2024年7月10日未分類 イベントレポート

【イベントレポート】金融機関から学ぶ融資入門セミナー

6月19日(水)に、沖縄振興開発金融公庫と琉球銀行の融資担当者さんをゲストにお招きし、金融機関から学ぶ融資入門セミナーをLagoon KOZAで開催しました!

本イベントでは、ゲストとしてご登壇いただいた沖縄振興開発金融公庫の比嘉さんと琉球銀行の高良さんに、「民間金融機関と公的金融機関における支援メニューの違い」や「事業計画書作成時のポイント」など、これから融資を検討されている方々が気になるポイントについてお聞きしました。

イベント当日は約20名の参加者が集まり、融資に対する関心の高さが伺えるイベントとなりました!

そんな「金融機関から学ぶ融資入門セミナー」の様子をご紹介します!

ゲスト紹介

沖縄振興開発金融公庫

比嘉 聡さん/上席調査役

那覇市出身。県内ラジオ局のアルバイトや市役所の非常勤職員を経て、2004年に沖縄振興開発金融公庫へ入庫。
融資部門への配属が比較的多いが、債権管理や経営部門等の分野も経験している。既に東京を含む全ての支店に配属経験があり、各地域ごとの雰囲気は一通り肌で感じている。
現在は中部支店業務第二課に所属、創業融資や大口の既往先に対する融資を主に担当している。


琉球銀行

高良 伊久磨さん/事業性営業担当 副長

2013年4月に琉球銀行に入行。リテール営業や融資業務を担当。2020年4月から法人事業部に配属し、海外展開支援担当として勤務。台湾駐在も経験している。
台湾駐在後スタートアップ支援担当に従事し、アクセラレーションプログラムの運営やファイナンス支援(融資・出資)を担当する。
2024年から赤道支店に配属。事業性営業(主に融資)の統括者を担当している。

モデレーター紹介

琉球ミライ株式会社

平良 亮太/Lagoon KOZA事業責任者

1994年那覇市生まれ、琉球大学 政治国際関係専攻を卒業。
在学中に株式会社がちゆんの立ち上げに携わり、
年間100校1万人を超える中高生を対象にアウトプット型の平和学習ワークショップを企画運営。
卒業後、株式会社FROGSにて琉球frogsの運営に携わり、琉球frogsのファンドレイジングやPR、都市型フェスLEAP DAYの広報を担当する。
2021年からLagoon KOZAの運営に従事し、年間300件超の創業相談や、100回超のイベントを企画運営を行う。

融資とは?出資と融資の違いは?

イベントは、沖縄振興開発金融公庫の比嘉さんと琉球銀行の高良さんの自己紹介から始まり、お二人に「融資とは?」「融資と投資の違い」についてご説明をいただきました。

特に株式会社だと融資・出資どちらも選択肢に入るので、悩まれる方が多いようです。

どちらの資金調達手段が良いか悪いかではなく、出資・融資どちらにもメリットとデメリットがあることをご説明いただきました。

また、今後どのように事業を成長させていくのか、どのように進めていくのかなど、目的や方向性によってどちらかの資金調達手段を適切に選ぶことが大切だとお話しいただきました。

大まかな融資までの流れ

次に、実際に融資が実行されるまでにどのような手続きや準備が必要なのか、公的金融機関と民間金融機関における支援メニューの違いも含めてお二人にご紹介をいただきました。

公的金融機関と民間金融機関大まかな融資の流れに大きな違いはありませんでしたが、お二人とも共通して重要なポイントは「創業計画書の作成」とおっしゃっていました。

理由としては、創業計画書の必要項目を埋めることで、融資を受ける際に必要な情報をまとめることができます。
融資を受ける際にまだ創業計画書を書いてない方は、まずは創業計画書を作成するところから始めましょう!

また、金融機関の窓口や各市町村の商工会、Lagoon KOZAなどの支援機関で創業計画書の作成サポートを受けることができますので、これから創業計画書を作成する方はご活用ください。

融資に至るまでに注目すべきポイント

続いて、融資に至るまでに注目すべきポイントについて、民間金融機関・公的金融機関のそれぞれの目線でお話しいただきました。

琉球銀行さんの高良さんは下記の3つをポイントとしてあげていました。

  1. 最低限の自己資金を用意する
    融資を検討する際はできるだけ自己資金を用意すること、自己資金の目安は融資希望額の10~20%
  2. 壮大な創業計画になっていないか
    例えば、月100万円の売上を見込んでいる場合は、月100万を売り上げる根拠をしっかり示せるようにすること
  3. 事業計画に矛盾はないか(きちんと説明ができるか)
    創業資金額が壮大になると金融機関としては貸しづらくなる。創業初期はどれだけ小さく初めて大きくしていくかが基本!

続いて、沖縄振興開発金融公庫の比嘉さんは、下記の3つをポイントとしてあげていました。

  1. スモールスタートになっているか
    融資の平均額は700~800万円!最低限の開業資金で、最大のパフォーマンスが出るような事業計画になっていること
  2. 貯蓄を含めた自己資金の有無
    公庫には自前の口座がないので、融資検討者の銀行口座に3ヶ月から半年間の積み立て履歴も確認する。自己資金の目安は事業費の3割
  3. 創業事業に関する実務経験があるかどうか
    2年程度、創業事業に関連した仕事に勤めていたかどうかも重視する(アルバイトでも可)

お二人のお話を踏まえて、融資に至るまでに注目されるポイントは、貸したお金がちゃんと返済されるかどうかを見極めるポイントとなっている印象を受けました。

また、共通点として「自己資金の有無」と「スモールスタート」の2つがありました。
民間金融機関・公的金融機関のどちらを利用するにしても、上記2つのポイントは押さえておくべきポイントだと思います!

融資事例を踏まえて融資について考える

ここからは、実際にこれまでの融資事例を見ながら、融資担当者から見た評価ポイントについてお二人に伺いました。

今回は以下2件の融資事例をトーク形式でご紹介しました。

開業事例①

ひとつ目の事例では、県内ホテルの廃棄リネンをアップサイクルし、一般向けのシャツや、ホテルの授業員制服を作成するアパレルブランドの会社さんを紹介しました。

この案件では、『沖縄創業者等支援貸付(新規市場創出・活性化関連)』という、制度を適応しました。
この制度は、事業計画書の内容に独自性を持たせ、なおかつ融資を受けるご自身の実務経験がないと、滅多に適応できないものになります。

なるほど、、、!
珍しいパターンの案件だったんですね!

公庫の評価ポイントとしては、以下の3点になります。

①代表者の方がアパレル関係の実務経験があること

②沖縄市より特定創業支援等事業の認定を受けていたこと


③Lagoon KOZAの創業相談を活用し、自身の実務経験を活かしたデザインの独自性、具体的な仕入れ先や販売先を明確にしていたこと

実はこの案件は、私が創業相談を担当し特定創業支援等事業の認定を行いました。
また融資を受ける前の資金調達施策としてクラウドファンディングに取り組まれ、今までに類を見ないスピードで目標調達額を達成されていました。

このようにクラウドファンディングで資金調達を達成した実績などは、融資を受ける際に評価されますか?

販売実績などは、断然あった方が良いです!
起業・創業前に、商品・サービスを試しに作って販売してみたという経験は、少なからず評価に影響があるのかなと思います。

例えば飲食店を開業予定の方が、マルシェイベント等でテスト販売を行なっているなどの経験がある場合は、融資を受ける際にプラスの評価になりますか?

公庫としては、そこも評価ポイントとしてみています。
もちろん、商品・サービスのテスト販売経験だけでなく、そこに実績が伴っていたかも重要なポイントになってきます。

ご回答ありがとうございます。
ちなみに、クラウドファンディングに伴い、Lagoon KOZA施設内で展示販売なども実施しておりました!(Lagoon KOZAではクラウドファンディングのサポートなども行っております!)

開業事例②

ふたつ目の事例では、1台あたり単価400万〜500万のバイク販売事業を行う会社さんを紹介しました。

一般的な開業資金が700万〜800万に比べて、この案件では販売するバイクの単価が高いため、当面3ヶ月の仕入れ資金から店舗改装費用を含めた開業資金が約1,800万になりました。
この金額を公庫単体で抱えることは難しいと判断し、民間金融機関と協調融資を実行しました。

※沖縄振興開発金融公庫ではコザ信用金庫、海邦銀行と協調融資の制度を設けている。協調融資とは?

