創業事業に関連した仕事に勤めていたかどうかも重視する(アルバイトでも可)
お二人のお話を踏まえて、融資に至るまでに注目されるポイントは、貸したお金がちゃんと返済されるかどうかを見極めるポイントとなっている印象を受けました。
また、共通点として「自己資金の有無」と「スモールスタート」の2つがありました。
民間金融機関・公的金融機関のどちらを利用するにしても、上記2つのポイントは押さえておくべきポイントだと思います!
融資事例を踏まえて融資について考える
ここからは、実際にこれまでの融資事例を見ながら、融資担当者から見た評価ポイントについてお二人に伺いました。
今回は以下2件の融資事例をトーク形式でご紹介しました。
開業事例①
ひとつ目の事例では、県内ホテルの廃棄リネンをアップサイクルし、一般向けのシャツや、ホテルの授業員制服を作成するアパレルブランドの会社さんを紹介しました。
この案件では、『沖縄創業者等支援貸付(新規市場創出・活性化関連)』という、制度を適応しました。
この制度は、事業計画書の内容に独自性を持たせ、なおかつ融資を受けるご自身の実務経験がないと、滅多に適応できないものになります。
なるほど、、、!
珍しいパターンの案件だったんですね!
公庫の評価ポイントとしては、以下の3点になります。
①代表者の方がアパレル関係の実務経験があること
②沖縄市より特定創業支援等事業の認定を受けていたこと
③Lagoon KOZAの創業相談を活用し、自身の実務経験を活かしたデザインの独自性、具体的な仕入れ先や販売先を明確にしていたこと
実はこの案件は、私が創業相談を担当し特定創業支援等事業の認定を行いました。
また融資を受ける前の資金調達施策としてクラウドファンディングに取り組まれ、今までに類を見ないスピードで目標調達額を達成されていました。
このようにクラウドファンディングで資金調達を達成した実績などは、融資を受ける際に評価されますか?
販売実績などは、断然あった方が良いです!
起業・創業前に、商品・サービスを試しに作って販売してみたという経験は、少なからず評価に影響があるのかなと思います。
例えば飲食店を開業予定の方が、マルシェイベント等でテスト販売を行なっているなどの経験がある場合は、融資を受ける際にプラスの評価になりますか?
公庫としては、そこも評価ポイントとしてみています。
もちろん、商品・サービスのテスト販売経験だけでなく、そこに実績が伴っていたかも重要なポイントになってきます。
ご回答ありがとうございます。
ちなみに、クラウドファンディングに伴い、Lagoon KOZA施設内で展示販売なども実施しておりました!(Lagoon KOZAではクラウドファンディングのサポートなども行っております!)
開業事例②
ふたつ目の事例では、1台あたり単価400万〜500万のバイク販売事業を行う会社さんを紹介しました。
一般的な開業資金が700万〜800万に比べて、この案件では販売するバイクの単価が高いため、当面3ヶ月の仕入れ資金から店舗改装費用を含めた開業資金が約1,800万になりました。
この金額を公庫単体で抱えることは難しいと判断し、民間金融機関と協調融資を実行しました。
※沖縄振興開発金融公庫ではコザ信用金庫、海邦銀行と協調融資の制度を設けている。協調融資とは?
公庫とコザ信用金庫さんとお互いで事業評価をした上で、それぞれ750万ずつ、総額1,500万の融資を成立をさせました。
この案件で注目すべきポイントは、公庫とコザ信用金庫さんで全く同じ条件で、10年の返済期間、返済期間のうち一年の据え置き期間という仕組みが取れたことで、コザ信用金庫さんの評価を得られたことです。
このことから、公庫の制度面も協調融資を誘導しやすくなっています。
※据え置き期間とは、元金返済を猶予され利息のみを支払う期間のこと。
融資担当者としては、スモールステップでの開業をオススメしていますが、
どうしても開業資金が高くなりそうな場合は、協調融資もご検討いただければと思います!
創業計画書公開フィードバック
本イベントへご参加いただいた参加者の方から、事前に作成中の創業計画書をお預かりし、ゲストのお二人から創業計画書の作成時のポイントや、融資担当者がよく見るポイントについてお聞きしました。
①融資担当者が一番最初に目をつけるポイントとは?
創業計画書が提出された際に、一番最初に目をつけるポイントはどこになりますか?
まず最初に略歴を見ます。
今まで何をされていて、何をしたいのかを見ます。
私は、創業動機を一番最初に見るようにしています。
融資をご検討いただいている方がなぜこの事業で創業するに至ったのかがわかる創業動機は、公庫が融資を出せるかどうかを判断する大事なポイントになってきます!
先ほど実務経験が大事とはお話ししましたが、創業動機が詳しくお聞きできないと、わたしたちとしても相談に乗ることができないかなと思います。
Lagoon KOZAでも、よく融資に関する創業相談にいらっしゃる方から資金計画の立て方や計画の妥当性について相談をいただくんですが、融資相談では「なぜ創業するのか?」など創業に至った背景も見られているんですね!
個人の創業ストーリーをしっかり確認することで、相談者さまの人となりも見ていますね。
②運転資金や事業の見通しについて
ありがとうございます!
運転資金の部分に関してはどういう印象を受けますか?
もっと詳しく内訳を書いたほうがいいなど、アドバイスはありますか?
ここに書かれているものは、ほとんどテンプレート通りの記載になります。
公庫の評価ポイントとしては、事業の見通しに記載されている経費内訳を見て、何ヶ月分の見通しを立てているかをを特に確認しています。
ここで参考までに、
業種によって異なりますが、公庫では開業後3〜6ヶ月の資金を運転資金の対象としています。
ゼロから創業される方の場合だと、店舗を借りる際に発生する仲介手数料等の初期費用も運転資金の対象になります。
ありがとうございます。
Lagoon KOZAの創業相談でも「どこまで運転資金に入るんですか」、「お客さんを獲得するためにSNS広告をかけたいんですが、運転資金に入りますか?」とよく質問をいただきます。
実際に、広告宣伝費なども運転資金に含まれるんですか?
広告宣伝費はもちろん運転資金に含まれます!
ただし、、、!
運転資金は青天井なので、かけすぎても査定されますし、かけなさすぎても疑われます!(笑)
極端な話をすると、「SNS等の広告費は無料でできますので、広告費はかかりません」という方もいらっしゃいます。
そのため、どんなターゲットに向けて、なぜ広告費をかけて広告を出すのかを説明できるようにしなければなりません。
逆に融資担当者の方から、「この部分はお金をかけた方がいい」とアドバイスすることもあるんですか?
もちろんあります。
費用対効果が見込まれる部分にはしっかりお金をかけた方がいいですし、不要な部分は減らすということは必要です。
そこはわたしたちからもアドバイスをさせていただきます。
ありがとうございます。
融資をご検討されている方の中には、割と融資相談へ身構えて行かれる方が多数いらっしゃると思います(笑)
どんな方が担当者になるかわからないことも要因だとは思いますが、気軽にアドバイスなどもいただけるんですね!
③別紙資料は必要か?
今回創業計画書を提出いただいた方からは、別紙資料も預かっています。
一般的に融資相談に来られる方は、みなさん別紙資料も準備されているんですか?
飲食店さんなどのスモールビジネスをお考えの方で、別紙資料をご準備いただくケースはあまり無いかと思います。
特にベンチャー企業さんやスタートアップ企業さんですと、別紙資料をご準備いただいてしっかり事業内容をご説明いただくことが基本的に多いです。
公庫の事例としては、個人事業主として開業される方は創業計画書のみで事足りることが多いです。
別紙資料をご準備いただく方は、何かしらの創業支援を受けている方がほとんどです。
例えば、税理士さんの指導のもと創業計画書を書いてきた方やLagoon KOZAさんのように創業スクールを受講してきましたなどがあります。
融資担当者の方から見て、別紙資料はあったほうが喜ばれますか??
数字の根拠など、創業計画書を書ききれない部分を補足するような形で別紙資料をご準備いただいていると思いますので、無いよりはあった方が良いと思います。
具体的な内容がわかるので、私としてはあった方がありがたいです!
別紙資料の中で「このページや情報が記載されていてよかったな!」と思う、項目などはありましたか?
一般的に創業計画はコンパクトにまとめてくださいと言われていますので、創業計画書のテンプレートにはご自身の課題を書く欄はありません。
ただ、ご自身や事業の課題をちゃんと理解した上で、別紙資料等に記載されていると、融資担当者としてはポイントが高いです!
やはり、ビジネスモデルの俯瞰図のところですかね。
文章よりも図式化されていると、担当者としてはより理解しやすいかと思います。
最後に
トークセッション終了後には相談ブースを設置し、参加者のみなさんからゲストのお二人に積極的に質問されている様子が見られました。
参加者からは、「融資について補助制度や審査過程・方法、協調融資等貴重な情報が得られました」「直接専門の方のお話が聞けるだけでなく、質問や相談の場を設けていただき勉強になりました」などの声をいただきました!