公庫とコザ信用金庫さんとお互いで事業評価をした上で、それぞれ750万ずつ、総額1,500万の融資を成立をさせました。

この案件で注目すべきポイントは、公庫とコザ信用金庫さんで全く同じ条件で、10年の返済期間、返済期間のうち一年の据え置き期間という仕組みが取れたことで、コザ信用金庫さんの評価を得られたことです。
このことから、公庫の制度面も協調融資を誘導しやすくなっています。

※据え置き期間とは、元金返済を猶予され利息のみを支払う期間のこと。

融資担当者としては、スモールステップでの開業をオススメしていますが、
どうしても開業資金が高くなりそうな場合は、協調融資もご検討いただければと思います!

創業計画書公開フィードバック

本イベントへご参加いただいた参加者の方から、事前に作成中の創業計画書をお預かりし、ゲストのお二人から創業計画書の作成時のポイントや、融資担当者がよく見るポイントについてお聞きしました。

①融資担当者が一番最初に目をつけるポイントとは?

創業計画書が提出された際に、一番最初に目をつけるポイントはどこになりますか?

まず最初に略歴を見ます。
今まで何をされていて、何をしたいのかを見ます。

私は、創業動機を一番最初に見るようにしています。
融資をご検討いただいている方がなぜこの事業で創業するに至ったのかがわかる創業動機は、公庫が融資を出せるかどうかを判断する大事なポイントになってきます!

先ほど実務経験が大事とはお話ししましたが、創業動機が詳しくお聞きできないと、わたしたちとしても相談に乗ることができないかなと思います。

Lagoon KOZAでも、よく融資に関する創業相談にいらっしゃる方から資金計画の立て方や計画の妥当性について相談をいただくんですが、融資相談では「なぜ創業するのか?」など創業に至った背景も見られているんですね!

個人の創業ストーリーをしっかり確認することで、相談者さまの人となりも見ていますね。

②運転資金や事業の見通しについて

ありがとうございます!
運転資金の部分に関してはどういう印象を受けますか?
もっと詳しく内訳を書いたほうがいいなど、アドバイスはありますか?

ここに書かれているものは、ほとんどテンプレート通りの記載になります。
公庫の評価ポイントとしては、事業の見通しに記載されている経費内訳を見て、何ヶ月分の見通しを立てているかをを特に確認しています。

ここで参考までに、
業種によって異なりますが、公庫では開業後3〜6ヶ月の資金を運転資金の対象としています。
ゼロから創業される方の場合だと、店舗を借りる際に発生する仲介手数料等の初期費用も運転資金の対象になります。

ありがとうございます。
Lagoon KOZAの創業相談でも「どこまで運転資金に入るんですか」、「お客さんを獲得するためにSNS広告をかけたいんですが、運転資金に入りますか?」とよく質問をいただきます。

実際に、広告宣伝費なども運転資金に含まれるんですか?

広告宣伝費はもちろん運転資金に含まれます!

ただし、、、!
運転資金は青天井なので、かけすぎても査定されますし、かけなさすぎても疑われます!(笑)

極端な話をすると、「SNS等の広告費は無料でできますので、広告費はかかりません」という方もいらっしゃいます。
そのため、どんなターゲットに向けて、なぜ広告費をかけて広告を出すのかを説明できるようにしなければなりません。

逆に融資担当者の方から、「この部分はお金をかけた方がいい」とアドバイスすることもあるんですか?

もちろんあります。
費用対効果が見込まれる部分にはしっかりお金をかけた方がいいですし、不要な部分は減らすということは必要です。
そこはわたしたちからもアドバイスをさせていただきます。

ありがとうございます。
融資をご検討されている方の中には、割と融資相談へ身構えて行かれる方が多数いらっしゃると思います(笑)
どんな方が担当者になるかわからないことも要因だとは思いますが、気軽にアドバイスなどもいただけるんですね!

③別紙資料は必要か?

今回創業計画書を提出いただいた方からは、別紙資料も預かっています。
一般的に融資相談に来られる方は、みなさん別紙資料も準備されているんですか?

飲食店さんなどのスモールビジネスをお考えの方で、別紙資料をご準備いただくケースはあまり無いかと思います。
特にベンチャー企業さんやスタートアップ企業さんですと、別紙資料をご準備いただいてしっかり事業内容をご説明いただくことが基本的に多いです。

公庫の事例としては、個人事業主として開業される方は創業計画書のみで事足りることが多いです。
別紙資料をご準備いただく方は、何かしらの創業支援を受けている方がほとんどです。
例えば、税理士さんの指導のもと創業計画書を書いてきた方やLagoon KOZAさんのように創業スクールを受講してきましたなどがあります。

融資担当者の方から見て、別紙資料はあったほうが喜ばれますか??

数字の根拠など、創業計画書を書ききれない部分を補足するような形で別紙資料をご準備いただいていると思いますので、無いよりはあった方が良いと思います。

具体的な内容がわかるので、私としてはあった方がありがたいです!

別紙資料の中で「このページや情報が記載されていてよかったな!」と思う、項目などはありましたか?

一般的に創業計画はコンパクトにまとめてくださいと言われていますので、創業計画書のテンプレートにはご自身の課題を書く欄はありません。
ただ、ご自身や事業の課題をちゃんと理解した上で、別紙資料等に記載されていると、融資担当者としてはポイントが高いです!

やはり、ビジネスモデルの俯瞰図のところですかね。
文章よりも図式化されていると、担当者としてはより理解しやすいかと思います。

最後に

トークセッション終了後には相談ブースを設置し、参加者のみなさんからゲストのお二人に積極的に質問されている様子が見られました。
参加者からは、「融資について補助制度や審査過程・方法、協調融資等貴重な情報が得られました」「直接専門の方のお話が聞けるだけでなく、質問や相談の場を設けていただき勉強になりました」などの声をいただきました!

Lagoon KOZAでできること

Lagoon KOZAの使い方 創業相談編

最後に、現在融資をご検討され、事業計画書の作成サポートや添削をご希望される方は、ぜひLagoon KOZAの創業相談をご活用ください。
支援経験の豊富な担当スタッフが、アイデアの壁打ちから、融資相談の同席まで一貫したサポートを行います。

作成いただいた創業計画書をお持ちいただければ、金融機関の窓口でもLagoon KOZAの創業相談窓口でも、お気軽にご相談いただけます!

また、Lagoon KOZAでは「特定創業支援等事業」も行なっております。
※各市町村の商工会でも受けることができます。

「特定創業支援等事業」の認定を受けることで、沖縄振興開発金融公庫さんの融資要件が緩和されたり、法人登記の際の登録免許税が半額になったりと創業初期のスタートダッシュに最適な支援メニューですので、こちらもご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

また、Lagoon KOZAの使い方/創業相談編の動画でも、創業相談でできることや特定創業支援等事業についても詳しくご紹介しております。こちらもぜひご覧ください。

 

2024年6月7日イベントレポート

「なぜ起業したのか?」現役起業家が語る、起業までの道のり|スタートアップラボVol.6 説明会&起業家トークセッション

2024年6月17日(月)からスタート!
全6回で創業初期に必要な知識や考え方について学ぶ「スタートアップラボVol.6」の説明会&先輩起業家トークイベントがLagoon KOZAにて開催されました!

山田 慎也さん(株式会社URAKATA)、崎濱 花鈴さん(Okaraokara inc)、山川 剛司さん(株式会社仲宗根糀家)が先輩起業家として、「事業立ち上げまでの紆余曲折」「創業初期に知るべき知識・サポート」など、一度経験したからこそ話せる起業家のリアルをお話ししてくれました。

本イベントには、17名の参加者が集まりました。参加者は20代から40代まで幅広く、すでに起業されている方や起業準備中の方、そしてまだアイデア段階の方など、さまざまな段階の方々が参加しました。

本記事では、先輩起業家トークイベントの様子をお届けします!

スタートアップラボとは?