Lagoon KOZAでできること
最後に、現在融資をご検討され、事業計画書の作成サポートや添削をご希望される方は、ぜひLagoon KOZAの創業相談をご活用ください。
支援経験の豊富な担当スタッフが、アイデアの壁打ちから、融資相談の同席まで一貫したサポートを行います。
作成いただいた創業計画書をお持ちいただければ、金融機関の窓口でもLagoon KOZAの創業相談窓口でも、お気軽にご相談いただけます!
また、Lagoon KOZAでは「特定創業支援等事業」も行なっております。
※各市町村の商工会でも受けることができます。
「特定創業支援等事業」の認定を受けることで、沖縄振興開発金融公庫さんの融資要件が緩和されたり、法人登記の際の登録免許税が半額になったりと創業初期のスタートダッシュに最適な支援メニューですので、こちらもご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
また、Lagoon KOZAの使い方/創業相談編の動画でも、創業相談でできることや特定創業支援等事業についても詳しくご紹介しております。こちらもぜひご覧ください。
2024年6月7日イベントレポート
「なぜ起業したのか?」現役起業家が語る、起業までの道のり|スタートアップラボVol.6 説明会&起業家トークセッション
2024年6月17日(月)からスタート!
全6回で創業初期に必要な知識や考え方について学ぶ「スタートアップラボVol.6」の説明会&先輩起業家トークイベントがLagoon KOZAにて開催されました!
山田 慎也さん(株式会社URAKATA)、崎濱 花鈴さん(Okaraokara inc)、山川 剛司さん(株式会社仲宗根糀家)が先輩起業家として、「事業立ち上げまでの紆余曲折」「創業初期に知るべき知識・サポート」など、一度経験したからこそ話せる起業家のリアルをお話ししてくれました。
本イベントには、17名の参加者が集まりました。参加者は20代から40代まで幅広く、すでに起業されている方や起業準備中の方、そしてまだアイデア段階の方など、さまざまな段階の方々が参加しました。
本記事では、先輩起業家トークイベントの様子をお届けします!
スタートアップラボとは?
「スターアップラボ」とは、起業する上で欠かせない知識とマインドセットを身につけ、フレームワークに沿って実践と改善を繰り返す実践型創業スクールです。
「事業の設計図となる創業計画」「商品・サービスの開発スキル」「初期顧客を獲得するマーケティング手法」など、実践的なノウハウを各テーマの専門家から学べる講座となっています。
全6回、オムニバス形式の講座を受講することで、事業のプロトタイプ(=試作)となるver.0を構築し、初期顧客の獲得達成を目指します💡
※ver.0とは「商品やサービスの価値を第三者に伝えられる状態」のことを指します。
また、起業初期に必要なノウハウを得るだけでなくLagoon KOZAスタッフによる創業相談が受けられ、さらに特定創業支援事業の対象になっているとてもお得なプログラムになっています。
起業家トークセッション|沖縄スタートアップゆんたく
初めに先輩起業家たちの事業を紹介してもらい、トークイベントが始まりました。
株式会社URAKATA CEO
山田 慎也さん
2018年4月にキャンプ用品シェアリングサービス「ソトリスト」を運営する、株式会社URAKATAを設立。「やりたいことで社会に貢献する」をモットーに掲げ、幅広い層へキャンプの魅力を発信する傍ら、自身のスタートアップの経験を伝える活動にも積極的に参加している。
Okaraokara inc 代表取締役
崎濱 花鈴さん
2024年1月にOkaraokara incを設立。学生時代から取り組んできた、沖縄県の島豆腐から出る副産物「おから」のロス問題を解決するため、おからを活用した代替肉の製造・販売を通して沖縄県内の資源循環を目指している。
株式会社仲宗根糀屋 次期二代目
山川 剛司さん
2023年から沖縄で手作りの糀(こうじ)を作る、株式会社仲宗根糀家の次期二代目として事業承継中。
沖縄では数少ない糀製品や文化を後世に残すため、前職のスキルを活かしたSNS発信や異業種とコラボした商品開発など新しい販路開拓を行っている。
なぜ起業したのか?
最初の質問は「なぜ起業したのか?」
どのようなきっかけで起業・事業承継に至ったのかお尋ねしました。
元々フリーランスとして働いていた時に、税金対策のため法人化を考えたことが起業のきっかけでした。僕も仲間もキャンプが好きで、その趣味を活かせる事業を展開したいという思いから、キャンプ関連のビジネスに挑戦することになりました。
大学時代のビジネスコンテストがきっかけで地元沖縄の豆腐屋さんが抱える課題を知った時に、なんとかして助けたいと思ったんです。どうしたら解決できるのか考えたら、起業以外で解決できる方法が思い浮かばなかったので、起業を決意しました!
元々「何かやってみたい」という思いはありました。そんな中、自分が好きな商品を提供していた仲宗根糀家が後継者不在で、なくなる可能性があると知った時に「自分が後世に残していきたい!」と思い、引き継ぐことを決めました。
事業立ち上げまでの紆余曲折
続いて、起業を決意した後の「事業立ち上げまでに直面した課題」について答えてもらいました。
資金調達は一生の課題ですね。キャンプのシェアリングサービスって僕らだけだったので、銀行からの評価もそこまで高いわけではありませんでした。資金調達において大事なのは「世の中に必要とされているものなのか」なので、実績を作りながらの資金調達に苦労しました。
腐りやすく、扱いにくいおからを、どう商品にしていくのかはとても苦労しました。おからを使いつつ、付加価値をつけるのがとても難しかったです。3年かけて100くらいの試作は考えましたね。
もとからある会社に入るということもあり、人間関係が大変でした。改善すべき課題は見えていたのですが、若手の僕が急に意見を言っても聞いてくれるわけでもなかったので、まずは場に馴染むことを意識していました。そこは結構苦労しました。
創業初期に知るべき知識・サポートとは?
さまざまな困難や苦労を経験した起業家が、創業初期の頃を思い返してみて、あの頃どんな知識やサポートがあったら良かったと思っているのかお聞きしました。
顧客開発をもっとちゃんとしておけばと思いましたね。キャンプ用品を貸してくれる人はたくさんいたのですが、借りてくれる人が見つからず探すのにとても苦労ました。貸す側、借りる側、どちらの顧客についても考える必要があったなと今は思います。
Lagoon KOZAの支援を受けていて一番助かっているのは、資金調達についての知識ですね。株の話だったり、融資の話だったりと、私たちのビジネスを成長させるために必要な資金を適切に調達する方法についてアドバイスをいただきとても助かりました。
ゼロイチから始めるにしろ、事業承継するにしろ、やはり覚悟が必要ですね。僕も覚悟はしていたのですが、それでも思っていたよりきつい場面はたくさんありましたね。絶対にしんどい時はあるのでそこを乗り越える覚悟は必要だと感じますね。
これから起業を目指す方へのメッセージ
最後にスクール参加を検討している参加者に向けて、先輩起業家の方々からメッセージをいただきました。
こういうことが好きだな、という好奇心があるのにやらないのは勿体無いと思います。
正直、起業は超大変ですが好きなことは続けられるので、好きで乗り越えられるという自身があれば絶対にやった方がいい。とにかくトライしてほしいですね。
自分の好きなことで生きている人は1%しかいないと言われたことがあります。今、この場に集まっている皆さんは、やりたいことがある人や助けたい人がいる方々だと思います。私も皆さんと一緒に挑戦していければと思います!
自分のやりたいことを深ぼることは大事。自分がなんで起業したいのかがないと、困難に陥った時のよじ登るエネルギーがないので、そこはちゃんと時間をかけて考えてほしいですね。
交流会
トークイベントの後には交流会を実施し、参加者同士や先輩起業家と楽しく交流する様子が見られました。
参加者からは、「苦労しながらも楽しんでいる姿を見て刺激になった」「自分のやりたいことにもっと向き合おうと思った」「講座でもっと具体的に学んでみたい」などの声をいただきました!
さいごに
スタートアップラボVol.6は、6月14日(金)17時まで参加申し込みを受け付けています。
今までにない新しいビジネスモデルや、社会課題を解決するソーシャルビジネスなど、
既存のビジネスモデルに当てはまらない事業アイデアも大歓迎!
スタートアップラボに参加して、起業への一歩を踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしてしております✨
2024年6月5日イベント
【6/19(水)開催!】資金調達をお考えの方必見!金融機関から学ぶ融資入門セミナー
資金調達の選択肢として融資をお考えの方、こんな悩みはありませんか?
🚩「どのタイミングで融資を視野に入れればいいか、分からない」
🚩「たくさんある融資メニューから、自分に合ったものが選べない」
🚩「融資に挑戦したいが、何から手をつけたらいいか分からない」
沖縄振興開発金融公庫から比嘉さん、民間金融機関を代表して琉球銀行から高良さんをお招きして、融資について習得できるトークイベントを6月19日(水)に開催いたします!