「スターアップラボ」とは、起業する上で欠かせない知識とマインドセットを身につけ、フレームワークに沿って実践と改善を繰り返す実践型創業スクールです。

「事業の設計図となる創業計画」「商品・サービスの開発スキル」「初期顧客を獲得するマーケティング手法」など、実践的なノウハウを各テーマの専門家から学べる講座となっています。

全6回、オムニバス形式の講座を受講することで、事業のプロトタイプ(=試作)となるver.0を構築し、初期顧客の獲得達成を目指します💡

※ver.0とは「商品やサービスの価値を第三者に伝えられる状態」のことを指します。

また、起業初期に必要なノウハウを得るだけでなくLagoon KOZAスタッフによる創業相談が受けられ、さらに特定創業支援事業の対象になっているとてもお得なプログラムになっています。

起業家トークセッション|沖縄スタートアップゆんたく

初めに先輩起業家たちの事業を紹介してもらい、トークイベントが始まりました。

株式会社URAKATA CEO
山田 慎也さん

2018年4月にキャンプ用品シェアリングサービス「ソトリスト」を運営する、株式会社URAKATAを設立。「やりたいことで社会に貢献する」をモットーに掲げ、幅広い層へキャンプの魅力を発信する傍ら、自身のスタートアップの経験を伝える活動にも積極的に参加している。

Okaraokara inc 代表取締役
崎濱 花鈴さん

2024年1月にOkaraokara incを設立。学生時代から取り組んできた、沖縄県の島豆腐から出る副産物「おから」のロス問題を解決するため、おからを活用した代替肉の製造・販売を通して沖縄県内の資源循環を目指している。

株式会社仲宗根糀屋 次期二代目
山川 剛司さん

2023年から沖縄で手作りの糀(こうじ)を作る、株式会社仲宗根糀家の次期二代目として事業承継中。
沖縄では数少ない糀製品や文化を後世に残すため、前職のスキルを活かしたSNS発信や異業種とコラボした商品開発など新しい販路開拓を行っている。

なぜ起業したのか?

最初の質問は「なぜ起業したのか?」
どのようなきっかけで起業・事業承継に至ったのかお尋ねしました。

 

元々フリーランスとして働いていた時に、税金対策のため法人化を考えたことが起業のきっかけでした。僕も仲間もキャンプが好きで、その趣味を活かせる事業を展開したいという思いから、キャンプ関連のビジネスに挑戦することになりました。

 
 

大学時代のビジネスコンテストがきっかけで地元沖縄の豆腐屋さんが抱える課題を知った時に、なんとかして助けたいと思ったんです。どうしたら解決できるのか考えたら、起業以外で解決できる方法が思い浮かばなかったので、起業を決意しました!

 
 

元々「何かやってみたい」という思いはありました。そんな中、自分が好きな商品を提供していた仲宗根糀家が後継者不在で、なくなる可能性があると知った時に「自分が後世に残していきたい!」と思い、引き継ぐことを決めました。

 

事業立ち上げまでの紆余曲折

続いて、起業を決意した後の「事業立ち上げまでに直面した課題」について答えてもらいました。

 

資金調達は一生の課題ですね。キャンプのシェアリングサービスって僕らだけだったので、銀行からの評価もそこまで高いわけではありませんでした。資金調達において大事なのは「世の中に必要とされているものなのか」なので、実績を作りながらの資金調達に苦労しました。

 
 

腐りやすく、扱いにくいおからを、どう商品にしていくのかはとても苦労しました。おからを使いつつ、付加価値をつけるのがとても難しかったです。3年かけて100くらいの試作は考えましたね。

 
 

もとからある会社に入るということもあり、人間関係が大変でした。改善すべき課題は見えていたのですが、若手の僕が急に意見を言っても聞いてくれるわけでもなかったので、まずは場に馴染むことを意識していました。そこは結構苦労しました。

 

創業初期に知るべき知識・サポートとは?

さまざまな困難や苦労を経験した起業家が、創業初期の頃を思い返してみて、あの頃どんな知識やサポートがあったら良かったと思っているのかお聞きしました。

 

顧客開発をもっとちゃんとしておけばと思いましたね。キャンプ用品を貸してくれる人はたくさんいたのですが、借りてくれる人が見つからず探すのにとても苦労ました。貸す側、借りる側、どちらの顧客についても考える必要があったなと今は思います。

 
 

Lagoon KOZAの支援を受けていて一番助かっているのは、資金調達についての知識ですね。株の話だったり、融資の話だったりと、私たちのビジネスを成長させるために必要な資金を適切に調達する方法についてアドバイスをいただきとても助かりました。

 
 

ゼロイチから始めるにしろ、事業承継するにしろ、やはり覚悟が必要ですね。僕も覚悟はしていたのですが、それでも思っていたよりきつい場面はたくさんありましたね。絶対にしんどい時はあるのでそこを乗り越える覚悟は必要だと感じますね。

 

これから起業を目指す方へのメッセージ

最後にスクール参加を検討している参加者に向けて、先輩起業家の方々からメッセージをいただきました。

 

こういうことが好きだな、という好奇心があるのにやらないのは勿体無いと思います。
正直、起業は超大変ですが好きなことは続けられるので、好きで乗り越えられるという自身があれば絶対にやった方がいい。とにかくトライしてほしいですね。

 
 

自分の好きなことで生きている人は1%しかいないと言われたことがあります。今、この場に集まっている皆さんは、やりたいことがある人や助けたい人がいる方々だと思います。私も皆さんと一緒に挑戦していければと思います!

 
 

自分のやりたいことを深ぼることは大事。自分がなんで起業したいのかがないと、困難に陥った時のよじ登るエネルギーがないので、そこはちゃんと時間をかけて考えてほしいですね。

 

交流会

トークイベントの後には交流会を実施し、参加者同士や先輩起業家と楽しく交流する様子が見られました。
参加者からは、「苦労しながらも楽しんでいる姿を見て刺激になった」「自分のやりたいことにもっと向き合おうと思った」「講座でもっと具体的に学んでみたい」などの声をいただきました!

さいごに

スタートアップラボVol.6は、6月14日(金)17時まで参加申し込みを受け付けています。

今までにない新しいビジネスモデルや、社会課題を解決するソーシャルビジネスなど、
既存のビジネスモデルに当てはまらない事業アイデアも大歓迎!

スタートアップラボに参加して、起業への一歩を踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしてしております✨

 

2024年6月5日イベント

【6/19(水)開催!】資金調達をお考えの方必見!金融機関から学ぶ融資入門セミナー

資金調達の選択肢として融資をお考えの方、こんな悩みはありませんか?

🚩「どのタイミングで融資を視野に入れればいいか、分からない」

🚩「たくさんある融資メニューから、自分に合ったものが選べない」

🚩「融資に挑戦したいが、何から手をつけたらいいか分からない」

沖縄振興開発金融公庫から比嘉さん、民間金融機関を代表して琉球銀行から高良さんをお招きして、融資について習得できるトークイベントを6月19日(水)に開催いたします!

【イベント概要】
日時:2024年6月19日(水)19:00-20:30 受付開始18:30
会場:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
定員:20名
参加費:無料

このイベントでは、

「沖縄振興開発金融公庫と民間金融機関での融資メニューの違いは?」

「融資に必要な手続きの手順は?」

「適切な資金調達のタイミングは?」

資金調達の一つの手段である「融資」に関して、沖縄振興開発金融公庫から比嘉さん、琉球銀行から高良さんをお招きして、融資に関するアレコレをお伺いします!

沖縄振興開発金融公庫

比嘉 聡さん/上席調査役

那覇市出身。県内ラジオ局のアルバイトや市役所の非常勤職員を経て、2004年に沖縄振興開発金融公庫へ入庫。
融資部門への配属が比較的多いが、債権管理や経営部門等の分野も経験している。既に東京を含む全ての支店に配属経験があり、各地域ごとの雰囲気は一通り肌で感じている。
現在は中部支店業務第二課に所属、創業融資や大口の既往先に対する融資を主に担当している。

琉球銀行

高良 伊久磨さん/事業性営業担当 副長

2013年4月に琉球銀行に入行。リテール営業や融資業務を担当。2020年4月から法人事業部に配属し、海外展開支援担当として勤務。台湾駐在も経験している。

台湾駐在後スタートアップ支援担当に従事し、アクセラレーションプログラムの運営やファイナンス支援(融資・出資)を担当する。

2024年から赤道支店に配属。事業性営業(主に融資)の統括者を担当している。

イベントの4つのポイント

事例を踏まえた「融資時に大切なポイント」をレクチャー

過去の融資事例に対して、比嘉さんと高良さんからコメントをもらいます。


・どういう事業アイデアや事業計画に対して、融資を決めるのか?
・過去に起業家とどのようなやりとりを通じて融資が決まったのか?
・融資担当者がどのような判断基準で起業家や事業計画を見ているのか?

事業計画書のフィードバックがその場でもらえる!

融資の面談の際、融資担当者がどこの部分を見ているのか?
融資担当者が注視している箇所はどこなのか、どういう意図があるのかをお伺いします!ゲストのお二人が参加者の皆さまの事業計画書をその場で添削を実施しながら、徹底解説します!