【イベント概要】
日時:2024年6月19日(水)19:00-20:30 受付開始18:30
会場:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
定員:20名
参加費:無料
このイベントでは、
「沖縄振興開発金融公庫と民間金融機関での融資メニューの違いは?」
「融資に必要な手続きの手順は?」
「適切な資金調達のタイミングは?」
資金調達の一つの手段である「融資」に関して、沖縄振興開発金融公庫から比嘉さん、琉球銀行から高良さんをお招きして、融資に関するアレコレをお伺いします!
沖縄振興開発金融公庫
比嘉 聡さん/上席調査役
那覇市出身。県内ラジオ局のアルバイトや市役所の非常勤職員を経て、2004年に沖縄振興開発金融公庫へ入庫。
融資部門への配属が比較的多いが、債権管理や経営部門等の分野も経験している。既に東京を含む全ての支店に配属経験があり、各地域ごとの雰囲気は一通り肌で感じている。
現在は中部支店業務第二課に所属、創業融資や大口の既往先に対する融資を主に担当している。
琉球銀行
高良 伊久磨さん/事業性営業担当 副長
2013年4月に琉球銀行に入行。リテール営業や融資業務を担当。2020年4月から法人事業部に配属し、海外展開支援担当として勤務。台湾駐在も経験している。
台湾駐在後スタートアップ支援担当に従事し、アクセラレーションプログラムの運営やファイナンス支援(融資・出資)を担当する。
2024年から赤道支店に配属。事業性営業(主に融資)の統括者を担当している。
イベントの4つのポイント
事例を踏まえた「融資時に大切なポイント」をレクチャー
過去の融資事例に対して、比嘉さんと高良さんからコメントをもらいます。
・どういう事業アイデアや事業計画に対して、融資を決めるのか?
・過去に起業家とどのようなやりとりを通じて融資が決まったのか?
・融資担当者がどのような判断基準で起業家や事業計画を見ているのか?
事業計画書のフィードバックがその場でもらえる!
融資の面談の際、融資担当者がどこの部分を見ているのか?
融資担当者が注視している箇所はどこなのか、どういう意図があるのかをお伺いします!ゲストのお二人が参加者の皆さまの事業計画書をその場で添削を実施しながら、徹底解説します!
※事業計画書の公開フィードバックは抽選2名までとさせていただきます。
融資メニューを各金融機関のベテランスタッフが紹介!
沖縄振興開発金融公庫と地方銀行の融資メニューは具体的に何が違うのか?ゲストのお二人がご自身の支援メニューについて説明します!
・公庫と民間銀行では融資についてどのような違いがあるのか?
・具体的な支援メニューの紹介
・どのタイミングで、どちらの融資を活用すべきか?
イベント終了後には、相談ブースも設置!
イベント後には、ゲストのお二人と気軽に話せるブースを設置します!
イベント内で感じた疑問やモヤモヤを、その場でゲストのお二人にお伺いすることができます!また今後相談したい際には、その場でつながりを持つことができます!
「融資を検討している!」
「融資について詳しく知りたい!」
「事業のスタートダッシュを確実に踏み出したい!」
と思っている方はぜひご参加ください。
7月6日(土)開催「万国津梁」をテーマにピッチイベント「KOZAROCKS PITCH AWARD」の登壇者エントリー開始
日本展開を目指す海外スタートアップ、海外展開を目指す日本国内スタートアップを募集中!