※事業計画書の公開フィードバックは抽選2名までとさせていただきます。

融資メニューを各金融機関のベテランスタッフが紹介!

沖縄振興開発金融公庫と地方銀行の融資メニューは具体的に何が違うのか?ゲストのお二人がご自身の支援メニューについて説明します!

・公庫と民間銀行では融資についてどのような違いがあるのか?
・具体的な支援メニューの紹介
・どのタイミングで、どちらの融資を活用すべきか?

イベント終了後には、相談ブースも設置!

イベント後には、ゲストのお二人と気軽に話せるブースを設置します!

イベント内で感じた疑問やモヤモヤを、その場でゲストのお二人にお伺いすることができます!また今後相談したい際には、その場でつながりを持つことができます!

「融資を検討している!」

「融資について詳しく知りたい!」

「事業のスタートダッシュを確実に踏み出したい!」

と思っている方はぜひご参加ください。

 

2024年5月24日未分類 ニュース イベント

7月6日(土)開催「万国津梁」をテーマにピッチイベント「KOZAROCKS PITCH AWARD」の登壇者エントリー開始

日本展開を目指す海外スタートアップ、海外展開を目指す日本国内スタートアップを募集中!

おきなわスタートアップ・エコシステムでは、KOZAROCKS実行委員会が主催するイベント「KOZAROCKS 2024」のコンテンツである「KOZAROCKS PITCH AWARD」を運営しています。
本日5月24日(金)より、当イベントのピッチ登壇者の募集を開始しました。

海外スタートアップの最優秀賞には日本進出の支援マッチング、国内スタートアップの最優秀賞には海外進出の支援マッチング等を提供いたします。

KOZA ROCKS 2024 特設 WEBサイト: https://www.koza.rocks/kozarocks2024
ピッチ登壇エントリー:https://forms.gle/SottMEssHrLqPjSU8

KOZAROCKS PITCH AWARDの特徴

グローバル展開を目指す国内外のスタートアップに特化したピッチ

海外からの日本展開、または日本から海外展開を目指すスタートアップであれば分野を問わずご登壇いただけます。

台湾のVCや支援機関、海外展開に知見のあるコメンテーターを誘致

ピッチ後のグローバル展開に特化したサポートが可能な方々を審査員としてご招待しています。

日時2024年7月6日(土)13:00~15:00
会場X-BORDER KOZA 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1-15-14
主催令和6年度スタートアップ・エコシステム構築支援事業(共催:KOZAROCKS実行委員会)
アワード随時更新

登壇者エントリーについて

以下のエントリーフォームよりお申し込みください。多数のエントリーをいただいた場合は、下記の審査項目に沿って選考いたします。

【エントリー要件】

【選考スケジュール】

①応募フォームから申し込み:6/17(月)23:59〆切
②選考結果通知&英語ピッチ作成メンタリング日程調整連絡:6/20(木)12:00までに
③英語ピッチ作成メンタリング:6/20(木)〜6/27(木)
④ピッチ資料提出:7/1(月)18:00〆切

【審査項目】

※海外展開を目指す国内スタートアップ:5組まで

※日本展開を目指す海外スタートアップ:5組まで


KOZAROCKS 2024とは? 

KOZAROCKS 2024のテーマは 「万国津梁 ~アジアと日本の架け橋としての沖縄~」 日本国内にとどまらず、海外のスタートアップや投資家が集まります。

かつて船で日本とアジアを結び、貿易によって繁栄した琉球王国。 首里城正殿に掛けられた万国津梁の鐘には、世界の架け橋たる気概が誇らしげに刻まれています。

今もなおその精神を受け継ぐ沖縄は、現代でも国と国、人と人を結び、異なる地域や文化を理解し合う上で重要な役割を担うことができるポテンシャルに満ちています。
KOZAROCKS 2024では、沖縄がアジアと日本の架け橋となる意義を再認識し、新たな繋がりを築くきっかけとなるイベントを目指しています。

日時:2024年7月6日(土)11:00~21:00
開催場所:コザスタートアップ商店街 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1-7-8
主催:KOZAROCKS実行委員会

おきなわスタートアップ・エコシステムについて

おきなわスタートアップ・エコシステム(Startup Lab Lagoon Okinawa)は、革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を生み出しながら急成長を遂げるスタートアップを多面的に支援することで同企業が自立的・連続的に輩出され、短期間で成長する仕組み(スタートアップ・エコシステム)を構築することにより、様々な分野のイノベーションによって経済が活性化され、沖縄県の持続可能な発展につながる新事業・新産業の創出を図ることを目指しています。

住所:沖縄県那覇市松山1-2-13 長谷工那覇ビル1F Lagoon NAHA
電話:080-9855-6044
開館時間:平日 11:00~18:00
閉館日:土日、祝日、年末年始(12/29~1/3) 但し、イベント開催日は除く
メール:okst-info@okinawa-startup.jp

一般観覧者のお申し込みはこちらから!

KOZAROCKS PITCH AWARDでは、当日の一般観覧者を募集しています。参加は無料となっています。

沖縄県内だけでなく、県外海外のスタートアップの取り組みについて知ることができる機会となっております。皆様のご参加お待ちしております!

 

2024年5月7日未分類 ニュース

沖縄スタートアップ支援 合同公募説明会2024|5月10日(金)・5月14日(火)

スタートアップ・エコシステム構築支援事業よりお知らせです。

沖縄県内におけるスタートアップ向けの複数の支援事業の説明が一度に受けられる「沖縄スタートアップ支援合同公募説明会2024」が2024年5月10(金)と5月14日(火)の2日間、Lagoon NAHAOIST(沖縄科学技術大学院大学)で開催されます。

実証実験サポート事業
テストベッド実証支援事業補助金
③令和6年度スタートアップアクセラレーション事業
④令和6年度スタートアップ事業化支援事業補助金
⑤スタートアップ創業支援事業(スタートアップ起業支援金)

これらの支援プログラムについて説明を受けたり、直接相談ができる機会となっております。
沖縄でスタートアップを目指す方や成長を目指すスタートアップ企業におすすめです。

■開催概要

▼Lagoon NAHA開催 

2024年5月10日(金)15:00-18:00
住所:〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目2−13 内 長谷工那覇ビル 1F SAKURA innobase Okinawa
地図:https://maps.app.goo.gl/Kp7fqNtiTWdWKev76
内容:セミナー/支援内容説明/個別相談

▼OIST開催 

 2024年5月14日(火)14:00-17:00
住所:〒904-0412 沖縄県国頭郡恩納村谷茶1919−1 メインキャンパス C210
地図:https://maps.app.goo.gl/r4rYVUP5oRRWHJTm8
内容:個別相談のみ

皆さまのご参加をお待ちしております。

各種補助金のまとめ記事はこちらから▼
『2024年最新!スタートアップ向け補助金一覧!!』

 

2024年4月26日イベント

法人設立・スタートアップ型創業を志す方必見!起業家・専門家から実践的なノウハウを学びませんか?|スタートアップラボVol.6

法人設立、スタートアップ型創業を志す方向けの創業スクール「スタートアップラボ」Vol.6の開催が決定しました!
※現在14名の方からお申し込みいただいています。参加定員まで残り1名となりましたので、参加をご検討されている方はお早めにお申し込みください。

🙋起業・独立を考えているが、何から始めていいかわからない
🙋事業アイデアはあるが、どうマネタイズしたら良いかわからない
🙋‍♀️商品・サービスの魅力を顧客に届けるマーケティング方法がわからない

こういった悩みはありませんか?

このプログラムでは、起業までによくある悩みや課題を知る「起業家・経営者・投資家」が講師を務めます。
起業までに大切な6つのステップを実践しながら“起業”の解像度を高め、あなたの商品やサービスアイデアを具体的な事業として形にしてみませんか?

スタートアップラボってなに?

「スターアップラボ」とは、起業する上で欠かせない知識とマインドセットを身につけ、フレームワークに沿って実践と改善を繰り返す実践型創業スクールです。

「事業の設計図となる創業計画」「商品・サービスの開発スキル」「初期顧客を獲得するマーケティング手法」など、実践的なノウハウを各テーマの専門家から学べる講座となっています。

全6回、オムニバス形式の講座を受講することで、事業のプロトタイプ(=試作)となるver.0を構築し、初期顧客の獲得達成を目指します💡

※ver.0とは「商品やサービスの価値を第三者に伝えられる状態」のことを指します。

プログラムの3つポイント

POINT1 現役の実践者から学べる!

各テーマの専門家から、起業する上で欠かせないマインドセットや実践的ノウハウを学ぶことができます。

POINT2 伴走支援が充実!

起業の手順から事業内容の壁打ちまで、あなたの事業フェーズに合わせて、Lagoon KOZAスタッフへいつでも相談ができます。(講座外の時間でもOK!)

POINT3 プレゼンの機会を提供!

3ヶ月間のプログラムを通して作成した、ご自身の創業プランを発表していただきます。ピッチを通してその場で起業家・経営者からフィードバックをもらうことができます。

説明会概要

説明会では、「スタートアップラボの説明」「先輩起業家ゲストトーク」「交流会」の3つのセッションを予定しております。

プログラムの説明だけでなく、ここでしか聞けない先輩起業家ゲストの「なぜ起業したのか?」「事業立ち上げまでのプロセス」やなどこれから起業を目指す方がこれから創業を考えている方が気になることに焦点を当ててトークセッションを行います。
イベント後半では、先輩起業家ゲストと直接お話ができる交流会を予定していますのでお楽しみに!

日時:2024/6/3(月) 19:00-21:00

場所:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)

※説明会は6月3日(月)に終了いたしましたが、スタートアップラボへの申し込みは6月14日(金)まで受け付けています。

講座概要

リクルートホールディングス新規事業開発室長を経て2018年に起業家へ転身。ユーザベースへ統合され成長を続けるAlphaDriveのCEOを代表とする複数の企業を同時多発的に創業し経営する。個人投資家であり同時に機関投資家(UB Ventures)としても活動し、創業期の起業家を全面的に支援。

これまで500社以上のスタートアップ企業、1,100人以上の起業家の創業期を支援した麻生氏から、創業初期によくある失敗を防ぐために必要な実践的ノウハウを学びます。

もっと麻生氏のことを知りたい方はこちらから

「多様性を、もっとポジティブに、もっとナチュラルに」するため、多様性ファシリテーターとして行政、学校、企業を対象にDEI研修、講演、ワークショップを実施。琉球大学在学中に教育ベンチャー「株式会社がちゆん」の立ち上げメンバーとしてワークショップの企画開発や人材育成を担当。2019年から若年層向けアントレプレナーシップ育成プログラム「琉球frogs」の運営・メンターを担当。
現在は起業創業支援を行う「Lagoon KOZA」の運営責任を務める。

2021年から支援者として約1,000人以上の創業支援を行なってきた平良氏から「創業計画の基礎」を学び、あなたの起業動機から事業コンセプト、今後のビジョンを言語化することで、アイデアを事業化するための設計図となる「創業計画」を作成します。

もっと平良氏のことを知りたい方はこちらから

沖縄県内最大手のIT関連サービス企業である株式会社OCCに入社。人事・人材育成、営業、経営企画業務に従事。

 現在はITテクノロジー分野を軸に沖縄県経済の振興を図る産業支援機関として設立された、「一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)」に在籍。スタートアップ支援をメインに、人材育成分野、アイデアソン・ハッカソンの企画運営。対話型セッションによる新しい価値の創出を図るフューチャーセンターの運営に従事。
 ISCO外の活動として社会課題解決に取り組む団体理事、起業家育成イベントのオーガナイズ、大学非常勤講師、各種公的機関の委員等を務めている。


これまでアントレプレナー育成から沖縄県のスタートアップエコシステム構築まで、さまざまなスタートアップ支援を行なってきた兼村氏から市場や顧客のニーズを捉えるプロダクト開発手法「Lean Startup」を学び、フレームワークを用いてあなたの事業に適したMVPをデザインします。

もっと兼村氏のことを知りたい方はこちらから

インターネットセキュリティーソフトウェア・SaaS企業やデジタルメディア企業で営業・新規事業を経験した後、2010年エバーコネクト株式会社を創業。その後も国内外様々なベンチャー企業の創業・上場・売却に携わる。
日本・東南アジアのスタートアップへ出資する傍ら、愛知県・沖縄県をはじめとする地方スタートアップエコシステム支援も行っている。

スタートアップ経験者であり、今まで30社近くのスタートアップに投資をしてきたエンジェル投資家でもある篠原氏から、市場分析のコツや、ターゲット設定の重要性を学び、商品・サービスの魅力を顧客に届けるマーケティング戦略を立てます。

もっと篠原氏のことを知りたい方はこちらから

沖縄のIT番長こと常盤木氏。
日本を代表するテクノロジー企業で様々なプロダクト企画/開発、事業戦略や人材育成に携わってきました。
サービス業全般にデータ分析サービス事業や、開発事業を行う「EBILAB」へ創業と同時に最高技術責任者/最高戦略責任者/ヱバンジェリストに就任。
普段企業向けに実施している「伝わるプレゼン」の講座を実施します!

もっと常盤木氏のことを知りたい方はこちらから

プログラム最終回では、3ヶ月間のプログラムを通して作成した創業プランを発表してもらう「創業プランピッチ」を行います。
ピッチを通してその場で先輩起業家や専門家からフィードバックをもらうことができます。
自身の事業価値を伝え、今後の顧客獲得や資金調達につながる一歩を踏み出しましょう!

過去受講生の声

 

起業に関する課題や悩みについて気軽に相談でき、失敗にも成功にも寄り添いサポートしてくれるLagoonKOZAに出会えたことで、起業に挑戦するハードルが下がった。

 
 

実際に起業するまでの道のりが明確になったことで、事業の現在地とネクストステップを言語化することができた!

 
 

創業プランピッチ後に、先輩起業家から「やったらいいじゃん!」と背中を押してもらえたことで、起業する覚悟が決まりました!

 

前回のプログラム参加者からは、参加したことで起業や起業プロセスの解像度が高まったり、起業する覚悟がついたりと、ポジティブな声や変化が多く寄せられました✨
同じ起業を目指す仲間や、経験豊富なサポーターに出会えるのもこのプログラムの魅力の一つです!

過去スタートアップラボイベントレポート

過去の講座内容や参加者の様子を詳しく知りたい方は、過去のイベントレポートをぜひチェックしてみてください!

第1回 先輩起業家から学ぼう
第2回 起業とは何か?
第3回 事業アイデアを整理する
第4回 事業アイデアを具体的にする
第5回プレゼンテーションの極意
第6回 創業プランピッチ

まとめ

今までにない新しいビジネスモデルや、社会課題を解決するソーシャルビジネスなど、既存のビジネスモデルに当てはまらない事業アイデアも大歓迎!

スタートアップラボに参加して、起業への一歩を踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしてしております✨

 

2024年4月26日女性の起業創業 イベント 起業・創業

女性・子育て世代に特化したゆくるばスクールVol.2開講決定!

女性・子育て世代特化型創業スクール「ゆくるばスクール」Vol.2の開催が決定しました!

🙋‍♀️やってみたいことはあるけど、何から始めればいいの?
🙋‍♀️子育てしながら自分のやりたいことを仕事にしたい…

こんな悩みはありませんか?
ゆくるばスクールは、「挑戦したい」という志を持つ仲間や、創業1、2年目の先輩起業家、伴走してくれる講師と出会うコミュニティでもあります。
新しいことを始める第1歩として「私だからできること」を一緒に見つけてみませんか?

スクール申込〆切6月11日(火) 17:00

ゆくるばスクールって何?

6/22(土)から「ゆくるばスクール」Vol.2がスタートします。約3ヶ月、全6回の講座になっています。

講師を務めるのは、沖縄で10年以上女性起業家の伴走支援をしている岩渕裕子(いわぶち ゆうこ)さん。
起業の準備期間に知っておくべき情報や必要なマインドセットを、実践的に学べます。

講座で学んだことや実践の中で出てきた悩みを、同じ受講生とおしゃべりしながら共有し合い、仲間と共にやりたいことをカタチにすることを目指します!