おきなわスタートアップ・エコシステムでは、KOZAROCKS実行委員会が主催するイベント「KOZAROCKS 2024」のコンテンツである「KOZAROCKS PITCH AWARD」を運営しています。
本日5月24日(金)より、当イベントのピッチ登壇者の募集を開始しました。
海外スタートアップの最優秀賞には日本進出の支援マッチング、国内スタートアップの最優秀賞には海外進出の支援マッチング等を提供いたします。
応募は締め切りました。
KOZA ROCKS 2024 特設 WEBサイト: https://www.koza.rocks/kozarocks2024
ピッチ登壇エントリー:https://forms.gle/SottMEssHrLqPjSU8
KOZAROCKS PITCH AWARDの特徴
グローバル展開を目指す国内外のスタートアップに特化したピッチ
海外からの日本展開、または日本から海外展開を目指すスタートアップであれば分野を問わずご登壇いただけます。
台湾のVCや支援機関、海外展開に知見のあるコメンテーターを誘致
ピッチ後のグローバル展開に特化したサポートが可能な方々を審査員としてご招待しています。
日時 | 2024年7月6日(土)13:00~15:00 |
会場 | X-BORDER KOZA 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1-15-14 |
主催 | 令和6年度スタートアップ・エコシステム構築支援事業(共催:KOZAROCKS実行委員会) |
アワード | 随時更新 |
登壇者エントリーについて
以下のエントリーフォームよりお申し込みください。多数のエントリーをいただいた場合は、下記の審査項目に沿って選考いたします。
【エントリー要件】
- 法人設立から5年以内であること
- 今後数年以内に海外展開を予定している、もしくは海外展開を前提にビジネスモデルを構築していること
- PoCの検証が可能な状態であること(プロダクトやサービスの試作がある状態)
- 英語でのプレゼンテーションができること
【選考スケジュール】
①応募フォームから申し込み:6/17(月)23:59〆切
②選考結果通知&英語ピッチ作成メンタリング日程調整連絡:6/20(木)12:00までに
③英語ピッチ作成メンタリング:6/20(木)〜6/27(木)
④ピッチ資料提出:7/1(月)18:00〆切
【審査項目】
- 海外展開または日本進出することで、どの程度事業拡大が見込めるか
- 海外展開または日本進出のための計画が具体的であるか(マイルストーンがあるか)
- 海外展開または日本進出することで現在のプロダクトやサービスのPoC検証が進むことが明確に説明できているか
- PoC検証後のロードマップが明確であるか
※海外展開を目指す国内スタートアップ:5組まで
※日本展開を目指す海外スタートアップ:5組まで
KOZAROCKS 2024とは?
KOZAROCKS 2024のテーマは 「万国津梁 ~アジアと日本の架け橋としての沖縄~」 日本国内にとどまらず、海外のスタートアップや投資家が集まります。
かつて船で日本とアジアを結び、貿易によって繁栄した琉球王国。 首里城正殿に掛けられた万国津梁の鐘には、世界の架け橋たる気概が誇らしげに刻まれています。
今もなおその精神を受け継ぐ沖縄は、現代でも国と国、人と人を結び、異なる地域や文化を理解し合う上で重要な役割を担うことができるポテンシャルに満ちています。
KOZAROCKS 2024では、沖縄がアジアと日本の架け橋となる意義を再認識し、新たな繋がりを築くきっかけとなるイベントを目指しています。
日時:2024年7月6日(土)11:00~21:00
開催場所:コザスタートアップ商店街 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1-7-8
主催:KOZAROCKS実行委員会
おきなわスタートアップ・エコシステムについて
おきなわスタートアップ・エコシステム(Startup Lab Lagoon Okinawa)は、革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を生み出しながら急成長を遂げるスタートアップを多面的に支援することで同企業が自立的・連続的に輩出され、短期間で成長する仕組み(スタートアップ・エコシステム)を構築することにより、様々な分野のイノベーションによって経済が活性化され、沖縄県の持続可能な発展につながる新事業・新産業の創出を図ることを目指しています。
住所:沖縄県那覇市松山1-2-13 長谷工那覇ビル1F Lagoon NAHA
電話:080-9855-6044
開館時間:平日 11:00~18:00
閉館日:土日、祝日、年末年始(12/29~1/3) 但し、イベント開催日は除く
メール:okst-info@okinawa-startup.jp
一般観覧者のお申し込みはこちらから!
KOZAROCKS PITCH AWARDでは、当日の一般観覧者を募集しています。参加は無料となっています。
沖縄県内だけでなく、県外海外のスタートアップの取り組みについて知ることができる機会となっております。皆様のご参加お待ちしております!