プログラムの3つポイント

POINT1 講座

SNS活用や資金計画の立て方など超実践的なスクールを全6回にわたり開講します。

POINT2 ゆくるばマルシェ

第5回講座では、マルシェイベントを開催!
広報・集客や値段設定など、やりたい!を具体的なカタチにするための1歩を踏み出します。

POINT3 託児

子育て中でチャレンジしたくてもできない><
そんな子育て中のみなさんでも、気軽に参加できるよう託児サービス(有料)を提供します。

講座概要

第1回 06/22(土) 10:00-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:起業する「私」をイメージしよう
■オリエンテーション「ゆくるばスクール」、カリキュラムについての説明、受講生自己紹介
■地域で何か新しいことを考えたときに、何からはじめたらいいのか、自分は誰のどんな役に立てるのか?将来を見る据えた起業準備期間の過ごし方のポイント、コンセプトを明確にする重要性のお話をします。
■グループワーク:コンセプトの整理

第2回 07/13(土) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:先輩起業家に話を聞いて、コンセプトをカタチにしよう
■先輩起業家をゲストとしてお招きし自分のやりたいことに対して、どう具体的に進めていくのか?というお話をしこれまでの体験談や現在実践していることなどお話をします。
■グループワーク:コンセプトもとに提供するモノ・コトの考案

第3回 07/27(土) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:想いが伝わるSNS活用の極意
■自分の思い、起業プランを描くまでの魅力を伝え、ファンづくりを行うための情報発信手法(SNS活用法・画像編集アプリ等)について実践事例をお話しします。
■グループワーク:コンセプトを実現するサービス考案

第4回 08/10(土) 10:30-13:30 場所 Lagoon KOZA テーマ:一歩踏み出すための資金調達
■自分が提供してみたい商品やサービスについて数値化し、事業資金について考え方を学びます。
■新たな資金調達の1つとしてクラウドファンディングについての仕組みや魅力、メリット等をお話しします。
■グループワーク:起業実践準備

第5回 08/24(土) 10:30-17:00 場所 Lagoon KOZA テーマ:自分のやりたいことを実践しよう!ゆくるばマルシェ
■思いの実現に向けて、お金をかけずに、いったい何ができるのかを考え、考えたことを「私らしく」まずはやってみるという実践の場、自分のやりたいことを確認する場、自分に自信を持つきっかけづくりの場に一緒にトライしましょう。

第6回 09/06(金) 13:30-17:00 場所 Lagoon KOZA テーマ:約3ヶ月の学びをまとめよう!最終成果報告会
■「やりたいこと」「自分にできること」「これからの私」についてのプラン発表会。思い描くだけでなく、起業実践、体験を通して感じたことを踏まえ「この人たちのためにこんな役に立ちたい」を整理し、今後目指す目標を発表。

受講生の声

参加する前は、自分が思い描いている目標を人に話すことに抵抗があった。しかし、言語化することで頭の中がクリアになり、「今事業に足りないものはなんのか」や「次に行動に移すべきことはなんのか」など講師や仲間に話すことで客観的に事業を考えることができた。

先輩起業家や講師、Lagoon KOZAスタッフ、仲間が1人でも多くいる環境があって1人で悩み込まずに気軽に相談することができる環境が心強かった!

マルシェでは集客の難しさを感じたが、「チラシを親族や知人に20枚配布する」など講座中でも講師の方がおっしゃっていた、自分で行動することの大切さを感じた。

過去のスクールの様子はこちらから!

ゆくるばスクールの様子を詳しく知りたい方は、過去のイベントレポートをぜひチェックしてみてください!

ゆんたくしながらみんなでやりたい!
を実現する
先輩起業家の話を聞いて具体的な一歩目を見つける
SNSでやりたいことや想いを届ける
収益やお金について学ぼう
ゆくるばマルシェ
最終成果報告会

まとめ

「やりたいことはあるけれど、一歩踏み出せない」「これまでの経験を活かして働きたい!」そんな方は、まずガイダンスへご参加ください!

みなさんの参加をこころよりお待ちしております✨

 

2024年4月12日イベント

ゆんたくしながら仲間と学べる「ゆくるばスクール」Vol.2 説明会開催!

女性・子育て世代特化型創業スクール「ゆくるばスクール」Vol.2の開催が決定しました!📣✨

今回は、6/22(土)からスタートする「ゆくるばスクール」Vol.2のガイダンスと交流会を実施します。
「ゆくるばスクール」について説明したあと、3名の卒業生をお招きし、当時の様子を振り返るトークセッションを行います。イベント後半では、卒業生や事務局との交流会を予定しています。

ゆくるばスクールってなに?

「ゆくるばスクール」とは、女性・子育て世代に特化した実践型創業スクールです。

講師は、10年以上沖縄県で女性起業家の伴走支援をしている岩渕裕子(いわぶち ゆうこ)さん。
起業の準備期間に知っておくべき情報や必要なマインドセットを、実践的に学べます。
講座で学んだことや実践の中で出てきた悩みを、同じ受講生とおしゃべりしながら共有し合い、仲間と共にやりたいことをカタチにすることを目指します!

ゆくるばスクールVol.2詳細について

06/22(土) ゆくるばスクールVol.2 第1回
07/13(土) ゆくるばスクールVol.2 第2回
07/27(土) ゆくるばスクールVol.2 第3回
08/10(土) ゆくるばスクールVol.2 第4回
08/24(土) ゆくるばスクールVol.2 第5回
09/06(金) ゆくるばスクールVol.2 第6回

開催時間は全て10:30-13:30を予定

 

参加費:無料

定員:12名

託児サービス:先着5名までとさせていただきます

ゆくるばスクールの様子を詳しく知りたい方は、過去のイベントレポートをぜひチェックしてみてください!🙋‍♀️

 

6/1(土) 「ゆくるばスクール」Vol.2ガイダンス開催!

ゆくるばスクール」Vol.2へのガイダンスと交流会を開催いたします!

スクール説明後に実施する卒業生トークセッションでは、当時の様子についてお伺いします。

「ゆくるばスクールの雰囲気は?」
「受講する中で大変だったこと、楽しかったことは?」
「卒業した後の活動は?」

ここでしか聞けない「ゆくるばスクール」での体験談を、卒業生にざっくばらんにお話ししてもらいます!✨
まずはガイダンスに参加して、挑戦への一歩を仲間と共に踏み出しませんか?
みなさんの参加を心よりお待ちしております!

◆登壇者

赤嶺 秋さん(ゆくるばスクール1期生)

帝王切開ママの産前産後ケア「秋ちゃん助産院」(公式Instagramはこちらから

西村 祐希さん(ゆくるばスクール1期生)

妊娠からできる心と身体の土台づくり((公式Instagramはこちらから

登川 めぐみさん(ゆくるばスクール1期生)

元教員による自己理解・チームコーチング(公式Instagramはこちらから

 

◆説明会概要
日時:2024/6/1(土) 10:30-12:30
場所:Lagoon KOZA(沖縄市中央1-7-8)
参加費:無料

 

 

2024年3月15日イベント

【4月27日(土)説明会開催!】沖縄発スタートアップ型創業を目指そう!|『ゼロからの起業』STARTUP BOOT CAMP

「ゼロからの起業」STARTUP BOOT CAMPの第5期生の募集を開始しました!

これまで500社以上のスタートアップ企業の創業期を支援してきた麻生氏が講師として、豊富な経験を活かした超実践型起業講座を5月31日(金)から開講いたします!

このプログラムは、創業を目指す方々や独立して間もない経営者のために設計され、4ヶ月の期間中に、「事業設計戦略」「顧客開発」「創業期の資金調達」など創業初期に必要なスキルや知識を体系的に習得し、周囲を巻き込み力強くスタートできる状態を目指します。

起業家であり、投資家でもありながら、あらゆるビジネスの創業の実践経験をもつ講師から、創業期を乗り越えられる考え方やスキルを身につけて創業期を乗り越えませんか。

「沖縄発スタートアップを目指したい」「自信を持って会社設立の準備を進めたい」そんな方の参加をお持ちしております。

こんな人にオススメ!

✔️これまで培ってきたスキルを活かして、近々独立を考えている方

✔️初期で失敗しない、長く存続できる会社をつくりたい方

✔️創業初期に必要な実践力を体系的に学び、起業家として着実な進化を遂げたい方

4ヶ月の受講期間内で、とことん自分と向き合い、創業期に知るべき最も重要な事柄を身につけ、力強くまわりを巻き込むことのできる創業ストーリーを描き、起業同期と共に起業家としての確かな第一歩を踏み出しませんか。

ぜひ説明会へ一度参加してみませんか?

説明会概要

プログラム講師を務める麻生要一氏と先輩起業家ゲストが、創業直前・直後の生々しい話が直接聞ける説明会を開催いたします。

プログラムの説明だけでなく、ここでしか聞けない先輩起業家の創業期の失敗談や初期顧客獲得と売上を立てるまでの紆余曲折が聞けるトークセッションもありますのでお楽しみに!

日時|4月27日(土) 17:00-19:30

場所|Lagoon KOZA(沖縄市中央1丁目7-8)

講師はどんな人?