沖縄スタートアップ支援 合同公募説明会2024|5月10日(金)・5月14日(火)
スタートアップ・エコシステム構築支援事業よりお知らせです。
沖縄県内におけるスタートアップ向けの複数の支援事業の説明が一度に受けられる「沖縄スタートアップ支援合同公募説明会2024」が2024年5月10(金)と5月14日(火)の2日間、Lagoon NAHAとOIST(沖縄科学技術大学院大学)で開催されます。
①実証実験サポート事業
②テストベッド実証支援事業補助金
③令和6年度スタートアップアクセラレーション事業
④令和6年度スタートアップ事業化支援事業補助金
⑤スタートアップ創業支援事業(スタートアップ起業支援金)
これらの支援プログラムについて説明を受けたり、直接相談ができる機会となっております。
沖縄でスタートアップを目指す方や成長を目指すスタートアップ企業におすすめです。
■開催概要
▼Lagoon NAHA開催
2024年5月10日(金)15:00-18:00
住所:〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目2−13 内 長谷工那覇ビル 1F SAKURA innobase Okinawa
地図:https://maps.app.goo.gl/Kp7fqNtiTWdWKev76
内容:セミナー/支援内容説明/個別相談
▼OIST開催
2024年5月14日(火)14:00-17:00
住所:〒904-0412 沖縄県国頭郡恩納村谷茶1919−1 メインキャンパス C210
地図:https://maps.app.goo.gl/r4rYVUP5oRRWHJTm8
内容:個別相談のみ
皆さまのご参加をお待ちしております。
各種補助金のまとめ記事はこちらから▼
『2024年最新!スタートアップ向け補助金一覧!!』
2024年4月26日イベント
法人設立・スタートアップ型創業を志す方必見!起業家・専門家から実践的なノウハウを学びませんか?|スタートアップラボVol.6
法人設立、スタートアップ型創業を志す方向けの創業スクール「スタートアップラボ」Vol.6の開催が決定しました!
※現在14名の方からお申し込みいただいています。参加定員まで残り1名となりましたので、参加をご検討されている方はお早めにお申し込みください。
🙋起業・独立を考えているが、何から始めていいかわからない
🙋事業アイデアはあるが、どうマネタイズしたら良いかわからない
🙋♀️商品・サービスの魅力を顧客に届けるマーケティング方法がわからない
こういった悩みはありませんか?
このプログラムでは、起業までによくある悩みや課題を知る「起業家・経営者・投資家」が講師を務めます。
起業までに大切な6つのステップを実践しながら“起業”の解像度を高め、あなたの商品やサービスアイデアを具体的な事業として形にしてみませんか?
スクール申込〆切6月14日(金) 17:00
スタートアップラボってなに?
「スターアップラボ」とは、起業する上で欠かせない知識とマインドセットを身につけ、フレームワークに沿って実践と改善を繰り返す実践型創業スクールです。
「事業の設計図となる創業計画」「商品・サービスの開発スキル」「初期顧客を獲得するマーケティング手法」など、実践的なノウハウを各テーマの専門家から学べる講座となっています。
全6回、オムニバス形式の講座を受講することで、事業のプロトタイプ(=試作)となるver.0を構築し、初期顧客の獲得達成を目指します💡
※ver.0とは「商品やサービスの価値を第三者に伝えられる状態」のことを指します。
プログラムの3つポイント
POINT1 現役の実践者から学べる!
各テーマの専門家から、起業する上で欠かせないマインドセットや実践的ノウハウを学ぶことができます。
POINT2 伴走支援が充実!
起業の手順から事業内容の壁打ちまで、あなたの事業フェーズに合わせて、Lagoon KOZAスタッフへいつでも相談ができます。(講座外の時間でもOK!)
POINT3 プレゼンの機会を提供!
3ヶ月間のプログラムを通して作成した、ご自身の創業プランを発表していただきます。ピッチを通してその場で起業家・経営者からフィードバックをもらうことができます。
説明会概要
説明会では、「スタートアップラボの説明」「先輩起業家ゲストトーク」「交流会」の3つのセッションを予定しております。
プログラムの説明だけでなく、ここでしか聞けない先輩起業家ゲストの「なぜ起業したのか?」「事業立ち上げまでのプロセス」やなどこれから起業を目指す方がこれから創業を考えている方が気になることに焦点を当ててトークセッションを行います。
イベント後半では、先輩起業家ゲストと直接お話ができる交流会を予定していますのでお楽しみに!
日時:2024/6/3(月) 19:00-21:00
場所:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
※説明会は6月3日(月)に終了いたしましたが、スタートアップラボへの申し込みは6月14日(金)まで受け付けています。
講座概要
麻生氏ってどんな人?
リクルートホールディングス新規事業開発室長を経て2018年に起業家へ転身。ユーザベースへ統合され成長を続けるAlphaDriveのCEOを代表とする複数の企業を同時多発的に創業し経営する。個人投資家であり同時に機関投資家(UB Ventures)としても活動し、創業期の起業家を全面的に支援。
これまで500社以上のスタートアップ企業、1,100人以上の起業家の創業期を支援した麻生氏から、創業初期によくある失敗を防ぐために必要な実践的ノウハウを学びます。
もっと麻生氏のことを知りたい方はこちらから!