麻生 要一

株式会社リクルートへの入社後、社内起業家として株式会社ニジボックスを設立し、創業社長として企業規模を150人まで拡大。
2018年に起業家に転身し、複数の企業を同時に創業。500社以上のスタートアップ企業の創業期を支援。

プログラム日程

卒業生インタビュー動画

卒業生の記事はこちら!

 

2024年3月1日イベントレポート

ひとの心を動かすプレゼンテーションの極意|スタートアップラボVol.5 第5回講座イベントレポート

2/13(火)に「スタートアップラボVol.5(以下、スタラボ)」の第5回講座が開催されました。

今回は、DXエバンジェリストの常盤木龍治氏をお招きし「プレゼンテーションの極意」についてお話ししていただきました。
第3回そして第4回で考えた自分のやりたいこと、事業アイデアをどのように伝えるのか?どのように見せるのか?を学びました。常盤木氏から伝授いただいたポイントの一部を記事の中で紹介しているので、ぜひ皆さんも活用してみてください!

常盤木さんってどんなひと?

常盤木 龍治氏

沖縄のIT番長とも呼ばれている常盤木氏。日本を代表するテクノロジー企業で様々なプロダクト企画/開発、事業戦略や人材育成に関わる。サービス業全般にでデータ分析サービス事業や、開発事業を行う「EBI LAB」へ創業と同時に最高技術責任者/最高戦略責任者/エバンジェリストに就任。

プレゼン初級編|プレゼンは才能ではなく、努力。

講座冒頭で常盤木氏より、プレゼンテーションの目的は何か?という問いかけがありました。
プレゼンの目的とは「相手の感情を動かし、相手の行動に影響を与えること」
ただ伝えるだけではなく、相手の第一印象を変化させ、仲間になりたい!とポジティブになってくれることだとレクチャーいただきました。

特に、プレゼンの準備時と本番時で押さえておくべきポイントをお話ししてくださいました。その一部をご紹介いたします!

準備時|1ページあたりの情報は少なめに。

情報量の多いスライド資料は、注目すべきポイントが多く、相手の印象に残りにくいとのこと。
相手にどうしても伝えたいポイントを絞り込み、スライド資料に落とし込むことが大切です。

本番時|問いかけをつくる。

問いかけを部分部分に入れることで、聞いてる側の参加者意識が向上します。
これは、プレゼンテーション初心者でも挑戦できるテクニックになっています。

本番時|からだを使う。

ひとりひとりに語りかけるように、体を使い表現することが重要です。
挑戦するにはハードルは少し高いですが、スクリーンを指すなどの小さな動作から練習することが鍵です。

他にも、様々な意識すべきポイントをレクチャーしていただきました!

また常盤木氏は何度も「プレゼンは才能ではなく、努力だ」とお話ししていました。
練習を重ね、何回もブラッシュアップする。行動した分だけ、相手を動かすことができるプレゼンになる。
常盤木氏からの熱いメッセージは、受講生ひとりひとりの心にしっかりと刺さっている印象を受けました。

初級編を学んだ後は、受講生に実際に発表してもらい、講師からコメントをいただきました。

「子どもを持つお母さんのサポートがしたい」「まるで ”生かされている” かのような高齢者をサポートしたい」といった、これまでの講座のなかで言語化具体化したアイデアをプレゼン。
すぐに実践できるコメントをいただき、ひとつひとつのアドバイスをメモする受講生の様子が印象的でした。

 

プレゼン上級編|プレゼンは、聞いてもらう人への愛。

講座後半では、主に「話し方」に焦点をあててお話ししてくださいました。
「話しているなか寝ている人がいるのであれば、それは話し手の責任である」と常盤木氏。

プレゼンテーションで1番大切なことは「聞いてくれる人への愛を忘れないこと」
一人一人を認識して話し、スライドの見せ方は聞き手への細心の配慮を忘れないことが鍵だとお話ししていました。

プレゼンテーション以外の自分のサービスや商品を説明する際にも、話すスピードや構成の順番など意識する部分は共通しているとのこと。
今回講座で学んだことを活かし、今後受講生がどのようにステップアップしていくのか楽しみです!

第5回講座を受けての受講生の声

最後に、第5回講座を終えた受講生の学びになったこと・印象に残ったことを一部紹介いたします!

「初めてプレゼンのことを学べた。講座の全てが気付きでした。」

「新しい気づきがありまくりでした!自分自身を鍛えることをしたいので、リアルで学べて本当に良かった。」

「とにかく練習をする。講座内容を踏まえてプレゼンに挑もうと思う。」

といった声が上がっていました。

プレゼンテーションの目的から、実践的なスキルやコツまで全てを学べた第5回講座。
常盤木氏のお話を踏まえて、受講生ひとりひとりが最終プレゼンに向けて火がついた様子が見られました!

次回講座について

スタラボ第6回講座は、いよいよ受講生の創業プランピッチです。
12月からの講座で学び、具体化した受講生のやりたいことをプレゼンしてもらいます。

 

Lagoon KOZAの創業スクールについて

Lagoon KOZAではスタラボだけではなく、女性・子育て世代に特化した創業スクール「ゆくるばスクール」や、創業期特化型起業ブートキャンプ「STARTUP BOOTCAMP」なども開催しています。スタラボに関しても、第6弾「スタートアップラボ Vol.6」も開催予定です。

今後参加してみたい・興味のあるスクールがある方は、下記フォームから登録して、いち早く情報を手に入れませんか?

 

2024年2月1日起業・創業 イベントレポート

あなたの想いをカタチにする|スタートアップラボVol.5 第4回講座イベントレポート

1/30(火)に「スタートアップラボvol.5」(以下、スタラボ)の第4回講座が開催されました。

今回は、数多くの創業相談を経験してきたLagoon KOZA スタッフ平良が「想いをカタチにする」というテーマを担当しました。

第3回講座で考えたIKIGAIをもとに事業アイデアを具体的にするべく、本講座では平良から様々なフレームワークを学び、実践しました。学んだフレームワークの一部を記事の中で紹介しているので、ぜひ皆さんも活用してみてください!

平良亮太さんはどんなひと?

平良亮太氏

琉球大学在学中に教育ベンチャー「株式会社がちゆん」の立ち上げメンバーとしてワークショップの企画開発や人材育成を担当。また、若年層のアントレプレナーシップ 育成事業「琉球frogs」のオーガナイザーを務める。
現在はLagoon KOZA運営責任者となり、創業支援や機運醸成イベントを企画運営。

6つのフレームワークを使った事業づくり

講座冒頭では、スタラボの目的は「事業内容を伝えて人の心を動かすこと」だと改めて平良から話していました。
事業アイデアをどのように具体化するのか?どのような観点から事業内容を考えるのか?そのためには6つのフレームワークが鍵だそうです。

1.MVVビジョン・ミッション・バリュー(MVV):組織の成長に向けた羅針盤としての役割を果たす経営の中核に置く概念のこと

2.ペルソナ設定:
自社の商品・サービスを使用する典型的な顧客像を設定すること

3.6UPsketch:
ユーザーがそのプロダクトやサービスを、どこで知って、どのように使い、
使った結果どうなったというストーリーを6コマで表したもの

4.ロードマップ:
プロジェクトや事業における「目標達成までの道筋」を時系列で示したもの

5.ビジネスモデルキャンバス(BMC):
複雑なビジネスの構造を視覚的にわかりやすくしたもの

6.ビジネスモデル:
事業が利益を生み出すためのしくみのこと

「フレームワークがあってもうまく活用するイメージができない…」そんな方のために、Lagoon KOZAの事業を例にフレームワークの活用法を説明してくれました。Lagoon KOZAが掲げるビジョンやミッション、顧客像などを例にそれぞれどのようにフレームワークを活用したのかを解説してくれました。

「フレームワークがあってもうまく活用するイメージができない…」そんな方のために、Lagoon KOZAの事例にフレームワークの活用法を説明してくれました。アイデアの具体化は事業計画や広報戦略が明確化にすることを、受講生が身をもって学ぶ時間となりました。

顧客について考える「ペルソナ設定」と「6UpSketches」

講座内で登場した6つのフレームワークの一部をご紹介いたします!

ペルソナ設定とは?

「自分のサービスを届けたい人はどんな人なのか?」を設定するためのワークがペルソナ設定です。漠然と「こんな感じの人」とイメージするだけではなく、より良いサービスのためには細かくペルソナ像を設定することが必要となります。
「その人が普段何時に起きるのか?」「休日はどこに行くのか?」「使用しているデバイスは何か?」など
こんなところまで想像しないといけないの?というところまでイメージすることが求められます。ちなみに、「どんな口癖をしているのか?」を設定しているところもあるそうです。

6UpSketchesとは?