平良氏ってどんな人?
「多様性を、もっとポジティブに、もっとナチュラルに」するため、多様性ファシリテーターとして行政、学校、企業を対象にDEI研修、講演、ワークショップを実施。琉球大学在学中に教育ベンチャー「株式会社がちゆん」の立ち上げメンバーとしてワークショップの企画開発や人材育成を担当。2019年から若年層向けアントレプレナーシップ育成プログラム「琉球frogs」の運営・メンターを担当。
現在は起業創業支援を行う「Lagoon KOZA」の運営責任を務める。
2021年から支援者として約1,000人以上の創業支援を行なってきた平良氏から「創業計画の基礎」を学び、あなたの起業動機から事業コンセプト、今後のビジョンを言語化することで、アイデアを事業化するための設計図となる「創業計画」を作成します。
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兼村氏ってどんな人?
沖縄県内最大手のIT関連サービス企業である株式会社OCCに入社。人事・人材育成、営業、経営企画業務に従事。
現在はITテクノロジー分野を軸に沖縄県経済の振興を図る産業支援機関として設立された、「一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)」に在籍。スタートアップ支援をメインに、人材育成分野、アイデアソン・ハッカソンの企画運営。対話型セッションによる新しい価値の創出を図るフューチャーセンターの運営に従事。
ISCO外の活動として社会課題解決に取り組む団体理事、起業家育成イベントのオーガナイズ、大学非常勤講師、各種公的機関の委員等を務めている。
これまでアントレプレナー育成から沖縄県のスタートアップエコシステム構築まで、さまざまなスタートアップ支援を行なってきた兼村氏から市場や顧客のニーズを捉えるプロダクト開発手法「Lean Startup」を学び、フレームワークを用いてあなたの事業に適したMVPをデザインします。
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篠原氏ってどんな人?
インターネットセキュリティーソフトウェア・SaaS企業やデジタルメディア企業で営業・新規事業を経験した後、2010年エバーコネクト株式会社を創業。その後も国内外様々なベンチャー企業の創業・上場・売却に携わる。
日本・東南アジアのスタートアップへ出資する傍ら、愛知県・沖縄県をはじめとする地方スタートアップエコシステム支援も行っている。
スタートアップ経験者であり、今まで30社近くのスタートアップに投資をしてきたエンジェル投資家でもある篠原氏から、市場分析のコツや、ターゲット設定の重要性を学び、商品・サービスの魅力を顧客に届けるマーケティング戦略を立てます。
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常盤木氏ってどんな人?
沖縄のIT番長こと常盤木氏。
日本を代表するテクノロジー企業で様々なプロダクト企画/開発、事業戦略や人材育成に携わってきました。
サービス業全般にデータ分析サービス事業や、開発事業を行う「EBILAB」へ創業と同時に最高技術責任者/最高戦略責任者/ヱバンジェリストに就任。
普段企業向けに実施している「伝わるプレゼン」の講座を実施します!
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プログラム最終回では、3ヶ月間のプログラムを通して作成した創業プランを発表してもらう「創業プランピッチ」を行います。
ピッチを通してその場で先輩起業家や専門家からフィードバックをもらうことができます。
自身の事業価値を伝え、今後の顧客獲得や資金調達につながる一歩を踏み出しましょう!
過去受講生の声
起業に関する課題や悩みについて気軽に相談でき、失敗にも成功にも寄り添いサポートしてくれるLagoonKOZAに出会えたことで、起業に挑戦するハードルが下がった。
実際に起業するまでの道のりが明確になったことで、事業の現在地とネクストステップを言語化することができた!
創業プランピッチ後に、先輩起業家から「やったらいいじゃん!」と背中を押してもらえたことで、起業する覚悟が決まりました!
前回のプログラム参加者からは、参加したことで起業や起業プロセスの解像度が高まったり、起業する覚悟がついたりと、ポジティブな声や変化が多く寄せられました✨
同じ起業を目指す仲間や、経験豊富なサポーターに出会えるのもこのプログラムの魅力の一つです!
過去スタートアップラボイベントレポート
過去の講座内容や参加者の様子を詳しく知りたい方は、過去のイベントレポートをぜひチェックしてみてください!
まとめ
今までにない新しいビジネスモデルや、社会課題を解決するソーシャルビジネスなど、既存のビジネスモデルに当てはまらない事業アイデアも大歓迎!
スタートアップラボに参加して、起業への一歩を踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしてしております✨