ペルソナ設定でイメージした人物が、どのような過程で自分たちのサービスにたどり着くのか?を6コマ漫画のようにイメージするのが「6UP sketches」というワークです。このワークで重要なのが「映像化する」ということで、どのようなシチュエーションで、どの媒体を通じてたどり着くのかなどの具体的なストーリを想像すること大切だそうです。

事業のこれからをイメージしてみよう

講座後半は自分のサービスをどのように展開していくのか、事業のこれからを考える時間でした。


ロードマップを用いたワークでは3年後事業をどのようにしていたいかを想像してもらい、そこから逆算してやるべきことを明確にしていきました。そして、事業を始めるためにどれほどの資金がいるのか?今後どのように売り上げをあげていくのか?を整理するためにビジネスモデルキャンバスを活用しました。このワークは融資を受ける際の書類作成に役立つのでぜひ活用してみてください!

また事業のこれからを考える上で、社会の変化にも対応していくことが必要と話す平良。今のブームが数年後どうなっているのか?社会がどのように変化していくのかを考えることが大切です。そこで平良から、未来年表データベースから、未来予測を検索できるサイト「未来年表」の紹介がありました。結構細かく予想されていて見るだけでも面白いので気になる方は調べてみてください!

フレームワークはあくまでも手段

フレームワークを活用する上で「まずは埋めてみる」ことが大切だと話す平良。埋めてみる過程で、埋まらない部分が必ず出てきます。その部分が自分の足りないところや、思考が不足しているところだとレクチャーしていました。

そして講座の最後には「フレームワークはあくまでも手段で、埋めることを意識しすぎるのではなく『なぜあなたが取り組むのか』を意識することが大事である」とフレームワークを使用するうえでの注意点も話していました。

第4回講座を受けての、受講生の声

最後に、第4回講座を終えた受講生の学びになったこと・印象に残ったことを一部紹介いたします!

「具体的に金額やサービスに落とすところが書けなかったので、そこをより具体的に考えてもっと解像度を上げようと思います。」

「その人が何に困ってて、どうしたいのかをイメージしながら出来ました。」

「ターゲット層をより明確にすること、3年後のビジョンを描くことは実際に動くにあたって大事なことなのだなと感じた。」

といった声が上がっていました。

受講生の中には、ペルソナ設定でイメージした人物に実際に会ってみる!と意気込む受講生も。
講座を経て受講生たちの事業の解像度が向上し、次のステップが明確になっている様子が見受けられました。

次回講座について

「スタートアップラボVol.5」第5回講座のテーマは、DXエバンジェリストの常盤木龍治氏による「プレゼンテーションの極意」です。

Lagoon KOZAの創業スクールについて

Lagoon KOZAではスタラボだけではなく、女性・子育て世代に特化した創業スクールゆくるばスクールや創業期特化型業起業ブートキャンプSTART UP BOOTCAMPなども開催しています。スタラボに関しても第6弾「スタートアップラボVol.6」も開催を予定しています。
今後参加してみたい・興味があるスクールがある方は下記フォームから登録して、いち早く情報を手に入れませんか?

 

2024年1月18日事業承継 イベント

【事業承継✖︎Beyondミーティング】後継者と一緒により良い「まちづくり」をしませんか?

イベントのご案内📢
2024年2月15日(木)に「事業承継」をテーマにした、BeyondミーティングをLagoon KOZAで開催!✨

今回のBeyondミーティングでは、すでに事業承継をしている後継者の方々がご登壇!
私たちのまちをよりよくしたい、挑戦している人を応援したい、そう思っているあなたピッタリなイベントです。ぜひ一度、あなたも参加してみませんか?

【日時】
2024/2/15(木)17:30受付開始/18:00-20:00

【場所】
Lagoon KOZA(沖縄県沖縄市中央1丁目7-8

【申込方法】
お申し込みはこちら

Beyondミーティングってなに?

課題解決に向けて「挑戦するひと」を全力で応援するブレスト作戦会議です。

組織や肩書き、世代を超え、上下関係なく誰もが平等に参加。登壇者の悩みや課題の解決に向けて、批判やアドバイスとは少し違う、「いいね!」「おもしろい!」が飛び交う場です。

Beyondミーティングだからこその出会いやアイデアが、「挑戦するひと」のワクワクや行動のきっかけに。
どなたでも参加可能なこの会議で、共に新たな視点や解決策を見つけましょう!🔥

事業承継とは?

事業承継をひとことで説明すると「会社の経営権を後継者に引き継ぐこと」。
近年、中小企業や小規模事業者の経営者の高齢化が進行し、重要な経営課題となっています。

もちろん、「誰かに引き継いでもらおう!」と、後継者をさがしている事業者さんもいらっしゃいますが、なかなか見つからないという課題があります。

その結果、私たちのまちの「あのお店、あの場所」が次々となくなってしまい、 地域経済の衰退、最終的にはまちの文化や景観が失われてしまう…なんてことも。

つまり事業承継とは、単純に「会社やお店を残すために誰かに引き継ぐ」というだけでなく「私たちの暮らしをつくり、残していく」ことになるのです。

過去のBeyond参加者の声

これまで開催されたBeyondミーティングに参加された方からは、このような感想が寄せられました。

🙋「様々な参加者の視点からの意見交換することができて良かった!」

🙋「アイデアを共有し、事業にどう活かしていけるか、アクティブに考えられるこの環境がとても刺激的で素敵な間だった!」

🙋「事業を進めるなかでの具体的な課題感や、それに対するアイデアが聞けたことがとても良かった!」

「事業承継✖︎Beyondミーティング」の目的とは

Beyondミーティングを通して、後継者同士や、後継者とその挑戦を応援したい人など横のつながりを作ることができる場です。また、あなたの「アイデア」や「意見・考え方」で一緒に彼らの背中を押しませんか?

そして事業承継の悩みや課題を、今回のBeyondミーティングをという場を使って、私たちのまちをよりよくしていくアイデアを一緒に考えましょう!

それが、今回「事業承継✖︎ Beyondミーティング」を実施する一番の目的です!✨

こんな人におすすめ!

以下のような意志をお持ちの方であれば、どなたでもウェルカムです!
ぜひ一度、あなたも参加してみませんか?

「事業承継している人に会ってみたい!」

「何ができるか分からないけど、でも何か挑戦したい!」

「挑戦している人を応援したい!」

「私たちのまちを守りたい!」

登壇者紹介!

仲宗根糀家次期2代目 山川剛司さん

奈良県出身。1992年生。飲料メーカーを経て、2021年に沖縄移住。日系コンサルティング会社にて民間企業の経営支援に従事しその後、独立(企業のSNS支援、事業計画策定支援を行う)2023年からは那覇市の糀(こうじ)製造会社の次期2代目として事業承継中。

金城畜産2代目 松田正太さん

宜野座村出身、1983年生。高校時代は21世紀枠で甲子園に出場し、ベスト4。大学卒業後は役所に11年勤め、知見を広め、地元に貢献できるようにと証券会社に転職。その後、2022年8月から金城畜産2代目として事業承継。

 有限会社育陶園 高江洲若菜さん 

1982年生 短大学卒業後2003年家業である育陶園へ入社 会社の法人化に伴い社内の整備をおこない、既存の「育陶園」のブラッシュアップと共に、 5のブランド立上げと店舗運営を行い入社から10年で売上を2倍へと伸ばした 2020年に事業を継承し有限会社育陶園の代表取締役へ就任。

沖縄県ローラースポーツ連盟理事
合同会社OratoriumOrion 代表社員 仲本武史さん

沖縄市コザにあるSKATE CLUB ORIONというスケートボードの室内ミニランプ施設を運営しながら、沖縄県ローラースポーツ連盟理事を務める。都市型スポーツを通じて地域の発展を追求し、特に子どもたちの居場所づくりに注力。地元に愛される飲食店「北京亭」や「ニューヨークレストラン」の再開への挑戦を通じ、地域の老舗の後継者問題にも関心を持ち、まちで事業承継ができるモデルを構築中。

タイムテーブル

1.開場
2.オリエンテーション
3.登壇者のピッチ
4.ブレスト Round 1
5.休憩
6.登壇者のピッチ
7.ブレスト Round 2
8.応援タイム
9.集合写真
10.終了
※内容は変更することがあります。